初めての対人戦
案内された決闘する場所、いわゆる訓練所人型にもした木製の人形や魔獣にもしたからくり人形が並んでいた。
「これはギルド正式の決闘である。ルールを破った者はそれなりの処罰が下ると思え2人とも位置につけ」2人は位置に着いた。「それでは始める、開始!」
開始の合図が降りた瞬間、ダンガは一瞬で剣を抜いた。
その後、瞬きする間に間合いを詰めてきた。「ちょっ、」ノゾムは何かを喋ろうとしたがその隙もなくダンガの攻撃がやってくる。ノゾムは回避するのに必死だった。野次馬たちはその姿を見て笑うものもいれば感心するものもいた「あいつあの攻撃交わせるのか凄いな」
ノゾムも武器を出し応戦しようとしたが自分が素手だということに気付いた。(やべぇこのままだと負ける武器がねぇこうなったら魔法しかねぇかけど上手くいくのか)
ノゾムは頭の中で思考を巡らせる。どうやったら勝てる
どうやったらこいつを認めさせれる。その間もダンガの攻撃はやまなかった。「あんちゃん、あんたすげーよこの俺様の攻撃を避け続けるとは、喧嘩を買うだけはある。」
ダンガが急に褒めてきた。「だっ、だったらやめにしよーぜこんなこと」ノゾムは提案をしたがあっさり断られた。「そりゃ無理だ。、男ならわかるだろ」「分かるわけねぇだろ」すかさずノゾムはかえす。
男ならわかる。わかるわけが無い現代っ子のノゾムにはわかるはずもない、彼はそういった世界で過ごしたこともそう言った時代に生きたこともない平和な日常を送っていたのだから、
ノゾムが回避に失敗した。(あれ?なんで空が見えるんだ)ノゾムが背中から倒れた時だった。脳内に誰かの声が聞こえた。(フフフ、苦難に立ち向かう異世界の少年よ気に入った。力を貸してやるこう叫ぶが良い爆ぜる風ー〈ウインドウブラスト〉と)聞こえた声の通りノゾムは叫んだ。
「爆ぜる風〈ウインドウブラスト〉」
その瞬間バチバチと轟音をたて突風が吹いた。それとほぼ同時に、ダンガは刃物で切られたような傷や火傷がある状態で倒れていた。
野次馬たちは黙り込んでいた呆然としていた。
それもそはず、誰がどう見ても初心者装備の奴がCランクを倒したのだから
(しょ、勝者ノゾム!)
ギルド長の声が響いた。
野次馬たちは手のひらを返すように賞賛する者、騒ぎが収まったことに安堵する者など様々だった。
ギルド長は忙しいのだろう受付嬢に彼にCランクでギルドカードを発行するように命じた。
受付嬢はいきなりCランクスタートという事に驚いているノゾムとネオンのもとに歩み寄り再び館内に案内した。
2人が驚いてるのもそのはずギルドランクは普通Fランクからスタートして実績を重ねて信頼をあげていくことで、F、E、D、C、B、A、Sと上がっていくものだからだ




