22話.閑話 暗躍する者達2
世界会議を前にもう少し暗躍してもらおうか思案中。
物語の展開上、多少は盛っても構わないかな?
22話.閑話 暗躍する者達2
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Side:過激派???国
「ほぉ、新たな賢獣様とな?して、その賢獣様の御姿は?」
魔導通信にて会話をしている。
「なんと?!……そのような御姿の賢獣様が。。。」
「………………」
「ならば、その主はヒト人種か?」
「………………」
「そうであろう、そうであろう。汚らわしい他種族の者であるわけが無いの。
そうであれば世界会議前に、是非に御姿を拝謁させてもらいたいものよのぉ?」
「………………」
「その伝手は頼めるのかぇ?」
「………………」
「ちっ!冒険者ギルドじゃと?面倒な。余計な力を持たせてしまうではないか!」
「………………」
「いくら冒険者ギルドが匿っておっても、接触くらい橋渡しできるであろ?」
「………………」
「契約魔法で縛ってまでも…か。」
「………………」
「そちの話では中立派の王国の賢獣様が深く関わっておるのじゃな?」
「………………」
「最古参の賢獣様が懇意にしておるのか。。
…下手を打てば、王国も中立派から穏健派に鞍替えするやも知れんな。
「………………」
「なんせ王国で意思疎通が出来る手段を持ってしまうのだからの。これは、ちとマズいの。」
「………………」
(最悪は卵に孵してしまうか?そして卵を保有できれば、我が国の力はさらに盤石になるしの?
問題はその賢獣様の階位じゃ。我が国の賢獣様よりも階位が上じゃと事を起こすにも弊害が出てくるやも知れん。。
しかし有用な話を聞けた。これは是非にでも他国が動く前に、情報を精査し動かねばならんの)
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Side:中立派エーバー王国
「此度の恩恵は、王国にとって久方ぶりの朗報じゃった。」
「レーラ様がお隠れになってから久しいですからな。」
「このビスコッティなる食べ物も、宮中のみならず、保存食にも携帯食にも重宝致しますし、街中でも販売できるとなれば、たくさんの民の心を癒すであろうな。」
「何よりも、果物と違い保存が容易というのも良い。味も中に入れるナッツなどを変えればバリエーションも出てくるし、賢獣様の恩恵は計り知れない!」
「恩恵一つとっても、のちの知恵を民と一丸で望めば、さらなる飛躍が望めるしな。今は亡きレーラ様の御意思を遂行される、良い兆しだ。」
食文化の酷い、低レベルのこの世界。その中でもエーバー王国は賢獣フーヴォとレーラの尽力により、果物の生産特化で食を麗していた。
しかし、レーラがお隠れになったことで、フーヴォとの意思疎通が困難となり、賢獣の恩恵の下賜が為されない様になってしまった。
だが、王国に賢獣が顕在していることで国としての体面も、安心も得ることが出来ている為、中立派としてこの世界においては安定の国とも言える。
「…問題は誰が賢獣様と意思疎通を成されたか?ということだ。」
「……」
「これが新たな主様であるならば、王国にとっては喜ばしいことではあるのだが。。。」
「冒険者ギルド経由というのが腑に落ちん。」
「冒険者ギルド曰く、冒険者たちの日々の栄養の偏り、遠征などの携帯食の改善のために恩恵を下賜して下さったと言うが、そもそもレーラ様の御子孫である王族の方々でも、フーヴォ様との意思疎通が困難だというのに。。
何故冒険者ギルドではこのレシピを詳細に聞き取ることが出来たのじゃ?」
「意思疎通のための魔法が開発されたという話も聞かん。」
「もしや彼の国のように、渡り人が来訪してフーヴォ様と接触したのでは?渡り人には魔法とは違う、不思議な能力を持つ者がいるとも聞く。それがたまたま冒険者ギルドで保護されていたとなれば。。」
「それもあり得るな。であれば納得できる部分も多い。」
「この王国はフーヴォ様の御意思を尊重し、レーラ様の導きによって政策を進めてきた。
レーラ様がお隠れになって久しいが、フーヴォ様の御意思を容易にお聞き出来るのであれば、この王国はさらなる飛躍も夢ではない。民の生活も笑顔で満ち溢れるよう、意思疎通の出来る者との接触を考えたいが。。」
「フーヴォ様は相変わらず、フラフラとなさっている様で、果樹園にも戻っておられん。まずは冒険者ギルドに接触を図るしかないか。」
レーラとフーヴォの物語を出したくなったのですが、物語の展開上、まだ出せないのがつらい。。。




