31話.問題も治まったようだしね。
オンライン通話って他のことが出来なくなりません?
家と仕事の区別が出来なくなるし。。。
31話.問題も治まったようだしね。
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「アボ様?人工魔石の中には人工的に方向性を決めることが出来るのです。」
「方向性?」
「天然の魔石は、その魔物の属性によって決まるのですが、人口魔石の場合、作り手の任意で属性を付与することが出来るのです。
場合によっては魔石に、呪いや洗脳などを付与して悪意ある魔石を作り出すことが出来るのです。」
「それを賢獣を孵す時に使った可能性があると云う事?」
「現状の賢獣の魔力を考えると、魔法陣などを併用したとしても、かなりの魔石を用意する必要がありますので、もし用意出来なかった場合、人口魔石を使用した可能性も否定は出来ません。」
「その時に悪意ある人工魔石を使った場合は?」
「使われた人工魔石の量と質にも依りますが、賢獣が操られることも不可能ではないですね。
まあ、そんなことをすれば卵は孵りますけど、邪な魔力では“世界からの知識の吸収”、賢獣の恩恵は得ることは出来ないと思います。所謂、魔力の質の低下というわけです。」
「魔力の質はともかくとして、戦力としては?」
「他国に対しては、脅威になるかと。」
「……厄介だね。」
「あとは後天的に人口魔石を使用する場合ですかね。私たち賢獣は嗜好として食事を取る者もいますが、それ以外は主の魔力や外部の魔力を摂取しています。
元来汚れを嫌う賢獣も、きわめて微量の呪いや洗脳を付与された魔力を、何年も何十年も摂取した場合は、気付かない内に…。」
あくまでも可能性の話だったが、エンの話し方がまるで事実のように聞こえた。
そして、賢獣であるエンにそんな話をされれば当然“世界の愛し子”を愚弄しているも同然に聞こえてしまう。
「あり得ない!」
「それこそ世界を敵に回す愚行!」
「あくまでも可能性の話だからね?直情的にならないでよ。」
何故か抑えに回るアボだった。
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「それじゃあ一旦、拠点に戻りますね。」
アボ達一行は、当面の問題は回避できたと思い、帰ることにした。
「アボ様、エン様!実は連絡方法についての相談なのですが。。」
「あぁ。確かにフーヴォが居ないと連絡取れないですよね。」
「それでですね、魔導通信を一台お渡ししようかと思うのですが。」
「…それって高価なんですよね?それに携帯型じゃなくて設置型でしょ?いつも拠点にいる訳じゃないしなぁ」
前の世界でも携帯を持つことで行動を縛られた経験のあるアボには、便利である反面、拒否したくなる気持ちでいっぱいである。
「世界会議を前に打ち合わせしたいことや漏れの確認をしたい気持ちもありますが、毎回王宮にフーヴォ様に謁見して、呼び出して頂くのも不敬に当たるかと…。」
「だよね。仕方がないか。エン?使い方とかメンテナンスの仕方は知ってる?」
「機種によりますが。」
「じゃあ、お借りする魔導通信のこと任しても良い?」
「承知いたしました。」
「あと、基本的に、ギルド本部のエルマさんとゼガルルトさん以外は着信拒否出来る?出来なければ魔導通信自体、借りたことを秘密にして他の人には知られないようにして欲しい。」
「アボ様!出来れば不測の事態の為に、窓口をもう一人づつ、増やしても宜しいでしょうか?」
「…そっか。確かにそうだよね。そしたら、人選が決まったらエンに伝えてもらえるかな?」
「承知いたしました。」
やっと帰れると、肩の荷を下ろした気分。今回はドタバタしたから、夕ご飯はストレージから出して簡単に済ませようと思う。
ヤンとランも窮屈な思いをさせちゃったから、拠点に戻ったらゆっくりと羽を伸ばせると良いな。
続きが気になると思ってくださる方は
是非★★★★★のエナジーを下さい。
お願いします。。。。。




