45話.世界会議7
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45話.世界会議7
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昼食は手軽に、餡かけスパ、ミートスパ、野菜スープと簡単に。
フーヴォのフォーク捌きも見事なもんだが、コウキのしっぽ捌き?も見事だった。
ヤンとランはしっぽを椅子のように使うことを覚えたようだ。器用度がどんどん高まっている気がする。
シャーヤはなんと翼を器用に使っていた。ただ、横に翼が動くので気を使って、角席で食べている。
「ホーホーーーゥ(アボ殿と居ると、食事で驚くことばかりじゃのぅ)」
「しゅるるるー(こんなに美味しいの初めてー)」
「ぶるる…(毎日食べたい…)」
「塩以外の味付け…」
「最初はミミズかと思いました。。。料理は見た目ではないんですね…。」
エビンもエルマも衝撃が強すぎたようだ。最初の一口目まで時間が掛かったが、賢獣やエン達が普通に食べているのを見て、恐る恐る一口目を頬張ると、目を見開き、その後は2種類のパスタを争うように食べていた。
衝撃?の食事の後、紅茶でまったりとしていると、扉を叩く音が。どうやら世界会議が再開する知らせのようだ。
結局、フーヴォはエーバー王国の控室には戻らなかったけど…、大丈夫だったのだろうか?会議場に戻って来たときに、先に入室していたエーバー王国の面々がフーヴォと一緒に入場してきた俺らを見て苦笑いしていた。
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「それでは世界会議を再開としたいのだが、ハーベスト神皇国とホランド公国の両国が発言権を失った事により、両国から議題に出されていた議案・提言はどうするか?という事なのだが……。」
「大国として機能が為さなくなる恐れが大きいからな、」
ハーベスト神皇国とホランド公国も何も言えずに黙って聞いているが、とても悔しそうだ。まるで怨嗟の声が聞こえてきそうな、睨み方だ。
「全て否決で良いんじゃないか?」
エビンのひと言で決まってしまった。元々、不可侵条約の撤廃と未開発地域の進軍に冒険者ギルドを前面に出して行う無茶な提案だったし、廃案で構わないとは思うけど。
「次もハーベスト神皇国とホランド公国の問題になるんだが…、自業自得とはいえ賢獣様に見限られてしまったがために、今後、移民が大量に出る恐れがある。」
「一番の流民先はエーバー王国になるだろうな。両国ともに王国のガブル伯爵領が隣接してる。さらに王国にはフーヴォ様を始め、今ではギルド本部にエン様までも在しているんだからな。」
「正直、我が国で受け入れは厳しいぞ。特にホランド公国は。」
「ヒト族至上主義国の輩はエーバー王国と反りが合わんだろうからな。」
エーバー王国は、冒険者ギルドの本部がある加減と、国王の気質も相まって、マニー共和国程ではないにしても、多種族が混在している国だ。
領によっては、ほとんどがヒト族で構成されているところもあるが、ヒト族至上主義を掲げる者達とは反りは絶対に合わない。すぐに衝突し問題が起こることが目に見えているのに、受け入れなど愚の骨頂だ。
「これについては、仕方がねえ。冒険者ギルドで、両国が隣接する魔境、国境の魔獣討伐の依頼を強化してある程度は安心を作り出す。
依頼料はハーベスト神皇国とホランド公国に出して貰う形になるがな。」
「当然、ハーベスト神皇国とホランド公国も派兵して自国防衛を務めてもらうが、国の縮小化も視野に入れて国策を早急に出してくれ。良いな?」
パウルルトが開催国の議長として、発言権のない2国に決定の旨を言い放した。
「何とか山場は超えたのかな?」
「最大の問題は、賢獣に見限られた時点で、国民の流出は避けられない事。他国に迷惑がどのくらい最小限に出来るかがカギとなります。
ここは冒険者ギルドに被って頂くことになってしまいましたが。。。」
「ま、急激な流出さえ避けれれば、緩やかな変化には対応しやすいからね。」
「両国が隣接する魔境も、今はそこまで危険度が高くありませんし、緩やかな衰退を目指せば、何とかなると願いたいです。」
緩やかな衰退ねぇ。。。このままで上手く行くかなぁ?何かが抜けてる気がする。
こうして、世界会議が終了した。
中途半端に世界会議が終わってしまいました。
すみません。




