0:プロローグ
初めての投稿です。
少々読みづらいかもしれませんが、最後までお付き合い願います!
「美彩希〜まだー?」
「待ってー!葉ちゃーん!」
もうこの家とはおさらばだ。
生まれてからずっとこの家にいたから寂しい気がする。
だけど、これが新しいスタートだから良いんだよね。と、母に───そして太一に呼び掛けるように心の中で呟いた。
自分の部屋の本棚に手をつけていると、高校の頃の卒業アルバムを見つけ、手にとった。
高1の時の写真を見ながら微笑んでいると、美彩希の彼氏──五木葉が美彩希の隣に座った。
「うわー。懐かしいなぁ…美彩希まだちっこいなぁ〜」
「うーるーさーい。葉ちゃんだってこの時ちっこかったよ?」
と、笑いながらページをめくっていくと、美彩希と葉が仲良く写っている写真があった。その写真のページの中に、白い綺麗な封筒があった。裏に、『柏原 美彩希様 五木 葉様 へ』
と、あまり綺麗とは言えない字で書いてあった。
こんな封筒に見覚えがない美彩希と葉は、首を傾げた。
美彩希は、その封筒を手にとり、二、三回裏表見返し、葉を見た。
「誰からかなぁ…開けちゃって良いかなぁ…」
「んー……」
葉は少し悩み、そして──
「開けちゃえ」
と言った。
「…………」
なんて良い加減な……。まあ、一応『柏原 美彩希様』って書いてあるし、良いよね?良いんだよね!?
と思いながら、ゆっくり封筒を開けた。
中には、白い便箋が入っていた。
便箋を開け、ゆっくり字を追った。
その内容に、美彩希はびっくりした。
「…………!?」
それは、天国からの───太一からの手紙だった。
どうでしたでしょうか?
これからも引き続き、読んで頂けると光栄ですm(__)m
それから、ここまで読んでのご感想や、ここ直した方が良いんじゃない!?などの部分がありましたら、遠慮なく言って下さい☆