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最終章 『春のマリア』  作者: 松島 雄二郎
騎士学一学期 短話編
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お正月の暇つぶし 直近の人物編

ルリア・ハストラ

 一年D組の地味な花。男子人気は高かったが非情にも二年のチャラ男とお試し交際スタート。ベル君は泣いていいぞ。

 勉学も武術も得意と公言する料理ですら平凡。勤勉な性格のため日頃から鍛錬を欠かさないにも関わらず努力が報われない平凡ぶり。ちゃんと勉強しているのに理解が薄いところ出題されるなどでテストの点数も平均くらいという、クラスに一人はいる要領の悪い子。

 じつはバイアットことデブの親戚。と言っても家臣の家柄だ。



ラケス・シグ・バルド・フェニキアックス

 アシェラ神殿大司祭。かつては砂のイルドシャーンの下に潜伏して情報収集の任務にあたっていたがゴタゴタしてきたので逃げてきた男。本作の人物としては珍しいガチホモだったが女神アシェラと邂逅を果たしロリコンの属性に目覚める。もしやカトリたんと話が合うのではなかろうか?

 純後衛魔導師でありけっこうな猛者だが出番の予定がほぼナイ。



エリア=ファティマ・ユーノ・リノ・アシャー

 イルスローゼに出向するS鑑定にしてアシェラの巫女。目の肥えた主人公リリウスをして桁違いの美少女と唸らせるだけはある美少女であるがガチ百合。いつかアシェラに所望される日のために美容・健康管理を徹底している。

 基本ぐーたら。趣味は恋愛小説でたまにBL。しかしいつでも主のために命を捧げる覚悟だけはできているという隠れた狂信者。



アリステラ=デスアビス・ラ・セイラー・アーキマン

 デス教団の最高位司祭クラッススの孫娘にして冥府の王デスの巫女。ゲーム『春のマリア』には専用エンディング『死が二人を分かつまで』がある。なおかなりの高難度のためゲーム発売から二年が経過するまで専用エンドが発見されなかった。アルバムのエンディングリストが一つだけ抜けていたためロザリアルートがあるのではないかと考えたプレイヤーがそっちばかり探してたせいという説もある。

 ハンドルネーム・クロノス氏の投稿によって専用エンディングが発見される。投稿後は先駆者に続けとばかりに達成者が後を絶たず、直後に行われた第三回人気投票では見事一位の座に輝いたとかいないとか。

 さあ君もママになってみないか?



ベル・トゥルーズ

 容姿は平均的。成績も平均的。家柄もパッとしない。周囲の認識がウェルキンの腰巾着という敗者の星に生まれてきた男ベル君。唯一の取り得は友達は裏切らない。

 何かと裏表のある人物の多い本作において本当に何も持っていない、ある意味において希少な男と言えるだろう。



ウェルキン・ハウル

 君は知っているか! 男の中の男ウェルキン・ハウルの伝説を。

 同じ女に告白すること四度それでもめげないしぶとい快男児。いかなるゴメンナサイにも冷遇にもけっしてめげないので逆に尊敬されつつある偉大なるD組馬鹿男子代表。

 え、裏の顔? あるわけねーだろ。



レリア・スカーレット・ジーニー

 考古工学部のウィッチクイーン。科学の発展のためなら部員の魂も高値で売り始める超マッド。ガイゼリックから資金提供を受けて帝国内の先史文明の遺跡を採掘している。普通にオーバークラスウィザードだし普通に英雄級の実力者。

 研究資金に困っていない時は尊大で人の頼みなんて聞きやしないが、おかねが無くなると悲しそうな顔でガイゼリックの下を訪れて頭を下げるらしい。可哀想だから定期的に援助してやれよ。

 たまに甥を名乗る人物から多額の送金がやってくるが部員と豪遊する等金遣いが死ぬほど荒いので一か月保たずに使い切っている。



ジョン♂

 学院の敷地内をふらふらしてる野良犬。犬種は秋田犬に近い。お昼になると学食の近くをうろついて女子から餌を貰う代わりにモフられている。完全に自分の可愛さをわかっている系のわんこ。

 なぜかリリウスからライバル視されている。



ディルクルス・フラウ・ヴェート

 リリウスの流言飛語によってA組に築いた地位を失った哀れな男。その後バイアットと手を組んでリリウス・マクローエン排斥のために動き出す。言動が一々ホモ臭い。真実はテントの中に籠るじめっとした暗闇だけが知っている。



パインツ先生

 一年A組担任。ドワーフのような見た目をしているが両親は背高人トールマン。おそらくは先祖帰りなのだがその設定は本気でどうでもいいのである。

 帝国騎士団入団後は南部戦線で十年戦い続けて最終階級は大尉。その後実家がお仕えする皇妃ロザリンドの実家ウェンツディー伯爵家からの嘆願がありフォン・グラスカール皇子を守護する皇室近衛騎士団に大佐待遇で中途入団。護衛の任務の傍ら剣術と兵法の指南を務める。

 今では語る者も少ないベルクスタイン皇子によるクーデター時には竜皇子クリストファーと肩を並べて戦った経歴の持ち主だが、実力の低下を理由に引退を決意。ドロア学院長の説得があり戦技教官として学院に招聘されたという経歴だけみると一流の人物。

「お久しゅうございますな、パインツ・クロニカにございます」

「……?」

「お…皇子殿下が御幼少のみぎり常春の宮で警護の任についておりましたが」

「そうか、まるで記憶にないが何分幼い頃ゆえ許すがよい」

 なお守銭奴からは本気で忘れられていた。世界が先生に対して厳しすぎる。



ランシール・ハディン先生

 帝国法の先生。初老のナイスミドルなせいか枯れ専の教員から静かに人気がある。全学年を担当しているが二年から必修を外れて選択講義になるのでそこまでの負担ではないようだ。

 帝国法院の元主席判事。かつて下した判決の真実を知り、自らの判断力に失望して法院を去ったという過去を悪い方向に引きずっている。マリアの異能『法』に関わる人物である。仲良くなるとお得なおじいさま。



ヨアキム・マイルズ

 元A級冒険者にして騎士学院一年CD組の戦技教官。騎士団長ガーランドの盟友として騎士団に招かれたが貴族社会の面倒臭さに辟易している。クライスラー選帝公の元家臣。フェスタ陸軍での最終階級は準尉。

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