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012 1-2-8 死亡フラグとニアピン

【生きたい】悪役魔術師ラグルスになった女のスレ 3


900:1 ID:V1lLa1n+

 やったー街まで着いた!!

 ここから気ままな一人旅ですわよ!!!


902:名無しの転生者さん ID:a7d8VEnt

 おつかれ


905:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 乙


906:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm

 >>900

 おめでとさん


909:1 ID:V1lLa1n+

 私「あとはギルドで人を雇うなり情報を集めるなり……まあ、好きにしろ。それで里の場所だが」

 のじゃ「その前に話があるのじゃ!」

 おん?


910:名無しの転生者さん ID:ga+SlRKR0

 おおん?


912:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ

 なんや


916:1 ID:V1lLa1n+

 のじゃ「お主、……わらわと婚姻するのじゃ!」

 ハァーン???


918:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 なんでそうなった?


919:名無しの転生者さん ID:9C5y+U4x

 いきなりのプロポーズ


923:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm

 そんなフラグなかったやんけ


924:名無しの転生者さん ID:ga+SlRKR0

 原作でもそんなチョロインだったん?


928:名無しの転生者さん ID:9C5y+U4x

 >>924

 現実にフラグとかは特にないぞ

 それにしても突飛だけど


927:1 ID:V1lLa1n+

 話をまとめると

 ・そっけない態度と裏腹に優しい()行動

 ・魔術の腕も素晴らしく、たとえ一族に反対されようとも新しい技術を取り入れるのはよいのでは

 ・なんか見た目も褒められた(こっぱずかしい表現だったので省略)

 ・魔術以外の強さも申し分なく、私と巫女なら強い子が望める(別にいらないが)

 あたりが理由らしい


 最後のなんか生々しいやつはともかく、話してる様子からすると恋に恋するお年頃かな?って感じが強い


930:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr

 スレ主が……優しい……?


934:名無しの転生者さん ID:5PZyVgBL

 取引相手だからちゃんと護衛してたのが優しい()になったのか


933:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ

 >>927

 イッチ結婚するんか?


935:名無しの転生者さん ID:NOyRit2T

 結婚するのか、俺以外のヤツと…


938:名無しの転生者さん ID:ga+SlRKR0

 ご祝儀いくらぐらい包んだらいい?


941:1 ID:V1lLa1n+

 >>933

 結婚はしない

 巫女にもなんか引き下がられてるけどしない

 なんか男がお好みなら合わせられるとか容姿だって変えられるとか言ってるけどそういう問題じゃないし絶対にしない

 というか男になったら強い子うんぬんのメリットなくなるのでは?いやいらんけども


 のじゃ「ならば、一体どうすればお主はわらわと婚姻するんじゃ!?」

 私「しない。貴様が何をしようがしまいが、俺が貴様と結婚することなどない」

 のじゃ「なんじゃと!!わらわには魅力がないとでも言うのか!?」

 私「俺にとってはそうだな」


945:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH

 めちゃくちゃバッサリ斬ってるな


946:名無しの転生者さん ID:9C5y+U4x

 オーバーキルでは?

 と思ったけどしつこく食い下がってきてたらしょうがないか……


949:名無しの転生者さん ID:k/ngWZ8e

 >>946

 変に希望持たせるよりは誠実なんじゃないかなぁ


948:名無しの転生者さん ID:a7d8VEnt

 まあズルズル引きずるよりはスパッと叩き折られた方が傷は浅いと思う


950:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr

 断ってるけどこれもし受けても後から「なんか思ってたのと違った」って離婚しそう


953:1 ID:V1lLa1n+

 なんとか巫女に諦めてもらうことに成功

 情報をもらって解散!ミッションクリア!!!

 一旦街で消耗品とか補充してから転変の一族のところへ行くよ


954:名無しの転生者さん ID:NOyRit2T

 おめでとう


955:名無しの転生者さん ID:uqKO/6oH

 へー引き下がったんだ


958:1 ID:V1lLa1n+

 ゆっ、


960:名無しの転生者さん ID:8g5rJ5Gm

 ゆ?


961:名無しの転生者さん ID:Ldh7TgdZ

 どしたん


964:1 ID:V1lLa1n+

 あっっっぶね!!!

 勇者くんいた!!!!!

 [画像ファイル]


967:名無しの転生者さん ID:wCqsy9zr

 おっ死んだか?


968:名無しの転生者さん ID:ga+SlRKR0

 勇者くんこんな感じなんやな

 いかにも優しげ主人公


969:名無しの転生者さん ID:f4lkrxnU

 ☆☆☆☆転生者が死んだら書き込むスレ一覧☆☆☆☆


 【成仏させて】死因報告スレpart253【クレメンス】

 [URL]

 苦しかった死に方昇華スレ 98☆彡

 [URL]

 そろそろ輪廻を終えたい人のスレ その111

 [URL]


971:1 ID:V1lLa1n+

 まだ死んでない!!!



*****



 彼女の心臓がドクドクと激しく鳴っている。

 視線の先では原作でラグルスを殺す相手、聖剣に導かれし勇者アーク・シェインナが仲間と談笑していた。


 今の彼女にとって勇者は自身の死そのものに等しい。

 彼女は勇者がこちらに気づいていないことを確認すると、一目散に街を出て大森林へと入った。



  *



 大森林。

 木々の間を飛びぬけ、魔物の頭を踏み、すさまじい速度で駆ける。


「はあっ、はぁっ、はっ……!」


 そうして十分ほど全力で走り続けた後やっと彼女は止まった。

 心臓は張り裂けそうなほど鼓動を刻み、嫌な汗が背中を伝う感触が気持ち悪い。

 息を整えながら彼女は自分がやってきた方向を見る。もちろん誰もいなかった。

 呼吸が元通りになるまでずっと眺め、誰もやってこないことを確かめやっと安心する。


「……行くか」


 彼女は疲れた心を無視しながら、巫女から教えられた道を辿った。


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