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料理開始!作るのはこの3品で決まりだ!

CMが終わった。そして俺と女神は調理を始めた。女神はカレーを、俺は納豆ハンバーグを、最後にカレーを煮込んでいる間に女神が納豆でオムレツを作る。料理の計画はこんな感じだった。しかし……。


「おばあちゃんが言っていた料理とは……。」

「おばあちゃんが言っていた料理の味を決めるのは……。」


後ろの女神がうるさい。ずっと天道のセリフばかり言っている。女神のカレーは問題ないみたいだけど俺の気が散る!


とりあえず納豆を袋に入れてめん棒で叩き潰す。粒の形がなくなるまで徹底的に潰す。ボウルにひき肉を入れて、潰した納豆を入れる。そして混ぜ終わったら納豆と相性のいいチーズをハンバーグの中に入れる。納豆単体のハンバーグだとこの異世界では受け入れられない可能性がある。だからチーズを入れて、納豆の魅力を残しつつもチーズ味にして食べやすくする。さらにこの納豆ハンバーグをカレーに乗せればチーズプラスカレーでさらに食べやすくなるはずだ!


「水戸さんカレー後は待つだけです!最後オムレツですよね。私に任せてくだ……。あれ卵は?」


女神がオムレツを作るため、材料を用意している。しかし卵がないらしい。


「すみません。スタッフさん!卵はこの番組で用意されていないんですか?」


スタッフの1人が収録前に卵を落としたため、卵がないらしい。それを俺たちに黙っていたらしい。かなりピンチだ。この番組は生放送。3品作ると言ったのに、2品しか作れなかったというのは印象が悪い。


「どうしましょう水戸さん?」


「2分ください。短時間で作れる納豆料理をいま考えます!女神様はとりあえずいつでも調理入れるようにしてください。」


そして俺は考え始める。納豆オムレツ以外の納豆料理を。この番組は卵以外の食材は一通り揃っている。なんとかなるはずだ。


……。


…………!


サラダなら短時間で作れる!納豆サラダを作るしかない!


「女神様!納豆サラダを作りましょう!」


女神は首を横に振った。


「だめですよ。水戸さん。納豆サラダなんて作ったら、納豆をそのまま食べることになりますから、この異世界では食べてもらえませんよ。」


「大丈夫です。俺を信じてください女神様。」


そう。今ここに卵がなくても、この調味料があれば、納豆を食べやすくすることができるはずだ!


「分かりました。水戸さん。その通りに作りますね。」


そして俺たちは納豆料理を3品完成させた。

いよいよ番組の出演者たちの実食開始だ。




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