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テンプレート  作者: 雲州ミカン
パーティー追放編 一章
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突然の追放とか言うテンプレート 6

 この心理を上手に付いたのが、当時のロックウォール国王。

 ここから色々と二転三転したと言う、なんとも戦乱の世らしいドラマが展開されて行った模様だが……まぁ、長ったらしく過去の戦乱絵巻を口にしても仕方がないから、この部分が端折って置こう。


 最終的に色々と機転を利かせたロックウォール国王が、東西帝国に『俺があんたらの仲裁をしてやるから、とりま今回の戦争はここで終わっとけ』って感じの説得をした結果、当時の東西皇帝がロックウォール王の仲裁案に肯定の意を示した。


 つまり、皇帝が肯定したのだ!


 …………。

 ……いやぁ。

 なんか最近、ちょっと寒いね?

  

 閑話休題(それはさておき)


 かくして現在の三国状態で戦争は終結し……以後、百年に渡って大きな戦争が勃発する事なく、今日と言う日まで続いている。


 一応、小競り合いや内乱とかはあったみたいではあるんだけど、東の帝国に内乱があったら西の帝国軍がロックウォールとの協定(同盟を結んだ時に、なんかそう言う約束してた)に基づいて加勢に入るし、その逆も同じだったりもした事から、今では結構東西の帝国は仲良くやっていたりもする。

 う~ん……そう考えると、当時のロックウォール国王ってヤベーな。

 百年先の未来まで考えて、色々と大陸内での平和条約を締結していたのだろう。

 名君は今だけではなく、未来をも明るくする……だからこそ歴史の中に名前を残す事が出来るのかも知れないな。


 ……と、さて。

 とりま、この大陸における歴史のお勉強はここまでだ。


 次は、この国の社会システムについて、軽く述べて置こう。


 まず、この国は絶対王政だ。

 つまるに、民主主義国家でも共和国でもない。

 まぁ、貴族がいる時点で言わずもがなかも知れないが。


 当然ながら『国民は全員平等』なんて言葉はなく、カースト制度も真っ青なピラミッド型の人権侵害が存在する。


 一番下が奴隷。


 なんでこんなのがあるんだよ?……と、21世紀を生きる現代人ならそう思うかも知れないのだが、貧困の格差が極めて大きく、治安だってすこぶる粗悪で犯罪率も高いこの世界では、あって然るべき物と言える。


 貧困化した村では、一冬を越す事だって死活問題だ。

 口減らしをしなければ、冬を越す事さえ難しい状況に陥る事なんてザラ。

 息子なり娘なりを奉公に出して、ようやく生きる事が出来る世帯だって普通に存在する……残念だが、それがこの世界の現状だった。


 ただ、この『奉公をする』と言う名目の奴隷は、一定の利害の元に発生した契約奴隷なので、ちゃんと契約期間が満期を過ぎると奴隷から解放される。

 そう言う意味では、割と平和的な奴隷なのかも知れない。

 ただ、扱いは奴隷だから契約違反とかすると……犯罪奴隷に落とされてしまう場合もあるんだが。


 因みに、犯罪奴隷の場合はマジ物の奴隷扱いとなり、主人に生殺与奪の権利があるヤベー代物と言える。

 有事の際は、戦争の第一線に立たされるのもコイツらだ。


 この上になるのが農民。

 

 バザールのクズが俺の事を『農奴』とほざいていたが、厳密には農奴ではないぞ?

 ただ、小作人ではある。

 つまるに、農地を持たない農民。

 農地は基本的に伯爵領の土地を借りている為、納税は伯爵様から借りた土地代と言う名目になる。

 これは伯爵様に感謝すべき内容だ。

 何故なら、税金と土地代は別途徴収……なんてのが、割と普通にあるのが常識の世界だからなぁ。


 こんなんだから、農民は子供を契約奴隷にさせないと行けなくなるんだよ……くそぅ。


 話しを戻そう。

 その土地代と言う名の税金も、そこまで重い物ではない。

 だからと言うのも変な話しだが、現在住んでいる伯爵様の領だけは小作人も安心して暮らせる良い領地と言えた。

 他の領地より農業が盛んなのもここらに理由があるんだろう。

 うん、やっぱりラームズ伯爵は凄い人だ!

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