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テンプレート  作者: 雲州ミカン
パーティー追放編 一章
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突然の追放とか言うテンプレート 8

 ……と、まぁ。


 なんだか長々と語ってしまったのだが、この上に王族がいる訳だ。

 王族は国の最高権威にして、全権力を持つ絶対の存在。

 まぁ、テンプレ的な感じで国で一番偉い人!……で、大丈夫だ。

 え? 説明が雑だって?

 いや、だって王族なんてヤベー奴なんて、どうせ関わる事ないと思うし。


 基本、侯爵様より上の存在でもない限り、王族と謁見する事なんてない。

 平和な世の中だしね、王様と会う事なんて絶無に等しいよ。

 一応、役割としては国全体の繁栄を考慮しつつ、諸外国……主にバカみたいに国力お化けしちゃってる東西の帝国へとアレコレやり繰りしてる感じだ。

 日本風に言うと、内閣府と表現すべきだろうか?……う~ん、二次大戦より前の天皇家と言うべきかで悩むな。

 一部の公爵様も内閣に価する存在だから、ここは難しい所だ。


 強いて言えば、一党独裁政権の党首が国王様かな。

 つまるに、この人を怒らせたらマジで生きては行けない絶対的な存在なのだ。

 伊達に『絶対王政』とか表現してないのである。

 まかり間違って王様と謁見した時に『は~い王様ぁ~! ごきげんようはサイコロ降るぜ~!』なんぞとほざいた日には、その場で斬首もアリアリの有りとキリギリス!

 俺としては絶対に関わっては行けないヤベー人と言う存在と言えた。


 ……まぁ、しかしだ?

 可能性として、俺が顔を合わせる偉い人は伯爵様が精々だし、小作人の息子だった俺の身分を鑑みれば、それだって分不相応な話しと言える。

 諸侯とか公爵とか王族なんぞ、一生会う訳がないそんざ……。


『スキル・テンプレートが発動しました』



 現実的に会う筈がない王族や諸侯、公爵家の人間ともなぜか関係を持ってしまうのが主人公特性。



 ……いや、ねーよっ⁉

 てか、俺は主人公じゃねーし!

 

 そんなテンプレ展開、望んでませんからっっっ!


「……はぁ」


 脈絡なくやって来た、恐らく俺にしか見えない浮いてるコピー用紙を見て、俺は思わず吐息を漏らした。


 因みに、謎でしかなかったこの固有技術(ユニークスキル)『テンプレート』なのだが、一応の詳細と言うか……どんな物なのかは分かった。


 これも宿主になっているアキト・イーストさんの知識を元にした物になるのだが、どうやらこの世界にはステータスなる物が存在しているらしい。

 更にステータス画面なる物がちゃんと存在しており、言葉で『ステータス・オープン』と述べると、自分だけしか見えないステータス一覧が眼前に表示される。

 何所のⅤRかな?

 

 ここに関しては分かり易いと言えば分かり易いので……ツッコミを入れないで置こう。


 果たして、ステータス一覧の内容をツラツラ読んで行くと、ばっかぢゃねーのっ⁉ って大声出したくなる程度にはチートな能力情報が記載されていた。

 

 まぁ、反則(チート)……は、少し言い過ぎかも知れない。

 チートコード使って、開発さんから怒られるレベルの反則(チート)なのか?……と言われると、やっぱりそこまでは行かないレベルだとは思う。


 ただ、ちょっと開発さんも調整ミスったかなぁ~?……と、少し後悔してしまう程度のぶっこわれ能力の持ち主である事は間違ない。

 これが何かのゲームだったのなら、ゲームバランス大崩壊である。

 文字通りのぶっ壊れだ。


 では、どんな能力なのかと言うと……まず、このアキト・イーストさん。

 一子相伝の暗殺拳の使い手である。


 こんな事を書くと、世紀末だったりモヒカン男がバイクに乗って『ヒャッハー!』しちゃってる光景を思い浮かべるかも知れないが、流石に経絡経穴とか付けないし、指先一つでダウンさせる事も出来ない。

 つまるに、北〇神拳伝承者には劣るかも知れないが、それに次ぐ程度の実力がある。

  

 問題は、これだけではないと言う事だ。


 更に、このアキト・イーストさんは千変万化の魔法を多数使う事が出来る。

 なんか色々な魔法が有り過ぎて、見ているコッチが怖くなるレベルだ。


 一つ代表的な魔法と取り上げると『メテオ・フォール』がある。


 威力は自分で調整する事が可能な模様だが……色々と頑張れば、直径20キロもの隕石を任意の場所へと落とす事が可能……っぽい。


 うん、馬鹿ぢゃね?

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