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エル・カダルシアの魔法手帖  作者: ゆうひかんな


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名もなき賢者の世界③


「その言葉は…、シルヴィの…。」


荒れ狂う世界のただ中にあっても、平然としていた賢者様の表情が歪む。

彼は憮然とした表情で虚空に曲線を描く。

何かのおまじない、だろうか。

踊る指先が止まった、その瞬間に。


文字通り、世界が色を変えた。


凹凸のない白い壁は赤黒い煉瓦のような小振りの石を積み重ねた石壁に、机にはカビが生え一層古びたものに変化している。

そして傾いだ卓上や壁の棚には、先程までは見られなかった禍々しい色合いの液体や干からびた生き物が封じられた瓶が、びっしりと並んでいた。

これは…映画に出てくる悪い魔法使いの棲み家とか?

時折液体から気泡が吐き出される様子がなんとも気味が悪い。

そして壁を伝い、上へと伸びていく螺旋階段の先には間隔を開けるようにして扉が並んでいた。

天井がさほど高くないせいか、全ての扉は目視で確認できるものの、扉の形状や材質は先程まで見ていたものと同じものに見える。

なんだ、これ。

呆然とした表情で変化した部屋の中を眺めていると後ろから溜め息が聞こえた。

「…全く、強引なところばかりシルヴィに似て。」

賢者様は体の力を抜き、音を立てて椅子に座ると、恨めしそうに螺旋階段を見上げる。

それから、私に向かって軽く手を振った。


「あら?」

「力を使えるようにしてやったぞ。」

魔素が体に染み、魔力が巡る。

力が使えそうな、そんな気がした。

「一応、約束をしてもらいたい。先程みたいに魔力固め、ぶつけようとするのは禁止。直接攻撃を受けて魔法手帖(実体)が破壊されてしまえばシルヴィとの契約に差し障りがあるからな。」

「もちろんですよ、安全第一ですね!!得意分野です!!」

「…なぜだ?台詞に果てしなく不安しか感じないのだが。」

失礼ですね。

賢者様が無駄に絡まなければ穏便に済ませる気でしたよ?!

「そういえば、この場所ってどこですか?」

「知らん。」

「は?」

「長い時間が経って、ある日ふと気がついたら周りがこんな景色になっていた。そうだな、あの時の記憶とあの時の記憶とが絡まりあったらこんな感じになるか。」

眉根を寄せた賢者様が答える。

つまり賢者様の記憶がこの部屋の景色の元となったわけか。


「それでは、さっきまでの白い空間は?」 

「偽装だ。そうとは思えぬ程に、素晴らしい出来栄えだっただろう?」

賢者は大袈裟に手を広げ、ニヤリと笑う。

だが私が魔素をぶつけようとしたために、仕方なく偽装を解いたと。

それって…。

笑みを浮かべた彼を軽く睨む。

そもそも偽装するのは相手を騙すため、もしくは相手に居場所を知られないためだ。

つまり私のことを最初から信用してませんでしたと暴露してますよね。

「しかも偽装できるということは、貴方にもそういう知識が書かれている、ということなんですね。」

「さてどうだろうな。そうかも知れんし、そうではないかも知れん。」

またはぐらかされた。

この魔導書には、どんな系統の魔法が記されているのか想像もつかないな。

賢者様の体が触れた拍子に、卓上へ置かれた瓶の中で液体がコポリと音を立てる。

クラゲのような生き物が、瓶の中の海を優雅に泳いでいた。

ふと賢者様の手が伸びて卓上の瓶を優しく揺らす。


「それで、どうする気だ?」

「いくつかは考えていますけど、まずは何ができるかを確認します。」

魔力が循環するような感覚があるから魔法や魔紋様まもんようは使えそうだ。

だけどこの世界に自体に直接攻撃を与えるようなやり方はダメ、と。

つまり媒体()は使えない。

改変くらいなら許されるかな。

となると久しぶりにアレが出番ですね。

「上書きしますかね。」

「…何を上書きする気だ?」

「ん?もちろん扉の魔紋様まもんようですよ。」

「は?君は、何を言って…。」

「やってみる方が早いですね!!じゃ、いきますー。」

「待て待て待て待て!!まずは説明をだな…!!」

説明しても手伝ってくれるわけではないし、待ちませんよ。

手に魔力を集める。

金の糸を纏い現れたのは、蝶が飛ぶ赤い表紙の魔法手帖。

思わず口角が上がるのは、やはり私の分身のような存在だからかな。

最近出番少なかったからねー、でも大事にしてるよ!!

何事か喚いていた賢者様が魔法手帖を目にした瞬間、ピタリと口を閉じる。

そしてマジマジと私の手の中にあるものを見つめた。

「…それが君の魔法手帖なのだな。明らかに魔導書とは仕組みが違う。なるほど、つまり君のように本物の魔法手帖を持つ者であれば、自ずと(魔導書)との違いが明確にわかるということか。」

手元に注がれた賢者様の視線が、何かを読み解くように細められる。

魔法紡ぎの魔力の残渣により生じるとされる魔法手帖。

意思を持った魔導書と同じ、魔力を操る書籍ながら、似て非なる存在とでも言うべきか。

無言のままに肯定の笑みを浮かべると、魔紋様まもんようを検索するために言葉を紡ぐ。


「検索、"固定"。」


そして魔法手帖に魔力を流した。

ページが開き、ひとつの魔紋様が提示される。

これはダンジョンの修繕のために私が紡いだものだ。

効果は物質や生物を指定した状態に固定し、経年劣化を防ぐためのもの。

自己修復機能の対局にある、とでもいうべきかな。

この魔紋様まもんようを転写しておくことで、ダンジョン内にある床や壁、書棚類や備品を戦闘行為による損傷や時間の経過による劣化から守る事ができる。

そうすれば、床を傷めずに使え、書棚を新しいものに作り変えたりする手間も省けしね。

書棚は武具ではないから、そこまで強力な自己修復機能はいらない。

だけど場合によっては書籍の魔物と冒険者との戦闘行為で傷がついたり魔法がぶち当たるくらいはあるかもしれないから、それからは守るようにしたいよね。

これは、そんな事前に想定できる外傷から保護することを目的として紡いだ。

自己修復を治療と例えるなら、固定の魔紋様まもんようは保護するためのもの。

書棚や備品は書籍にとっては家と同じだ。

損傷がひどくて、彼らが泣く泣く棲み家を追われるというのは切ない。

そして重たい書棚を気ままに移動させた挙げ句、傷んだを床ぶち抜くという意味不明な事故も防げるし。

ダンジョンの二十五階層、崩壊の階層を本当に崩壊させた原因はそれだったらしい。

アステラめ。

ええ、やはりと言ってよいのか…彼女が主犯でした。

後日オリビアさんから床をぶち抜いた経緯を聞いて思わず彼女をガン見した。

アステラってば全然悪いと思ってないくせに、瞳をうるうるさせて謝罪してたな。

彼女の愛らしさにオリビアさんは完全に騙されていたが、私は冷静にツッコんだ。

『主自らが階層を崩壊させてどうするのよ?!』

『器が小さいわね。この程度の失敗なんて、私にしたら、かわいいものよ。』

なんだと?!

他にも色々やらかしてるのかい、この子。

内容を聞けば、確かに床をぶち抜くことくらい可愛く思えてしまう程だ。

これは事前にアステラのヤンチャを織り込んだ対応策を仕込んでおかねばならない。

そう深く心に刻んで紡いだのがこれだ。

オリビアさんには話を通し、管理者権限で二十五階層を中心に各階へとばら撒いてもらっていた。

ちなみに二十五階層には念入りに、念には更に念を入れて仕込んでもらうよう頼み込んだのは言うまでもない。


「今回は、これを基礎に使います。」


まずは固定の魔紋様まもんように魔力を流し、魔紋様まもんようを空間に発現させる。

目の前に浮かび上がる魔紋様まもんよう

そこに魔力の糸を足し、紋様を継ぎ紡ぐことで、新たな効果を追加していく。

今回新たに付与したのは影響範囲の指定、それから私の魔力による解錠。

ついでに主様ぬしさまの魔道具を参考に、双方向から出入り可能とする転移の効果も追加した。

…双方向とはいえ、戻る場所は賢者様のいる場所が望ましいよね。

それをどう設定するか考えつつ、紡ぎ直した魔紋様まもんようの効果を確認する。


複雑な編目の魔紋様まもんようが黄金色に輝く。


魔紋様まもんようの検索ワードは…"現状維持"。」

さらに検索ワードに効果の及ぶ範囲として目視を設定し、完成。

それを魔法手帖の白紙の頁へと転写する。

ふと視線を向ければ、賢者様が一連の作業を呆然とした表情で見つめていた。

「…そんなことが、できるのか?」

「試してみたらできました!!便利ですよね、これ。」

「いやいや、一度紡いだ紋様を再編するなど普通はできないぞ?!それとも私の知識が古いのか?」

…確かに他の職人さんには難しいかもしれないな、とは思う。

既存の魔紋様まもんようを基礎にして紋様を足し、新たな魔紋様まもんようへとアレンジする。

スキルのレベルが高いこともあるけれど、それ以上に魔法手帖という保存機能がついた媒体があるからできることでもあるんだよね。

うん、やっぱり魔法手帖万歳。

とはいえ、口でいうほど簡単ではないのも確か。

この作業の課題は集中力。

失敗作は破棄することになるから使った分だけ魔力を無駄にするリスクを負う覚悟も必要、と。

なんて説明をしたら、一気に疲れ切った表情になった賢者様。

「…無駄に器用なんだな、君は。」

ええ、よく言われますとも。

しかしなんですか!!

賢者様とも呼ばれる人が、その個性のない台詞はっ!!

同じ貶すならば、もっと奇想天外な、こう想定できないような方向から…っと。

無駄に器用と揶揄されるのは今更なので、まるっと無視して作業に戻る。

今度は収納から魔石を取り出した。


「賢者様、持参したこの魔石、ここで使ってもいいですか?」

「加工前の空っぽの魔石か…魔紋様まもんようを刻むとか?まあ、攻撃手段として使わないならかまわんが。」

よし、許可もらった。

これはソルで冒険者の皆様と分け合った魔石のうちのひとつ。

魔物から採取したもので強度も高そうだし、私の魔力ともよく馴染むだろう。

両手で包み、即席で魔石に魔紋様まもんようを刻む。

魔石に魔紋様まもんようを刻むのは、ディノさんから許可がでるまでは作らないでとは言われたけど、ここは賢者様の世界。

不測の事態だし、現実世界とは別のルールが存在していて、それを破るものではないなら大丈夫だろう。

刻んだ魔紋様まもんようの効果を確認し、魔石に魔力を満たす。

手の中で虹色の石が鈍く光を放った。

その魔石を賢者様に差し出す。

「これを、貴方に差し上げます。必ず持っていてくださいね。」

「…なぜだ?」

「双方向に出入りを可能とする魔紋様まもんようの終点に貴方を指定しました。」

「は?!」

「正確には目印はこの魔石なんですけどね。」

魔石のある場所に賢者様がいる。

そうすれば彼の力で速やかに現実世界へと帰還できるから無駄に探し回ることもない。

途端に賢者様は不満そうな表情を浮かべた。

「持つか持たないかは私が決めることだ。」

「もちろん不要と判断したら捨ててもかまいませんよ?」

その考え方も当然、織り込み済みですけどね。

私はできる限り素敵な笑顔を浮かべる。

その瞬間、何故か賢者様は眉間にシワを寄せた。

「…気づいてないかも知れんが、顔から邪念がダダ漏れしとるぞ。」

「まあ失礼な!!澱んだ空気を払拭するような、うら若い乙女の笑顔ですよ?」

「嘘つけ、そんな純粋なものではあるまい!!本音は何を企んでるんだ?!」

「おほほっ、企むなんて!!互いに利のある魅力的な申し出です。」

賢者様とは互いに利があれば協力できるという事。

彼の眉間のシワが深くなった。


「この魔石、私の持つこの魔道具と繋がっているんですよ。」


収納から魔道具を取り出す。

映像を録画する魔道具の最新版だ。

サナから提供された試作品だけど、ずいぶんと機能が向上していた。

「魔石に魔力を補充していただければ、いつでも私の行動を魔石から監視することができますよ。」

「どういうことだ?」

「手伝う気がない、ということは、扉の先の世界にはついてこない気ですよね?心配になりませんか?」


私が何をするのか。


賢者様が沈黙する。

まあ、先程の強引な手口を見ていたら心配にもなりますよね。

思いつきで魔素固めたのだけれど、私ってばグッジョブ!

「私ってば繊細なので、精神的に追い詰められたら、いきなり攻撃魔法ぶちかますかも!」

「なっ…だとしてもその場にいなければ止められないだろうが!!」

「この魔道具、音声通話機能付きなんですよ。『待て』くらいは問題なく伝わります。」

「空間を違えてもか?」

「はい。核となる魔紋様まもんようをそういうふうに紡いだので。」 

もともと魔道具自体には音声の送受信機能がついている。

別の空間を核となる物同士で繋げば繋がるのではないか。

シルヴィ様の金色の繭が空間を違えていたけど繋がっていたのは核となる私と繭が魔力によって繋がっていたから。

実験してみたところでは、どうしても空間の切り替わりに一時的にだが音声や画像も遮断されてしまうのだけど、居場所が固定されれば繋がるはずだ。

「実験段階のものですけどね、興味ありません?こういう最新の魔道具は。」

ある程度検証はしたけれど、この空間でどこまで上手くいくかは運次第。

だけど今は賢者様の興味が引ければそれでいい。

迷った末に、賢者様は手を差し出した。

手のひらに落とした魔石をしっかり握る。

「仕方がない。進んで嫌がらせするのは大人気ないしな。」

「やっぱり嫌がらせでしたか!!」

「女性には紳士的に対応するのだが、君と深く関わり合いになると面倒な気がして。」

魔石をポケットに仕舞った賢者様は、それはもう素敵な笑顔を見せた。

少年のような無邪気な表情を、渋い大人の顔へ浮かべるなんて器用なことをしますね。

…この人、女性から絶大な人気を得そうだなぁ。

ギャップというものに、大多数の女性は弱いらしい。

大人でありながら、少年のような繊細さを残す人。

絶対にサナには会わせないようにしよう。

男性に免疫のない彼女が翻弄される未来しか想像できないし、胡散臭い人を近づけたのが私と知られたら皇帝陛下に抹殺される。

なぜだか背筋に悪寒が走った。

私の知らないところで人化されるのだけは阻止しようと決意を新たにしたところで、賢者様は顔の前で手をひらひらとさせる。

「こんなところでウロウロしていても答えは見つからんぞ。さっさと仕事しろ。」

「はい、では早速!!」

魔法手帖に魔力を流す。

そして全ての扉を視界に収める。


「"現状維持"、範囲"目視"」

空に浮かび上がった魔紋様まもんようの効果は現状維持。

そして金色の魔力の糸が弾け、効果が発動すると同時にピシリ、という音が鳴り全ての扉に魔紋様まもんようが刻まれた。

まるで時が止まったように静まり返る部屋。

そう、正しく時を止めたのだ。

魔紋様まもんようを解除しない限り、部屋の中にある扉は増えないし、減らない。

そういうふうになるように、私が紡いだから。

「…。」

「現実世界において新たな選択が成される度に鍵の掛かる扉が増え、解錠された扉が減る。扉が消えるのは不要となるからではなく、単純に古い方が上書きされているからではないかな、と。」

ある意味、劣化と同じ。

裏を返すと使えなくなったから消えるのではない。

単純に未来に繋がる出入り口としての役割なら、劣化した状態でも果たすことができるのではないか。

その証として、魔紋様まもんように魔力を流し、解錠済みの扉を開ければ、その先には当然のように未来の景色が続いていた。


たぶん未来への選択肢は、あみだくじと同じなのだ。

入り口は違っても曲がった先の分岐のどこかで別の道すじと繋がる。

確実に未来へと続いているのだから、入り口さえ確保できれば、その先の世界へと辿り着くことも可能なはず。

答えのある場所が多少遠くても、未来へと入れるならどこの時点からでもかまわない。

そのためには鍵の開いた入り口を一つでも多く確保したかったのだ。


「…なんとまあ、無茶苦茶な。その力業が未来へとどんなふうに干渉するかわからんのだぞ?」


一周振り切ったら突き抜けたようで、賢者様は乾いた笑い声をたてた。

そして一転、苦り切った表情を浮かべる。

責められるのは仕方ないだろう。

攻撃はしないにしても、彼の本体の一部に干渉はしたからね。

そして賢者様の、わずかばかり変化した容姿にふと気がつく。

この人、思考や行動に合わせて見た目年齢が変わるのかしら?

彼の容姿が一層老いたものに変わった気がした。

聞きたいとは思ったけれど、今はまだ成すべき事があるから、後回しにしよう。

それよりも、きちんと理解してもらわなければ。

なぜ、このやり方を選んだのか。


「新たな扉の鍵を開ける対価が体の一部なんですから、誰だって開かないで済む方を選択しますよね。」

「だが現実世界に、どんな弊害があるかわからないのだろう?それは他者を顧みることのない、自分本位で傲慢な手段ではないか。」

「あら、どうせなら斬新って言ってくださいな。何もしなくても天候の変化一つで選択肢が変わることくらい、よくあることじゃないですか。ついでにいうと貴方にとって予想外なのは当然です。私が貴方に合わせなければならない理由など一つもありませんから。これは昔から言っていたことなんですけど…覚えておいてくださいね。私は私のために魔法を紡ぐのです。」

私は私の願いを叶えるために魔紋様まもんようを紡ぐ。

見知らぬ誰かのために紡ぐなど、そちらの方がよほど傲慢だ。

賢者様は唇の端を歪める。

「所詮は君も"傲りに満ちた愚者"、なのだな。ならばお手並み拝見といこうか。次代の魔法紡ぎの女王殿?」

「その認識でかまいません。だから邪魔だけはしないでくださいね。」

にっこりと笑いながら、スキルを発動させる。

さあ神様、出番ですよ!!

「チャンス到来。」

魔力が失われる気配がしていくつかの扉が光る。

一番近くにある扉を開くとそこには、見慣れたような見慣れない未来へと繋がる世界が広がっていた。

今回は、王城ではないみたいだな。

それでもこの先に答えがあると、今は信じるしかない。



「じゃ、ちょっといってきますー!!」

「買い物にでも行く気軽さだな?!」



現実世界の忙しさに翻弄されて更新が遅くなりました。

お楽しみいただけると嬉しいです。

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