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かみしゃま【!】

作者: RYUN

気晴らしに書いてみました。

…ハイ、連載もの更新しろよってね。すみません。短編書きたくなってしまいました(;д;)


それにしても、関西弁!!関西の方、「オイ、えせ関西弁遣ってんじゃね-ぞ」って思わないで!!← 実際、RYUNは関西です。大阪です。普段遣ってる関西弁をそのまま書いてます。ちなみに、大阪弁と言われる「おおきに」というありがとうの意は、遣ったことありません!!ハイ、本編前のしょうもない雑談~。


ちなみに今はSelenaの曲聴いてます。知ってますか??Selena Gomezっていう外国の歌手さんなんですけど。友達に、Demiも紹介してもらって、ハマり始めてですね。もう洋楽最高ってかまぁ一番はAKBっていうk(ry 


…調子乗りました、さーせん。

…そろそろ本編いきまそ(・д・)w

全校生徒はほとんど部活か帰宅していて、この中学校校舎のある教室に残る二つの影は、言い争いをしていた。誰かなぁ。俺の知ってる子?そんなわけないかぁ。まぁ、ちょっと覗くくらい罰は当たらないよね?てゆうか、俺って罰を受ける側じゃなくて罰を下す側じゃん。だから、覗いたってうっとうしい側近に怒られるくらいだろ。


「だからー!ちゃうって言うとるやろーがぼけ!」


これはこれは、可愛い女の子発見。でも、ちょっと言葉遣いが悪いかな。まぁ、関西だからってことで大目に見てあげようか。それに、可愛いから許せちゃうよ。


「は?別に嘘つかんでええやんか。見てたら分かるっちゅーねん。」


これはこれは、スポーツ少年っぽい男の子。俺、スポーツ万能でイケメンって妬けちゃうんだよね。…あぁ、思わず私情挟んじゃった。


「ちゃう言うてるやろ!大体なんであたしが衣魚のこと好きにならなアカンねんな!」

「じゃあ誰やねん、言うてみぃや」


この少年、この子のこと好きなんだろうねぇ。

オトコの妬きもちはよくないよ。でも、なんだか可愛いから許す。


「それは言われへんの!何べんも言わすなハゲ」

「ハゲちゃうわチビ桜部」

「あたしと三センチしか変わらんやんお前に言われたないわクソ古谷」


ふぅん。男の子の方は古谷くんっていうのかぁ。女の子の方は桜部さんかぁ。珍しいね。にしても、女の子がクソ、なんて汚い言葉遣っちゃ駄目だよ。俺、そんなこと女の子に言われたら…その子が、俺に対して二度と言えないようにするけどね?あはっ、怖いことなんてしないよ。


「おーおー言うてくれるやんけ!お前三十ミリナメんなよ!」

「…何でわざわざミリに直してん」

「数が大きい方がなんか大きい思えるやろーが!チビは頭も悪いねんな」

「そういう馬鹿みたいな考えしとるやつにあたしの頭のことは言われたないわ!」

「はいはい。んで、結局好きなヤツって誰やねん。俺には言われへんのか」


古谷くんって面白いね。三十ミリだって。俺も今度遣ってみよっと。

おっと、話が戻ったね。やっぱり、自分の好きな子に好きな人がいるって言われたら…気になるよね?

桜部さんの好きな人って、一体どんな人なんだろうね。


「…何で古谷に言わなアカンのよ」

「気になってるから」


言っちゃった。桜部さん、びっくりしすぎだよ。呆然、って感じ?あ、顔赤くなってきた…


「え?」

「お前のこと、気になってるから。何べんも言わすな」


桜部さんに背中を向けてた古谷くん。桜部さんの方を振り返ったときには、声の落ち着いた調子とは裏腹に凄く顔が真っ赤。あーあー、桜部さんもつられてもっと真っ赤になっちゃった。二人とも、可愛いなぁ。中学生かぁ…青春だね。


「今やって、俺に好きなヤツ言われへん理由が…お前の好きなヤツが俺やからって自惚れてたりする」

「え………」

「あーあ。お前のせーで調子狂ったわ。今日こんな場面で言うつもりちゃうかったのに」

「え、あの……」


戸惑ってる戸惑ってる。

でも、古谷くんは堂々としてるなぁ。かっこいいね!頑張ってほしいなぁ。

頑張ってほしい、けど…叶わないんだよね。この恋は…


「これでフラれたら俺がかっこつかんやろ。やから、返事は要らん。お前の好きなヤツも、ホンマは分かってんねん」


あぁ、やっぱり古谷くんは…知っていたんだね。

気づいてしまうほどに、桜部さんのことが好きなんだよね。


「荒島先生のことが好きなんやろ…?ちゃうか?」


言っちゃった。桜部さん、顔固まってるし…。そんなことしたら、彼の中で確定しちゃうよ?"桜部は、先生のことが好き"って…。更に言うなら…桜部さんと、先生は…


「付き合ってるんやろ?」


気づいてしまった。彼は、彼女達の禁断の恋に気づいてしまった。桜部さんは、喋ることも出来なさそう。そりゃあそうだよね、いきなり当てられたんだから。驚くのも無理ないよ?


――――古谷くん。…チャンス、じゃないかな?


「あんな。返事は要らんけど、俺はお前のことは諦められへんねん。お前は優しいから、俺のこと傷つけへんようにこれからも接してくれるハズや。でも…俺は、そんな関係要らん。俺がほしいのは…お前の全てが見れる関係やしな。それやったら、いっそのこと…。嫌いになってくれや」


悲しげに笑った彼は、彼女を机の上に組み敷いた。桜部さんは、凄く恐怖に怯えた顔してる。古谷くんは、辛そうな、だけどこれから起こるであろうことに期待している。二人はこれで、幸せなのかな?少なくとも、桜部さんは幸せだとは思わないよ。じゃあ、古谷くん。君は―――――?


すれ違った、中学生の男女。

ああ、面白いものを見たよ。これこそが人間のありさま。「かみしゃま」は、君たちが今後どんな風に成長していくかが凄く楽しみで仕方ないよ。

二人が結ばれることを祈っているよ。あ、やべ。そろそろ帰らないと、父さんに怒られる。また、「お前に神様の座はまだ譲れん!」って言われるだろうなぁ。お仕置きなんてことになったら、マジ勘弁。だってさ、一日中、俺の大好きな苺の飴食べられないんだよ?没収だよ、没収。ありえないよね?

あ、ちなみに俺はファザコンでもすねかじりでもないよ!誰だニートって言ったやつ。


じゃあ、また会える日まで。

みんなの幸せを祈っているよ。

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― 新着の感想 ―
[一言] タイトルからしてなんか美味しそうな匂いがww 中坊二人には真面目で壮絶だけど、かみしゃまwにとっては楽しい人間観察。 真面目と不真面目が織り重なる感じが、なんとも面白かったです。 …
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