39 こじらせ女子
夢を見ている……凄いえろい夢を見てる、相手はイリスさんとファナだ。こんなことあるわけないだろと思ってるからこそ楽しめる夢もある……シャロンはいい夢を見せてくれるが今日の夢は新鮮だなぁ……
目が覚めると自分の部屋のベッドの上だ、ララノア師匠とイリスさんが来てもう5日は過ぎた、職人さんもまだ来ないが、アルシエが戻ったらエルフの里に出発しようと思っているんだが……体を起こそうとすると、右腕にファナがしがみ付いている。あれ?夢だよなさっきの……布団がもぞもぞ動いてシャロンが顔を出す。
「おはようございます、ご主人様……いい夢見れましたか?」
「ああ、いつもありがとうシャロンいい夢だったよ……夢だよな?」
「さぁどうでしょうか、アルシエと二人でコソコソしていた仕返しかもしれませんわ」
シャロンはいたずらっぽい笑顔で左腕に抱き着きながら耳打ちしてくる
「それと、昨晩も何度かあの眼鏡エルフが部屋の近くをうろついていましたわ」
最初の3日間くらいはララノア師匠の部屋で寝ていたんだけど、シャロンが言うには部屋の近くで中の様子を伺っている気配がしていたらしいが、ここ2日間は俺の部屋の様子を伺ってるらしい。俺としては歓迎する状況ではあるんだろうが、あんまり健全な状況でもないよな……考えているとファナが目を覚ました。
(おはようトモエ)
「おはようファナ、いつの間にファナも一緒に寝てたんだ?寂しくなったか?」
(そうそう寂しい寂しい)
とりあえず頭を撫でてみるが微妙な反応だ、おっぱいを鷲掴みしてみると叩かれる……これは夢じゃない、本物のファナだ。ファナはそのまま服を着てふらふらと部屋を出ていく。洋館が広くなるのもいいけど、狭い部屋を借りてファナと同じ部屋で寝てたりしてた頃も良かったなぁ。ダイニングに向かうとイリスさんが朝食を用意してくれている、イリスさんは料理も上手いし仕事もできる素敵な女性だ。ただ、むっつりスケベ疑惑が浮上しているが……エルフの里に向かう前には何とかしておきたい所だ、ララノア師匠の部屋に行って相談してみる。
「イリスのやつ、興味津々だのぅ」
「嬉しいような何とも言えない状況なんですよ」
「トモエからしてみれば意外かもしれないが、エルフの女としてはそう珍しい事じゃないのよ。イリスの奴も100年は生きているはずだが、100年間初めてを守っているような女はこじらせる事もよくあるのぅ」
いつものようにカラカラと笑っているが、エルフなんていつまでも若くて綺麗なんだから、引く手あまたのような気もするけどなぁ……イリスさんも美人で仕事もできるし魅力的だ。スレンダーなのがエルフに人気ないとか……?
「エルフはな、子供が生まれると母親そっくりの子供が生まれていくんだよ、だからエルフの里は女王が治めているんだがのぅ、父親の要素が子供に現れることはほとんどないんだ。エルフの女は子供ができにくい体質なのもあるが、エルフの男は生殖活動に積極的ではないんだ、自分の子に自分の要素はほとんど現れないからねぇ、エルフの里だけでずっと生きてるエルフの女は夢見るこじらせ処女も多いのよ」
「ハーフエルフとかもいるんですか?獣人と人間のハーフとかも聞いたことはないですけど」
「母親がエルフなら父親が人間だろうと獣人だろうと生まれるのは母親に似たエルフだよ。父親がエルフで人間の女と子供を作った例は聞いたことないのぅ、エルフの女は見た目が美しい特徴を生かして、冒険者になって、外で男を漁ることが多いが、冒険者になろうとするエルフ自体少ない……だから少数種族なのよ」
もう完全にエルフの女はエロフさんにしか思えないんだが、俺もいい感じにロザリアとパルミラに食べられちゃってるじゃん。
「まぁしかし、アリエル様がここで一緒に生活する際に悪影響があってもいかんからな、おれの方からしっかり言い聞かせてやるから、トモエも上手くやれ」
「そこに関しては任せてください、師匠も知ってるでしょ?」
「違いない」
二人で笑いあった後部屋に戻って、まただらだら生活に戻る、アルシエ早く帰ってこないかなー。
師匠に言われた通り今日はファナと一緒じゃなくて一人でお風呂に入っていると浴室の外から声が聞こえる
「こらイリス!覚悟を決めろ、お前がおれの部屋を覗いていたのはバレてるんだよ、大して若くもないのにいつまで恥ずかしがってるんだい、姫様がこの洋館に住むときに良くない影響を与えるだろうが」
「で、ですがララノア様、その、トモエさんが嫌がるんじゃないかと心配で」
「安心しろ、あいつはお前の事を気に入ってる。それにこれからトモエを家主として仕えるんだろう?メイドとしてしっかりご奉仕してこい!」
押されるように浴場に入ってきたイリスさんは顔が真っ赤だった。
「あの、トモエさんお背中流します……」
「丁度良かった、俺もイリスさんを洗いますので洗いっこしましょうよ」
二人で髪や体を洗いっこしてから湯船に浸かる、洗ってる時はイリスさんの目が怖いくらいだったが、緊張しているようだ。
「あのトモエさん、私、パルミラさんやロザリアさんのようにスタイルも良くないし、あんまり男性と仕事以外で喋ったことないんですけど、その……」
イリスさんはガチガチに緊張して何かを喋っているが、近づいて手を握ってあげる。
「大丈夫、イリスさんはとても魅力的な女性ですよ。安心して俺に任せてください」
「えっと……はい」
お風呂から上がると、イリスさんと手を繋いで俺の部屋に向かった。




