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条件さえ達成すれば再び報酬はもらえるのか…

パキン!


最後の魔女の部屋を攻略する。


ちなみにリンの腕はヴィクスが消滅してから動くようになった。


「……何も聞かないのか?」


リンはヴィクスの話を聞いてから何も聞いてこない


「ええ、バアル様もよくわかっておられないようですので」

「……そうだな、俺も正直なところは分かっていない」


リンは俺がほとんど情報を持っていないことに気づいていた。


「とりあえず俺が知っている限りを教えておく」


俺の持っているのがアルカナシリーズであること、魔力を注ぎ終わると【塔】の所持者になったなど、を知りうる限りを。


「そうですか、ですが何か問題があるのですか?」

「まぁ、無いと思うが」

「なら気にしても仕方ありませんよ」

「それもそうだな」


ということで今回の件は気にせずにおくことにし、帰還する魔法陣に乗る。


―――――

Congratulations!


おめでとうございます。貴方はダンジョンの踏破者となりました。


功績に基づき報酬を用意しました。


ユニークボスモンスター討伐報酬。


計1つの報酬を受け取れます。

―――――


―――――

受け取る報酬を選んでください。


【武具箱】

【装備箱】

【装飾品箱】

【消耗品箱】

【素材箱】

【ランダム箱】


残り【1回】


―――――



「……なんでだ?」


俺はまたあの白い部屋にきていた。


以前は何度も同じダンジョンをクリアしても最初の以外はこの報酬をもらえなかった。


(これはあれか、いくつかの条件があって、それをクリアすればまた報酬がもらえるようになってくるのか)


他のダンジョンも試してみないとわからないが、おそらくこの考えで間違っていないだろう。


「とりあえずランダムだな」


何か欲しい物もないので適当に選ぶ。


―――――

空の精霊石

★×4


何の精霊も宿っていない精霊石。いずれ精霊が住み着くだろう。

―――――


(そら)の精霊石?」


なんかまた意味不明な素材が手に入ったな。


とりあえず仕舞ってダンジョンを出る。





「毎度毎度この浮遊感は慣れないな」


昨日と同じく時計台の上に出ることになった。


「わわっ!?」


ゴン


リンの声と何やら重いものが落ちてきた音がした。


「……それはなんだ?」

「えっと……なんでしょうか」


―――――

赤石の壺

★×2


見栄えがいい壺。和室に飾るのにぴったし。

―――――


モノクルで鑑定すると紛れもないゴミだというのが判明した。


「でも、ヒノクニの家具みたいでなんか懐かしいです」

「ほ~一つだけか?」

「いえ、もう一つもあったのですが」


―――――

高濃度保湿液のレシピ

★×3


保湿美容液の作成方法が書かれたレシピ。これをつかえば瞬く間にお金持ちに。

―――――


「「………」」


まぁいいんじゃないかな。


ということで壺を持ち帰ることになった。

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