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21 ハリネズミ系女子

「シャドウランス」


影の手で捕まえていたエメリンの影から影の槍が飛び出し、エメリンが煙になって消える。

……お姫様には刺激が強かったかな?、まぁでもちゃんと当たる前に助けたから問題ないよな……Cランク以上の人見てるかなこれ。キョロキョロしながら、手を差し伸べる。


「大丈夫か?アリエル、エメリンの突進は素早いからな……早く立たないと、パンツ見えてるぞ」


なかなか手を取らないから指摘したら、バッと隠してこっちを睨みつけてくる……手を取れを手を。

ファナがアリエルに寄ってきて、支えて立たせてあげている……まったく本当に男に触りたくないんだな、こんなに可愛いのに……


「とりあえず今日の所は帰ろうか。Lvも上がったし、魔物が危険なのも感じれたから満足だろう?」

「ふんっ分かったわ……トモエは影の魔法を使えるの?」


エメリンに腰を抜かしたのか、俺の影魔法に驚いてたのか、そっちだったか……?


「そうだな、俺のユニークスキルは影魔法なんだ。影の手や槍を出して攻撃したりする」


影の手を地面の影から出して、アリエルと握手しようと手を出したが嫌そうな顔で睨まれる……


「アリエルのユニークスキルは凄い回復魔法だってな、前にロザリアに神聖魔法を使ってもらったが、回復系って良いスキルだよね」


ユニークスキルの話をすると、アリエルは急に冷たくこちらを睨みつけてきた。


「分かったわ!私に優しくしておいて、ファナの声が出るように私に喉を治してもらおうと思ってるのね。あなたたちも、私の治癒のスキルを利用しようとしてるんだわ!」


俺たちを敵視してるな、やっぱり助けずにエメリンの突進食らわせといた方が良かったか。さすがにちょっとムカついてきた……このハリネズミ女が。


「……ファナの声が出ないのは精神的なものなんだ。喉に異常はないよ、それともアリエルのスキルは辛い心も治せるのか?……こっちも依頼を受けたから護衛してるだけで、お前が嫌なら今日で終わりでいいんだよ、勘違いするな」


さすがに腹も立ったから睨みつけてやったが、ファナが手を繋いで何か伝えている。面倒くさい依頼受けてしまったな~。これだからエルフの姫様とか関わりたくなかったんだよ、気分悪いな……


「あの……疑ってごめんなさい、その……酷いことを言ったわ」


……素直に謝るくらいはできるみたいだな。


「いいさ、とりあえず今日は帰ろう。明日からどうするかは、教会に泊ってるパルミラに連絡してくれ」


帰りの道中は静かなもんだったが、アリエルを無事教会まで送って帰宅した。

今日は色々疲れたからさっさと寝ようと思ったが、寝る前にファナに呼び止められた。


(アリエルは、本当にごめんなさいって謝ってた)


この妹分は自分も嫌な気持ちになっただろうに、本当にいい子だねぇ……頭をなでなでしてあげる。


「そうか、まぁ凄いユニークスキルを手に入れてしまって、嫌な目にあっただけで、根はいい子なんだろうな……他にはどうだ?アリエルの心の声聞いてみてなんかあったか?」


なんか言いにくそうな顔をしてファナが下を向いたが、気にしないでいいからはよ教えてと催促する。


(多分トモエの事好きになった)


……はぁ?怒られて睨まれたのに好きになるとか、どういう趣向なんだ……


「エメリンから助けたときに、カッコイイ~みたいなそんな感じか?」


ファナは首を振って否定する。


(多分そのちょっと前から、トモエの事好きになってた)


……もしかしてだが、フレイヤの加護の効果とかでてるのか?スキルを確認してみる。


・フレイヤの加護 ユニークスキル バッシブ


美と愛の女神フレイヤの加護、常に髪はさらさら肌はすべすべ、顔には自然に薄い化粧をしているよう。

髪が濡れたまま寝ても翌日にはサラサラ、愛にあふれ魅力を周りにまき散らす。少しえろくなる。


よくよく考えれば、シャロンにロザリアにパルミラ、相手の方から好きになってくれて関係を持ったが。これって加護の力とか関係あるのか……だとしたら、魅了を使ってるようなもんでちょっと嫌なんだけど。いや一応俺の魅力ではあるのか……そう考えながらファナに聞いてみる。


「フレイヤの加護スキルを持ってから、たくさんの女性から好かれているんだが、催眠効果みたいなのってあると思う?単純に見た目は良いし、魅力あふれてるから普通に好きになってるくらいならいいんだけど……」


ちょっと不安な質問になってしまったが、ファナは大きな胸を張って答えてくれた。


(私は加護を持つ前からトモエが大好き、だから心配ない)


……本当にいい子だねぇ、この子は。頭をなでなでしてあげる。


「ありがとな、ファナ。悩みが解決したわ、久しぶりに一緒に寝ようぜ」


(いいよ)


少し照れながらファナは腕に抱き着いてくる。心から嬉しくなった俺は、ファナの胸を抱き枕に気分よく就寝した……ふがふがっ




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