1-2 『移動』
……ここは‥何処?
‥誰か‥‥見てる?
…ッ!‥‥動けない‥
アナタは誰なの!? アタシに、何をする気なの!?
ねぇー!答えてよ!!‥‥‥ねぇ、答えてよ‥‥
「――きな、起きなって」
「!!」
「はぁ~‥着いたよ」
「えっ?・・・あっ!…うん」
二人が向かっている予定の場所に恵里佳の車では移動出来ない山中により、公共の乗り物を何度も乗り継ぎ現場へと移動して行く
乗り継いだバスで二人は現場であり、目的地と成る山の麓にある停留所で降りなければ成らない筈なのだが、バスでの移動中に明菜が睡眠を取り出していたのを見ていた恵里佳は、少し呆れながらも目的地の少し前に起こせば良いと思って居たらしく、目的地少し前から起こしているのに起きない明菜に呆れを越えて仕舞い、でた溜息も疲れから出して仕舞ったのだろう。
「‥‥」
「どうしたの?意気なり黙ってさ」
「いやっね…この建物だけどヤバイわ」
「へっ?」
バスから降りるなり黙り出したかと思えば、疲れた顔をしていた恵里佳の顔付きが突然と怪しむものへと変わり、意味ありげな事を言い放す。
明菜は恵里佳の言って要る意味が解らず恵里佳の向いている方向を見てみると確かに廃墟となった病院が一件崩れそうでは在るが建っていた。 しかし、恵里佳が射ぬくかの様に見続ける病院と身元不明死体が発見された山は正反対にあり明菜には恵里佳の考えて要る事が解らなかった。
「明菜‥あっちに行くよ」
「あっちって病院がある方?」
「正解」
「なんで?」
「向かいながら教えるよ」
明菜には、何故、廃墟となった病院へ向うのかが解ら無く、其でも説明なく向かう恵里佳を追いかけ出す事にした。
そして、追い駆ける明菜の記憶では、行った事が無い筈の病院が不思議と知って要る気がする事を恵里佳は気付いていた。




