表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【旧作】冷徹公爵の異世界人生~助けてほしいだと?なら見返りは?~  作者: 朝沖 拓内
第一章 こうして転生し盤石な人生を手に入れる
29/470

ダンジョンクリア報酬

三人はほぼ同時にそれぞれの武者を倒し終わる。


最後に武者は完全に崩れ去り、祭壇の中心部に豪華な宝箱が出現する。


「やっぱりダンジョンの醍醐味はこの宝箱だよな!」


ということで宝箱を開ける。


中には一つの腕輪が入っている。


―――――

ユニコーンリング

★×4


【純潔】【浄化】【女性専用】


白き聖なる獣の力が宿った腕輪。この腕輪をしている者はいかなる不純をも()退()ける。

―――――


「「「………」」」


俺たちは何とも言えない顔をしている。


ほかのステージの宝箱ならレア度もありそれなりに使えたのだが……


「現状ではリン以外に使い道は無いな」

「いえ、持ち帰るのならエリーゼ様にでも差し上げた方がいいでござる」


確かに母上なら使えるし、その必要性も多少はある。


だが


「この二つ目のスキル、【浄化】がもし毒などを無効化できるなら護衛であるリンが持っている必要がある」


【浄化】が解毒を行えることができるのなら、やっぱり護衛であるリンが持っているのがふさわしい。


「てことだ、納得してくれるかラインハルト」

「ええ、もちろんです」


ということでリンが装備することになった。






「で、どうやって帰るんだ?」

「…どこかに入り口まで戻るゲートがあるはずなのですが…」


周囲を見渡し、前のステージとの違いを探す。


「……もしかしてあれか?」


俺が指さしたのは祭壇に埋まっている水晶だ。


近づき触れる。


すると祭壇の中心部に魔法陣が浮き上がる。


「…これに乗ればいいのか」

「はい、以前に使った帰還の魔法陣はこのようなものでした」

「よし」


俺たちはドロップアイテムを拾ってから魔法陣に乗る。


すると光に包まれ、体が浮く感覚がする。














光が収まると一面真っ白な不思議な空間に出た。


「なにが……」


周囲を見渡すが二人の姿がない。


「リン!ラインハルト!」


呼びかけるが意味がない。


(いないのなら仕方ない)


俺はこの空間を進んでいく。


中心部に行くとモノクルの表示と似たようなものが出てくる。


―――――

Congratulations!


おめでとうございます。貴方はダンジョンの初踏破者となりました。


功績に基づき報酬を用意しました。


ダンジョン初踏破報酬。


最大ダメージ報酬。


MVP報酬


死者ゼロ報酬。


ポーション不使用報酬。


ダンジョンボス指定条件撃破報酬。


計6つの報酬を受け取れます。

―――――





―――――

受け取る報酬を選んでください。


【武具箱】

【装備箱】

【装飾品箱】

【消耗品箱】

【素材箱】

【ランダム箱】


残り【6回】


―――――


つまりここはダンジョン制覇のクリア報酬を渡される場なのか。


(でも、なんでリンたちとはぐれているんだ?それぞれに報酬があるのか?)


それならば二人とはぐれた理由も納得なんだが。


「とりあえず報酬選ぶか」


ちょうどよく六回選べるのでそれぞれを一回ずつ選ぶ。


すると目の前に6つの箱が現れる。


「御開帳~」


まずは一つ目を開ける。


―――――

鑑定のモノクル

★×7


【鑑定】


このモノクルを掛けると物品を鑑定することができる。鑑定対象により消費する魔力が変化する。

―――――


「………ダブりやがった!!」


まさか同じものが出るなんて……。


(……気を取り直して次に行くか)


今回、開けたのはランダム箱だ、次に素材箱を開いてみる。


―――――

クシュル鋼

★×6


竜の鱗をまねて作られた金属。魔導触媒としては全く役に立たないが、硬度は竜の鱗とほぼ同等だ。

―――――


(比較的当たりなのかこれは?)


残念ながら素材の良しあしなどはよくわからない。


そして次の箱を開ける。


―――――

マナエリクサー

★×4


【魔力全回復】


膨大な魔力を凝縮し作られた薬。雫一滴で魔力を1000回復させるほどの薬、だが栓を開けてしまえば徐々に魔力が抜けていきただの水と成る。

―――――


「魔力の回復手段があるのはありがたいな」


市販でも魔力を回復させるポーションもあるのだが、量は10回復できるかどうかなのだ。


てことで緊急の回復手段ができて安堵している。


―――――

魔蓄のイヤリング

★×3


【魔力蓄積:0/200】


魔力を蓄積できるイヤリング。装着しているだけで過剰魔力を吸収して、装着者の魔力が無くなると自動で供給してくれる。

―――――


次の箱を開けるとイヤリングが入っていた。


「……使えるな」


魔力を溜めて置ける、つまりは最大魔力量を増やすことと同義。


これはかなり使えると言ってもいいだろう。


それから次の箱も開ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ