022 1-3-7 Q&A
【生きたい】悪役魔術師ラグルスになった女のスレ 7
576:1 ID:V1lLa1n+
聞いてきーたよ
577:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
おつかれ
579:名無しの転生者さん ID:hEr0iNE/
回答はよ
580:1 ID:V1lLa1n+
・世界滅亡計画
ラグルス「世界滅亡か。今はもうそんなことをする気は毛頭ない」
私「え、そうなんだ?」
ラグルス「ああ。……今思えばあの王国が滅んだ時、自分たちの身に降りかかった事を、世界中の全てに味わわせてやりたいと思ったのが始まりだった」
ラグルス「……ふ、要するに子供の八つ当たりだな」
この人めっちゃ自嘲的な笑みを浮かべてる……
なんかラグルスくん、この話題に対して妙に冷めてるというか、達観してる感じに見えるんだけど
583:名無しの転生者さん ID:ZaYM4VEH
ラグルスくん、計画始めてからせいぜい数年だろ
さめるの早くない?
584:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH
へ〜世界滅ぼそうとしだしたの王国の事件の時からだったんだ
586:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr
本人の中で黒歴史化してそう
589:1 ID:V1lLa1n+
まだ滅亡の手段になりそうなものかき集めてる段階で弟妹の生存を知ったらしいよ
原作と違って生きてること知ったのが大きいんじゃないかな~と思います
592:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ
>>589
知らんままなら今も滅ぼしたろ!してたんやろな
593:名無しの転生者さん ID:ZaYM4VEH
>>589
じゃあ今は滅亡をもくろんでたつってもあんまりやらかしてない感じ?
595:名無しの転生者さん ID:hEr0iNE/
ラグルスくん「世界なんかクソや……せや!世界滅ぼしたろ!」
↓
ラグルスくん「弟妹生きとったわ!やっぱ滅亡計画やめ!」テノヒラクルー
なるほどこうか
598:1 ID:V1lLa1n+
・ご趣味
ラグルス「趣味?魔術書を読むこと、魔術の研究、あとは魔法薬の調剤といったところか。そもそもなぜそんなことを聞くんだ」
私「なんとなく」
ラグルス「……」
・「ラグルス・ヴィア・ヴォロス」って元からこの名前だったの?
ラグルス「今の名前は楽園で得たものだ」
私「楽園 #とは」
ラグルスくんが言うには、魔術師の楽園っていう魔術師たちの組織に正式に所属すると姓がもらえるらしい
いくつか種類があるなかから選ぶ、元から姓がある人は元の姓のままでもOK
あと一定以上の役職につくと姓の前に役職を示す名前がつくそうな
600:名無しの転生者さん ID:qJfRGTx3
>>598
ご趣味が魔法世界の陰キャ感ある
605:名無しの転生者さん ID:fa1nEB/X
わりとイメージ通りの趣味だ!
606:名無しの転生者さん ID:GEnKa2iT
原作にないこぼれ話聞いてる気分
603:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
ラグルス ←個人名
ヴィア ←役職を表してる
ヴォロス ←楽園所属員の姓
つまりこういうことか
609:1 ID:V1lLa1n+
・なんで髪の色変なの?
↑この文そのまんま口に出して聞いたんだけど
ラグルス「貴様、人の容姿をそのように形容することが(中略)そもそも貴様は常識が(中略)二度とそのような(略)」
なんか長文で皮肉たっぷりに叱られちゃった
髪の色については魔力とか魔術、聖力とか瘴気の影響で髪とか爪とか瞳とか体の一部が変色することがあるらしい
ちなみに楽園に所属する魔術師の約1割にその現象が起きてるって言ってた
元々この世界ファンタジーな色合いの人けっこう多いけど中には変色してる人もいるかもね
611:名無しの転生者さん ID:hEr0iNE/
そら叱られるわ
612:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
>>609
もうちょっとオブラートに包めよ
618:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr
多少色が変わっても周りがカラフルだったら浮かなさそう
617:名無しの転生者さん ID:RCUT9dEx
あとは追放事件だけか
これが一番気になってるんだが
621:1 ID:V1lLa1n+
最後は引き取られた先の家から放逐された事件ね
聞いた時最初ちょっと嫌な顔されて渋られた
ラグルス「……それは言わなければならない話なのか?」
私「見たいのか?いい年した人間の“ 本 気 ”の駄々こねを……」
ラグルス「訳のわからない脅し方をするな」
私「このままだと勇者の仲間たちの前で駄々をこねるラグルス・ヴィア・ヴォロスの図ができあがるが?」
ラグルス「ひとの体で駄々をこねるな!」
624:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH
>>621
自分の体を人質にとられてて可哀そうだなあ
俺じゃなくてよかったッ!
625:名無しの転生者さん ID:gDN/hr+E
>>621
変な奴が体に入ってきたばっかりに……
かわいそうに(笑)
626:名無しの転生者さん ID:qJfRGTx3
>“ 本 気 ”
本気と書いてマジって読んでそう
629:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL
その状態でだだをこねてもラグルスくんの体の中に入ってる限りお前ごと変な目で見られると思うけどいいのか?
630:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm
ラグルスくん大変そうやな
他人事だからワイにとってはエンタメやけど
*****
ラグルスには、一体何が起きているのかわからなかった。
「お前には失望した。……残念だよ」
かつてラグルスが引き取られた家の本館。
騎士たちに取り押さえられたラグルスを、当主が見下ろす。その瞳には温度が感じられない。
ある日、そろって食事をしていると当主が倒れた。駆け付けた医師の見立てでは当主の食事に特殊な魔法薬が盛られていたという。
その魔法薬は特定の病を得た者以外が使えば魔力に異常をきたすものだ。
ラグルスや同い年であるこの家の嫡男のように魔力の強い者であればせいぜい魔力が弱まるだけで済むが、当主にとっては命の保証が出来ない代物であった。
「今までの働きに免じて出て行かせるだけで済ませてやる。二度とその顔を見せるな」
その言葉を最後にラグルスは追い出された。
彼は呆然とする。あっという間にラグルスが疑われ、なぜか彼の部屋から問題の魔法薬が見つかり、こうして放逐された。
ここにラグルスの弁明を聞き入れる者はいなかったのだ。
しばらく家を眺めていたが、ふと上に目線をやると窓から兄と慕っていた男がこちらを見ていることに気がつく。……口元に笑みを浮かべている。
ラグルスはその表情を見て背筋にすっ、と冷たいものが走った気がした。
*
「後からいろいろと調べたが、その男が俺に魔法薬を盛ろうとして失敗したようだ。そして発覚を恐れ、俺に罪を着せた」
精神世界の中で、ラグルスがどこか遠くを見ながら語る。
「調査結果で濡れ衣を晴らすとかはしなかったの?」
「状況証拠がほとんどなうえ、俺はただの平民だったからな。もしも訴え出たとしても相手にされなかっただろう」
彼女の問いに答え、ふう、と息を吐き出してラグルスが顔を歪める。
「魔術の素質を見込まれてあの家に拾われた俺からその魔術を奪おうとするほど、疎まれていたようだ。そうとも知らず俺はあいつを兄と慕っていた……馬鹿みたいだろう?」
ふ、とラグルスが口元に歪んだ笑みを浮かべた。
その出来事は、彼の傷となっているのだろう。見ている彼女まで心がキリキリと痛むような気がしてくる。
彼女はこのような空気が苦手だ。
だから、ひとつ提案してみることにした。
「ラグルスくん」
「……なんだ」
こちらを向いた彼の目をしっかりと見つめ、言葉を届ける。
「ほ……いや、ラグルスくんの弟妹のところに行ってみない?」