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本気の戦闘

――――――――――

Name:セレナ・エレスティナ

Race:ヒューマン

Lv:25

状態:普通

HP:436/436

MP:980/1350


STR:19

VIT:13

DEX:27

AGI:15

INT:52


《スキル》

【剣術:13】【火魔法:7】【水魔法:7】【風魔法:8】【土魔法:14】【雷魔法:4】【光魔法:6】【闇魔法:6】【精霊魔法・土:3】【料理:7】【家事:8】【算術:25】【化粧:10】【礼儀作法:24】

《種族スキル》

《ユニークスキル》

【多重ノ考者】

――――――――――


以前のステータスとは劇的に変化して、MPが元の4倍近くまで跳ね上がっている。


いままで何とか節約して使っていた魔力も温存する必要がなくなった。


さらには


「沼!」

「は、!なんだこの地面!?」


精霊に魔力を渡し指示することによって男の足場が悪くなり、体勢が崩れる。


「はぁ!!」

「なめんな!」


剣を振り下ろすのだが、片手で防がれる。


「私の剣だけ見ていいの?」

「なに、がぁ!?」


敵の腹からうっすらと輝いている剣が突き出てくる。


「がはぁ!?……ああ~なるほ、ど、こりゃ魔剣の、一つでも持ってないと無、理だわな」


そういうと血を吐き倒れる。


目の前の光景に気が遠くなりそうだが、やらなければ私が殺されていた。


自業自得と割り切る。


「次、?!」


二つの『輝晶剣』が折れていくのがわかる。


シュン!


剣風だけ火壁が壊され、もう一人の姿が見えるようになる。


「死んだか」

「ええ、どうする逃げる」


何とか怯まずに構えるが、先ほどの男よりも強い威圧が飛んできている。


「できれば使いたくなかったのだが」


そういうと持っている剣のほかに1つの短剣を取り出す。


柄を握ると、鍔の先が闇と形容しがたい黒いものに覆われる。


「ではいくぞ」


剣を振るうと、闇の部分が鞭のようにしなり襲い掛かってくる。


「足場伸ばして!」


すぐさま精霊に指示し足場を盛り上げてもらい回避する。


「!?」


闇が触れた部分は腐り解ける。


「まだだぞ」


もう一度短剣を振るい、私がいる空中めがけて迫ってくる。


「守るように壁!」


もう一度指示を出し、私のいる空中まで土壁を伸ばしてもらい、何とか防ぐ。


ジュル、ドパン!


だがそれか完全に防いだわけではなく、土壁で振り抜かれる速度を遅くしたに過ぎない。


証拠に壁は徐々に溶かされて最後には振り抜かれた。


その間に地面に降り立つ。


「『輝晶剣』」


三つすべてを生み出し、そのまま射出する。


「もうそれは無駄だ」


闇の部分で防ぐと弾けるわけもなく、そのまま溶かされ飲まれていく。


「!?」

「どうした、もう抵抗しないのか?」


あの鞭で接近戦に持ち込むのは無理、というかまず接近戦じゃ勝てない。


『輝晶剣』先ほど見た通りすぐさま無力化される。


精霊魔法もとりあえず壁にはなるが完全に止めきることはできない。


となると、とれる手段は魔法遠距離戦。


「近づけさせないで!」


精霊は意図を組みすぐさま多くの土を操り移動の阻害を始める。


「無駄だとなぜわからない?」


すぐさま鞭が振るわれるが、その場所にはもう私はいない。


「『ショック』!」

「っち」


そこからは壁に隠れては魔法を使い、また隠れるというヒット&アウェイを繰り返す。


「くそが」


頭に血が上ってきたのか、かなり乱雑な攻撃を繰り出すようになった。


ガッ


「あっ」


つまずき転ぶと真上を鞭が通過していく。


(あぶっな!!!)


もし転んでいなかったら今頃鞭は体を真っ二つにしていただろう。


(さて、どうしましょう)


かなり頭に血が上っているようでほんの少しの物音でも私だと勘違いする。


ということはうまくやれば一撃で終わらせることができる。


(となると、あれをやったほうがいいかしらね)


あの鞭がある限り一方向からの攻撃は防がれる、よって全方位からの攻撃がベストだと判断する。


「『輝晶剣』」


移動しながら発動させる。


そして十分距離を取ると一つの思考以外を、魔法構築に回す。


「協力してね」


精霊にお願いすると私の周りを回り始める。


(この時だけは体が小さくてよかったと思うわ)


安全であろう場所に座り込み、魔法を構築し始める。


コン

「そこか!」


コツン

「出てこい!」


カッ

「死ね!」






動き回る輝晶剣が様々なところで音を出して翻弄する。


そして数分が経過するとようやく魔法が完成する。







陸神の大咢ガイア・エル・フォング

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