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準備万端で楽々異世界生活(仮)  作者: メイシン
第3章 異世界学園編
93/93

93話.帰世界へ

いきなりですが第3章 異世界学園編 終了です!



リアルがマヂでヤバい!!!


93話.帰世界へ



*****~*****~*****~*****



「私に任せておけば、大船に乗ったようなものだ。」


「泥船?」


「アボ殿。…それは流石に不敬では?」


「それはともかく、他に案は無いの?」


(軽く流された……)


「生憎と。」


 ガララントの戯言は無視され、アボとセガルルトの話は続く。


「ちなみに、何故“俺達”が同行するってことになった?言い方悪いかも知れないが、“甘え”じゃないのか?」


「……っ!」


「忘れてるのか知らないけど、俺たちは、冒険者ギルドの後ろ盾であって、エーバー王国の後ろ盾じゃない。違うか?」


「…違いません。」


「前にも言ったと思うけど、俺は聖人でもないし雲中白鶴(うんちゅうはっかく)の趣も持ち合わせてはいないんだよ。

 それに、100歩譲って第1王子がホランド公国に行く、これは理解出来る。でも何故、同行者が俺らなんだ?」


 厳しい口調のアボの言葉に、その場にいる者は誰も反論出来ない。


「俺が王国側の人間だったら、まずはフーヴォに頼み、可能であればシャーヤと連絡を取ってから対策を練るぞ?」


 アボの言葉に、今更になってホランド公国の“元”賢獣だったシャーヤの存在を思い出す一同。


 “元”が付くとはいえ、ホランド公国の賢獣であったシャーヤ。国内の内情にも詳しいだろうし、“世界の愛し子”たる賢獣である。

 現状を説明すれば、古巣のホランド公国に対して、何らかの手段を講じてくれるかも知れないと、何故に誰も思い付かないのか?アボにとってはそれが不思議でならない。


「そのために、フーヴォやシャーヤの通訳を俺達に依頼するなら未だしも、一足飛びで俺達を同行してって頼むのは、理解も納得も出来ない。」


「………」


「なあ、第2王子セガルルト。俺の言ってる事、何か間違ってるか?それとも何か?俺達を都合の良い駒か何かと勘違いしているのか?」


「…そんなことはございません。」


「まぁ15歳の子供に、ここに居る大人達を言い包められるとは思えないし、これは国王パウルルトの案か?」


 いきなり矛先が向いたパウルルトも、何も言えず、唯々冷や汗をハンカチで拭っている。


「それともここに居る全員が、冒険者ギルドの後ろ盾である賢獣と、その(あるじ)を、自国の安寧のために都合よく駒の様に使おうと思ったのか?

 そして、ガースよ。お前が「この場」に居るってことは、グランドマスターも当然知っていて、それは冒険者ギルドの総意ってことで良いんだよな?

 …俺達には断りもなく、決定したってことだぞ?何故、事前に相談が無かったのか、言い訳は聞かん。…ただ、王国にしても冒険者ギルドにしても、何か勘違いしてるんじゃないか?それだけは理解した。

 賢獣やその主をてめえの都合の良い様に振り回すのがこの世界の人間のやり方なんだ。それってホランド公国と何が違う?」


「「「「「「………」」」」」」


 この場に居る、誰も、何も答えることが出来ない。


「何も返答が無いんじゃ、会話にならない。エン!帰ろう。」


「承知しました。」


 沈黙の場から、2人は挨拶もせずに部屋を出た。




*****~*****~*****~*****




「これからどうされます?」


「とりあえずは、ホランド公国かな。ガゼリ侯爵を潰す。シャーヤに確認しないといけないけど、たぶん反対はしないと思う。」


「…後悔しませんか?」


「するだろうね。でも、俺にとっては、国同士の争いなんか巻き込まれたくない。出来るのは、手の届く範囲だけ。

 エンやヤン・ランと楽しく過ごせれば、…それだけでいい。」


「渡り人3人はどうされます?」


「本人の希望も聞かないと行かないけど、…もし希望するなら、元の世界に戻してあげたいかな。」


「階層を超える転移を行うつもりですか?」


「出来るでしょ?今の俺なら(・・・・・)。」


「……」


「今までずっと、魔石を育て続けてきた膨大な魔力があれば。」


「階層管理者から横やりが入るかも知れませんよ?」


「俺が元の世界に戻る訳じゃないのに?」


「渡り人3人はアボ様が元の世界に戻らない様にする為の楔かと思っていたのですが。。。」


「…そんな気はしてたけど。でもさ、…もしそれが本当だったなら、俺的にアウトな事案じゃん?許されない。例え、精巧な(・・・)複製体だとしても(・・・・・・・・)。」


「……」


「って、今気付いたんだけどさ。俺って元の世界に戻ったらどうなる?」


「と言いますと?」


「俺も複製体とはいえ、“相田墨人”では無くなってるんだよね?」


「…そうですね。」


「なら、元の世界に戻っても、階層破壊は起きないってことだよね?」


「……!!」


「なら何で、こっちの世界に来させられたんだろ?」


「…何か理由があるのだとは思いますが、想像もつきません。ですが、あちらの世界に戻れば、向こうからコンタクトを取ってくるかも知れませんね。」


「まあ、向こうから接触してくれば聞けば良いし、無ければ無いで好きにすれば良いか。」


「それでは拠点はどうされます?」


「またいつでも来れるけど、ストレージに丸ごと入るし、収納しておこうか。」


「後は、『フーヴォの通う店』とその店員ですかね。」


「変な柵、作っちゃったなぁ。。。とりあえず、店は撤収。これは決定で。あと店員は、希望するならパンの製法を教えるって方向で。」


「承知しました。…あと、渡り人が希望したとして、あちらの世界に行った際、複製体であった場合、戸籍の件など、問題が山積みですけど…そこら辺はいかがなさいます?」


「げっ。そういう問題もあるのか。……一応、本人に説明して、その上で戻るかどうか確認するしかないよね?」


「つまり、先送りって事ですね。」


「そうとも言う。」


「それでは、ちゃっちゃとガゼリ侯爵領を潰して、アボ様の住んでいたという、あちらの世界を訪問致しましょう!」







急な展開となってしまいましたが、第3章の終了です。

ちょっとリアルが大変な状況なので、またしばらくお休みに入ります。


…一応、第4章の現実世界での構想はあるのですが、

実は、このまま続けるべきか悩んでおります。。


また復活した時は宜しくお願いします。



続きが気になると思って頂けた方は

是非★★★★★のエナジーをお願いします。




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