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初めてのゲテモノ料理

森の中に入るとそこには果実や小動物が見えた。

2人は手分けして食べ物をとった。ノゾムは小動物を追いかけ、ネオンは山菜や果実などを採った。

「ふぅー疲れた。鳥、2羽しか捕まえられなかったよ」

ノゾムがネオンが出した家に戻ると先に帰ったネオンは山菜を切っていた。「おかえりぃ、なんだアンタでも鳥は捕まえられるのね。手ぶらで帰ってくると思ってほら、、、」彼女が指さした方を見るとゲコゲコと鳴いている何かがいる。


「コレもしかしてカエルじゃねぇーよな」ノゾムはあおざめた表情を見せた。そこに追い打ちをかける一言がきた。「もしかしても何も蛙よん」ネオンは鼻歌交じりで料理を続けた。「アンタもその鳥の下処理しなさいよ」「やり方が分からない」ノゾムの返答にネオンは溜息をついた。「はぁ、教えてあげるから貸しなさい」そう言うと彼女は、丁寧にノゾムに教えた。下処理が終わった頃、ネオンはノゾムに風呂に入るように促した。

「風呂まであるのか」ノゾムは魔法の凄さにびっくりした。鼻歌でシャワーを浴びて、風呂に入り着替え終わるともう既に料理はできていた。


「ご飯できてるから食べましょ」ネオンがそう言うと2人は食卓に着いた。「母なる大地に感謝を込めていただきます。」ネオンが祈りを捧げるとノゾムもそれに続いて「いただきます」と言い2人は食べ始めた。

食べ終わると、ノゾムは食器を運ぼうと席を立つとネオンは指パッチンをした。その瞬間目の前にあった食器は、何も無かったかのように消えた。ノゾムは困惑した表情を見せたが「魔法ってなんでもありかよ」とポツリと呟いた。


「明日朝早いからもう寝るわよ」とネオンが言うと2人は別々の布団の中に入った。


翌朝、、、


ノゾムが起きると既にネオンは起きていてサンドイッチを作っていた。「おはよぉー」あくび混じりでノゾムは挨拶をした。「早く着替えなさい歩きながら食べれるようにサンドイッチ作ったら」そうネオンが言うとノゾムは着替え始めた。


ノゾムが着替え終わると2人はまた旅路に出た。

「なぁネオン魔法を教えてくれないか?」歩きながらノゾムはネオンに魔法を教えて欲しいと言った。ネオンは即答だった。「良いよ」そう言うとネオンは、ノゾムに魔法とは何なのかを説明し始めた。


説明後ネオンは、たまたま横にあった池に向かって、ノゾムにファイヤーボールをやって見せた。「炎の精霊よ、我が掌に、万物を焼き払う力を、ファイヤーボール」詠唱が終わるとネオンの手のひらに魔法陣が現れ火の玉が飛び出した。


するとファイヤーボールは池の真ん中辺りで急に爆ぜた。「本当のファイヤーボールは爆発しないのあれは、魔法の追加効果ねこれは出来る人と出来ない人がいるわ人によって呪文も違うし」「要するに魔法に向かって爆発しろーって言ってる感じかな」ネオンが追加効果の説明をしてくれた。


「次あんたの番よやってみな」そう言われたノゾムは同じようにやってみた。しかし、魔法は発動しなかった。「魔法って難しいんだな」そう言うノゾムをやっぱり無理だったかと思っているかの表情を見せながらネオンはこう言った。「街に着いたら神聖教会に行ってみましょ」また2人は歩き出した。


半刻ほど歩いた時だった。行商人の馬車がぬかるみに車輪をとられて立ち往生していた。2人は顔を見合わせた。「助けるか」ノゾムが言うとネオンは頷いた。


馬車に近付くと行商人が話しかけて来た。「旅人さんかすまないが助けてくれませんか?御礼なら何でもとは行きませんが対価に見合ったものなら差し上げます。」ノゾムがネオンの顔を見るとネオンはため息を付きながら答えた。「御礼はするから助けて欲しいだってさ」そうネオンが言うとノゾムはネオン話しかけた。「木の板無ければ何でもいいから車輪の下における板状のものは無いか聞いてくれ」その言葉にネオンは溜息を付いたあと行商人にノゾムの言葉をそのまま伝えた。


行商人はしばらく考えたあと荷台から木の板を持ち出した。木の板をノゾムが受け取ると車輪の下に少し入るようにそれを置いた。「馬車を動かせばてくれ」ノゾムがそう言うとネオンは、行商人に伝えた。

行商人が馬車を動かすとぬかるみにハマっていた車輪が動き始めた。「そのまま進んでください」ノゾムがそう言うとネオンはまた伝えた。そうすると馬車がぬかるみから脱出した。


「ありがとうございます。」行商人が礼を言った。「木の板は他の行商人のために置いとくとします。」

そう行商人が言うとネオンは答えた。「そうねその方がいいと思うわところで対価なのだけど次の街まで乗せていって貰えないかしら」ネオンの求めた対価に行商人は頷いた。



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