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【旧作】冷徹公爵の異世界人生~助けてほしいだと?なら見返りは?~  作者: 朝沖 拓内
第一章 こうして転生し盤石な人生を手に入れる
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なぜ彼は転生したか 2

「ほかにまだ疑問はある?」


思い浮かばないから先に進んでくれ。


「OK~、じゃあ基礎知識から教えるよ。まずあの世界ではステータスというものが絶対の指標になっている」


ステータスだと?


「そうこんな感じ」


――――――――――

Name:

Race:

Lv:

状態:

HP:

MP:


STR:

VIT:

DEX:

AGI:

INT:


《スキル》

《種族スキル》

《ユニークスキル》

――――――――――


目の前にこんな表示が現れる。


「とりあえず説明するね、まずname、race、状態は名前のままだから省くね。


まずHPこれはゲームとかでもあるようにこの数値が0になったら死亡する数値だ、生命力と言ってもいい。


次にMP、これも知っているかな?これは魔力量を現す数値だよ、これがゼロになると体がだるく感じる、ほかにもゼロの状態から魔法を使おうとしたら気絶するから注意してね。


STR、VIT、DEX、AGI、INT、これは筋力、耐久力、器用さ、敏捷性、知能の数値だよ。


筋力はそのまんま体の筋力の値だ。


次に耐久力、これは外からの衝撃にどれだけ耐えられるかの数値だ。


次に器用さ、これはどれだけ思い通りに体が動くかの数値だ。


敏捷性、これは反応速度と言ってもいい、数値がでかくなれば銃弾が止まっているように見えるようにもなる。


最後にINT、これは知能指数のことじゃない、まぁ簡単に言うと記憶力に直結する数値だと思えばいいよ、これが低かったとしても頭が悪いとかじゃない、ただ少し物事を思い出しにくくなるぐらいだ。


最後にスキルについてだ、まぁこれは向こうに行ってから試してみてよ」


スキルについてはそれだけか?


「まぁこっちじゃ表現できないし体験してみるのが早いと思うよ」


表現できない?


「まぁ試してみ~、それより話を続けるよ種族スキルはその種族全体でできるスキル。ユニークスキルは個人のみが持っているスキルだ。ここまでで質問は?」


生命力の定義は?


「生命活動できるまでの数値だね、1でも残っていたら命に問題は無いよ、まぁここまで生命力が削られているなら怪我の継続ダメージで0になりそうなものだけどね」


怪我をするとスリップダメージが入るのか?


「その通り、正確には血を流して体液を消費してしまうとHPが減ってしまうのさ」


……じゃあレベルの概念を教えてくれ。


「レベルは成長する指標さ。生物、もっと言えば生命を殺すことによって、その生物が持つ、魂素というものを吸収して魂の位を上げるのさ」


魂の位が上がればどうなる?


「全体的に身体能力が向上するね」


上昇する数値はどうなっているんだ?


「基本的に訓練と同じだね、負荷を与えた場所が重点的に伸びる。多く傷つき回復すればHPとVITが伸びるだろうし、何度も筋トレしたらSTRが上がったり、器用なことをしたらDEXが上がる、早い動きに慣れればAGIが上がり、勉強すればINTが上がる」


これはレベルアップでしか身体能力は上がらないのか?


「別にそんなことなく普通の訓練でも上がるよ。でもそれはほんの微々たるで、レベルアップの方が楽だし確実だよ?」


そうか、では魂素は殺した者しか吸収できないのか?


「魂素の吸収はHP、生命力を削った割合で決まる」


なるほどな……やっぱりレベルも上になれば上げにくくなるのか?


「うん、成長すればするほど上がりにくくなる」


ならレベルが低いときに効率的に訓練しとかないとな


「そうそう、なんなら効率的な訓練法を教えようか?」


対価は?


「そうだね、じゃあ君の人生で楽しましてくれるならいいよ」


……いいだろう


「じゃあ知識を教えとくね」


突如、俺の頭の中に知識が入ってくる。


「じゃあ最後に君の対価を支払ってもらおう」


なんのだ?転生するためのか?


「ちがうよ、転生はタダで行ける。これは君の特典のさ?」


特典?


「そう、まぁこれが本題だね。この場所はユニークスキルの選定の場なんだよ」


……どういうことだ?


「よくあるでしょ?ラノベとかで転生する際にチートをもらったりとか」


確かにあるな。これがそれなのか?


「そうだけどユニークスキルもただではないよ」


何を支払う?


「今、君が持っている物ならなんでも。記憶でも寿命でも知識でもだ」


文字通り何でもか・・・


「そう、その対価とつり合いが取れるようにユニークスキルを準備させてもらうよ」


……じゃあ、俺が支払うものは。


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