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第1回ぼくしぴニュース

マリィ「こんばんは!第一回ぼくしぴニュースの時間だよ!」

ロレ「入学早々まあ大変なことになっているが、本編までの幕間だと思って適当に聞くといい」

マリィ「も〜!みんなのことなんだからちゃんと聞いてもらわないとダメだよ!」

ロレ「はいはい、じゃあ始めていくぞ」

マリィ「まずは一件目、アーシェが図書館で本を読んでいたみたい!」

ロレ「熱心に魔導書を読んでいたらしいな、お前も見習ったらどうだ?」

マリィ「マ、マリィだって本くらい読むもん…!ファッション誌とか」

ロレ「休み明けのテストの点数が楽しみになって来たな。ロスリンも共有スペースで勉強していたらしいし、意識が高い生徒が多いのは喜ばしいことだ」

マリィ「リンも図書館で本読んでたみたいだね…あ、でも香水の匂いがしてた!ふふーん、リンもオシャレくらいするよね。お兄ちゃんも気をつけたら?」

ロレ「必要な時は使う。話題をそらすのは勝手だが、皆真面目に勉強してるんだからお前も少しくらいしろ」

マリィ「も〜!ローレン勉強勉強ってうるさい!イオも実家に帰ったりしてたし、夏休みを勉強だけで潰すなんて勿体ないよ!」

ロレ「別にそれで結果が出るなら文句は言わない」

マリィ「だってせっかくの休みだよ〜!?そういえばイグも買い物とかしてたみたい。結構色々買ってたけど、楽器修理とかに使うのかなあ」

ロレ「さあな。僕もそっちの分野は詳しくないから分からない」

マリィ「あとはシンに贈り物が届いてたみたい!ジャスミンとハーデンベルギアの花束だって。素敵〜!」

ロレ「当の本人は最近心ここに在らずって感じだったけどな」

マリィ「熱中症かなあ?暑いもんね…気をつけないとダメだよ〜」

ロレ「さて、次だな。ファンブラーは慈善事業に勤しんでいるらしい。なんでも街の清掃のボランティアだとか」

マリィ「ダイスえら〜い!あ、ゴミといえば誰かが最近こっそり机を捨てにいったみたい」

ロレ「机…?」

マリィ「うん。新しいのが欲しくなったのかなあ…」

ロレ「なるほど…。そういえば、最近床に油がまかれているのが発見されたな」

マリィ「えっ、危ないなあ…見つけたら掃除しておかないと!」

ロレ「奇妙な事件と言えば最近校内で複数箇所に監視用の魔道具が設置されていたらしい」

マリィ「な、なんか怖いね…みんな気をつけてね…」

ロレ「物騒な事件は他にも起こっている。街中で揉め事が起きたりとかな」

マリィ「喧嘩はだめだよ〜。うちの学生が見てたって噂だけど巻き込まれなくてよかったね…」

ロレ「この程度は可愛いものだな。次からは巻き込まれたら入院程度では済まなそうなニュースばかりだ」

マリィ「街で女の人が1人行方不明になったみたい。無事だといいんだけど…」

ロレ「どうだろうな。空き小屋でも耳を削ぎ落とされて、両目を抉られた男が見つかったらしい。一応生きてはいるらしいが、歯も1本残らず折られた状態だとか。大変だな」

マリィ「こ、怖すぎ…!」

マリィ「…それと、ダイスのお家も大変だったらしいね。領内のお祭りで打ち上げた花火が引火しちゃって、お家が火事になっちゃったって…」

ロレ「幸い、使用人や親族は無事だったらしいが」

マリィ「…でも、」

ロレ「ああ、彼の親族は何者かに襲われたらしい」

マリィ「命に別状は無いみたいだけど、殴られたりしたってみたい…」

ロレ「1回目にして中々物騒な事件が多かったな。なるほど、癖が多い人物ばかりだとは聞いていたがこれほどとは…」

マリィ「みんなも巻き込まれないように気をつけてね!」

ロレ「……、そうだな」

ロレ「さて、初回のニュースはこれで終了だ」

マリィ「21時からの本編も楽しみにしててね!」

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