ながれぼしをとどけたくて
おかあさんと星ふる丘にいったんだ。
流れ星をおかあさんにとどけたくって。
丘の向こうにいってみた。
流れ星がつかめない。
すると車が来て言った。
「ぼくに乗らないかい?」
でも、ぼくはことわった。じぶんでつかみたいんだ。
走ったら海についた。
朝日が出てきて星を見失いそう。
すると船が来て言った。
「ぼくに乗らないかい?」
海は広く、陸が見えない。
ぼくは船に乗ってみた。
はやいはやい!流れ星を追いかけた。
陸についたので、船にお礼を言ってまた追いかけた。
すると山が見えた。鳥が来て言った。
「私に乗らない?」
でも、ぼくはことわった。やっぱりじぶんでつかみたいんだ。
山を越えたら川があった。
ざぶんと潜って夢中で手足を動かしたら泳げた!
やったぁ!
川を渡ったら砂漠だった。
太陽が照りつけて流れ星を見失った。
あつい、どうしよう。
するとトカゲが来て言った。
「向こうの大きな川へ星が流れたよ」
大きな川だ。水がゴウゴウへびのようにうねっている。
「さっきもおよげたんだ。できる!」
ザブンと潜った。流れが早く手足が動かせない。
「たすけて!」
すると、大きな手に引っ張られたような気がした。
気がついたら夜だった。川岸を進むと丘が見えた。
「あっ!」
そこには流れ星とおかあさんがいた。
おかあさんは
「流れ星を届けてくれたの?ありがとう。」と言った。
すると後ろから大きな手がぼくの頭を撫でた。
「おとうさん!」
ぼくは嬉しくなって二人の手をとった。
ボランティアで小学校の絵本読み聞かせをしています。
色んな絵本と出会い、色々な意見はありますが、やっぱりお母さんは見守っていて、お父さんは困った時に助けてくれる存在なんだなと思い、書きました。
私自身も高校生と小学生の子供がいます。
二人がこれから先どんな道を歩み、離れていっても、振り返ったときそこにいつもいて、見守っていられる存在でありたいと思います。




