魔法手帖九十八頁 ふわもこ王国の扉とかわいいは正義、隠し紡ぎ
犬仕様に戻った主様とシロを連れてお店に戻るとカウンターでオリビアさんが残務処理をしていた。彼女に帰宅した旨を告げ、グレースを呼ぼうとベルを手に持ったところで、主様が帰り道だしと転移で十五階層の部屋の前まで送ってくれた。
やっぱり便利だな、転移のスキルって。
「それがあれば飲み会が終わったあと、市場から直接転移してくれば…。」
『…何か言ったか?』
「いえ、何一つ。」
はいダメですよ。
転移はあくまでも緊急避難用ですからね!
わかってますとも、市場から直接転移できたら市場で美味しいもの食べ放題よね!なんて思ってても言っちゃいけないやつですよ!
『書籍の様子を見ておきたいのだが、入っても大丈夫か?』
主様がちょいちょいと部屋の中を指差す。
お伺いをたてるなんて紳士ですね!さすが主様です。
突撃かましてきたどこぞの毛玉と大違い…だから睨まないでよ、シロ。
ちょっと思っただけですってば!
「ええ、いいですよ。
今日はグレースがお留守番しているはずですから。」
そう言いながら扉を開ける。
開けた先ではグレースが箒を片手にリビングの掃除をしていた。
「"集束"。」
グレースがスキルを発動すると緩やかに空気が動き塵や埃が一ヶ所にきれいに集められる。なるほど、侍女に必須のスキルね。これは普段こういう風に使われていたわけか。だから魂の欠片の扱いが上手だったのね。
…主様、私をじっとりとした視線で見つめないでください。私だって今日初めて使い方を知ったんですから。それとオリビアさんには絶対に言わないでくださいね?私が塵や埃に分解されそうだ。
「ただいま、グレース。」
「あら、お嬢様!お帰りなさいませ。どうやってこちらに…ああ、主様に送っていただいたのですね。」
「うん。書籍の様子を見に来たみたい。どう?大丈夫そう?」
「大人しくしておりますが、特に問題はなさそうです。」
そう言ってグレースは本棚から翡翠色の表紙のついた本を取り出すと、主様とシロにも見えるように床の上に布を重ねて敷きそこへ書籍を置いた。
『どうだ、光の。魂は定着できているか?』
「うん大丈夫そうだよ。今はちゃんと一つの魂の固まりに戻ってる。」
書籍を挟んで白黒の毛玉がヒソヒソと会話を交わす。
漏れ聞こえてくる内容から判断するに…大丈夫そうだな。
しかし…これは。
想像してもらいたい。
白黒の犬がその短い足で本に軽くタッチしているところを。
てしてし。
てしてしてし。
…ナニコレ?超絶可愛いんですけど。
ふ、ふわもこワールドが!
ふわもこ王国の扉がこんなところに!
「お嬢様、地味なお顔立ちが緩んで大変見苦しいことになってますよ。」
「うん。二重に失礼だよ?グレース。」
そそっと近付いてきたグレースに耳打ちされた。
いや、声を潜めたとしても充分に失礼だからね。
おや?
こうして二匹並んでいると色の違いだけではなく毛の質感とか微妙に違うんですね。
シロはふわっふわの白い毛でしかも所々癖があってカールしている。
主様の方は黒く艶のある少し長めの毛が立ち上がるように生えている感じ。
例えるならシロは綿菓子のようで、主様は高級な絨毯のよう。
「あれ、主様。毛が絡まってますよ。」
無意識に手が伸びて主様の毛に触れる。一瞬ビクッとなった主様だったが毛を指で解しても特に嫌がる様子は見せなかった。毛並みが揃った後も、そのまま大人しく撫でられている。
上下する指先に触れる極上の毛並みと手触り。
うん、ほんのり暖かくて癒されるわ。
「…エマ、浮気だ。」
「はいい?!」
コラ待てい!
誰だい、まだ彼氏すら出来ていない私にケンカ売った奴は…あ、シロか。
視線の先には、じっとりとした視線で私を見つめる白い毛玉の姿が。
ちょっと、光の大精霊が黒いオーラを纏うってどういう事?!
「グレース、見たよね。」
「ええ、間違いなく浮気現場を押さえましたわ。シロ様。」
ヒソヒソと囁き合う上司と部下。
いつの間に序列が出来上がったんだい!そこの光合成連合!
「だからね、相手は毛玉で、私に彼氏もいなくって…ちょっと聞いてる?!」
「破廉恥ですわ、お嬢様。」
「だから、その発想がな?」
いい?グレース、そそっと近付いてきて耳元で囁かれても、ちっとも心に響かないからね!というか私が否定すればするほど心にダメージが蓄積されていくんだが、それが狙いか?そうなのか?
『まあ、許してやれ。光の。我の毛並みはそれほどに魅力的なのだ。それ故に我にも咎があると言えよう。』
フフン、とドヤ顔を決める主様。
キシャーッと毛を逆立てるシロ。
ちょっと、主様…アナタ面白がって火に油ぶちこみましたね。誤魔化してもわかりますよ?口の端が微妙に震えて笑いをこらえ…ってだからグレース、貴女が拳を固めるんじゃない!一応見た目女子なんだから…見た目詐欺らしいけど!!
「ほらもう夜遅いんだから体洗って寝るよ?!」
「…なら洗って?」
「ええと、シロさん?」
「だから、エマが洗って?」
「いや、もう夜遅いし…」
それまでの応酬はどこへやら。
うるんと瞳を潤ませて足元に体をする寄せてくるシロ。
か、かわいい…かわいいけど、でも。
「えー、もう私疲れて…。」
『ほほう、水場で汚れを拭うだけではないのか。
面白い。我もそれを所望する。』
「ダメ!これは我だけの特権なのっ!」
「いやだから、その…。」
『いいではないか。減るものでもあるまい。』
「イヤ!減るの!!」
…どこのおこちゃまですか?この毛玉達。
一応精霊界序列上位で、且つ何千年も生きてる大精霊なんですが。
二匹ともヒートアップして百五十年前こんなことしただの、百年前にあんなことされただのと言い争っている。意外と根に持つタイプなのね、二人とも。
もういいや。二匹とも楽しそうだし。
放っておいて、このまま寝てしまおう。
「ハイハイ。じゃあ私寝ま」
「洗って!!」
『洗え!!』
「…ハイ。」
さすが大精霊。
迫力が違いますね。
一般人に選択肢はございません!!
カポン。
シャボヌの仄かな香りが辺り一面に漂う。
何でだろう。
どうしてこうなった?
『気持ちいいのうー。』
「でしょー。」
はい、こちらエマです。
ただいま水場で白黒毛玉を丸洗いしているところですよ。
洗い方はお湯にシャボヌを薄く溶き、それを泡立て毛玉を丸洗いしたのち濯ぎます。お洗濯と同じですね…というかこれらは洗濯物だとそう思うことにしました。そして仕上げにと再び桶に満たしたお湯の中で濯ごうとしたところ、思いの外、気に入ったようでそのまま寛いでいます。
チンチンチン…
リビングにある時計がヨル十時の鐘を鳴らす。
早く私も湯を使ってさっぱりしたいのだが。
「さ~、もういいですよねー。体拭きますよ~。」
『む、もう少しいいだろう。やっと凝った体が弛んできたところだというのに。』
「ダメですよ。長湯はかえって体に良くないんです。」
「えー。でももう少しだけいいでしょ?」
「ダメです。さっきからそう言われる度に延長してきたでしょうが。」
「ケチ、エマのケチ!」
『ケチだな。』
「ねね、闇の。ここでお酒飲んだら楽しいと思わない?」
『おお!!素晴らしいではないか!早速酒を』
その瞬間に。
私はキレた。
そらもう盛大に。
「でてけ!!」
二匹を湯船から放り出した私は絶対に悪くない。
壁際でぷるぷるしている二匹に言い放つ。
「文句があるなら言ってみなさいっ!!」
項垂れた白黒毛玉からはなんの反応もなかった。
そんなこんなで二匹を叩き出した後。
タオル替わりの布で二匹の体を拭いてからグレースに預け、湯を取り替えると私も体を洗った。
は~、さっぱりした。
…でもやっぱり湯船欲しいな。
二匹の気持ちもわかる。
お湯に浸かるのって確かに気持ち良いよね。
「さて寝るかな…。って何やってるの?」
水場のある部屋から出てリビングに戻ると、ソファーの上に寝転ぶ黒い毛玉に群がるようにしてシロとグレースが何やら格闘している。
「それが所々毛が絡まっておりまして。」
「ああ、主様毛がちょっと長いからね。…ならいいものあるよ。」
収納から動物用のブラシを取り出す。
先日お買い物をした際に買い足しました。シロに使おうと思ったのでブラシの毛が太目タイプなんだけど、絡まった毛を解すならこのぐらいの太さと固さが丁度良いと思いますよ。
「それじゃ、ちょっと失礼しますね。
…引っ張られるから多少痛いかも知れませんけど、そこは我慢してください。」
『うむ。わかった。』
了解を得たところで主様の脇に座りブラシを使って丹念に絡まりを解していく。最初は小さく唸っていた主様だったが、絡まった毛が解けてくるとブラシの感触が気持ち良くなってきたようだ。とうとうお腹を出して寝そべってしまった。
おお、チャンスの神様が微笑みましたね!!
「お腹の毛も絡まっ」
「エマ?」
「…ってないみたいですね。勘違いかな?」
何かを察したシロに阻止されました。
へへっと笑って誤魔化した後、収納にブラシを仕舞おうとする。
「あれ、エマ?まだ終わってないよ?」
シロの声に首を傾げる。
でも主様の毛並みは絡まりもとれた上にツヤツヤのピカピカだけど?
「我にもブラシを使って!!」
「…明日じゃだめ?」
「ダメ!!今がいいの!」
本当にどこのお子ちゃまだろうか。
精霊同士の対抗心か?ツヤツヤピカピカの主様にドヤ顔されたのが気に入らないとか?…そうか、そうなのか。最後の抵抗に若干遠い目をしながら言ってみる。
「私も疲れたんだけど。」
「あのね、今がいいの。ダメ?」
うるうるとしたシロの瞳。
タレ目だ…タレ目だが。
なんと愛らしい!
"かわいい"は正義なんだな、うん。
そのかわいさに負けてブラシを通すこと数十分。
すやすやと規則正しい寝息をたてる白黒毛玉達。
まあ、シロはわかるけど主様は夜勤でしょうに。
「今回の件で随分と力を振るわれたようですから、お疲れになられたのでしょう。」
「夜に眠ってしまう事って以前にもあったの?」
「私も直接見たわけではございませんが、あったと思われます。今通常と比べて結界が薄くなっておりますので、これが眠られている時の状況であれば恐らくは何度か。」
「そう。…遅い時間に申し訳ないんだけど、一つ頼みごとをしてもいいかな?グレース。」
「勿論ですわ。申し訳ないなどお嬢様には不要な言葉です。」
「ふふ、ありがとう。助かります。それなら二十階層の主さんの所に行って、こういう状況の時にどのような対策を取っているのか聞いてきてもらっていいかな?」
「何でこう、あの陰険ねく」
「穏便にね、お・ん・び・んに。わかった?」
「はい。かしこまりました。」
顔に『不本意です』と書かれているよ、グレース。
グレースを送り出してシロと主様に布を掛けてあげる。
一応風邪引くといけないからね。…精霊って風邪引くのか?
布を掛けても二匹ともびくともしない…日々お疲れさまです、主様。
シロは…お疲れさまなのかな?基本自由だからな、この子。
おや、グレースが帰ってきたようですね。
「このハg…!若干取り乱したようです。ただいま戻りました。」
…二十階層の主さん、相変わらず元気なようで何よりだ。
グレースが聞いてきたところによると、今日のように主様が寝ているときは各階の主が交代で巡回して警備を行っているそうだ。本日も問題のある階の主を除いて巡回に出るらしい。
ならば各階層は大丈夫そうだな。
問題があると言えば、外部からの干渉。
「さすがに彼女達も昨日事件を起こして今日再び、ということはないと思うけどね。」
こちらも色々準備をして来るのを待ち受けているところではあるけれども。
今日位は主様やオリビアさんを休ませてあげたい。
…念のため、もう一枚結界を張っておくか。
グレースを連れて部屋を出ると十五階層の書籍の魔物がチラチラとこちらを見ている。おや、実験に使ったカメモドキ元気そうですね。そう、あの魔紋様の効果の実験の時、実験に協力してくれたあのカメモドキですよ。私の独断と偏見(若干私情あり)で選定された哀れな…もとい、勇気ある書籍達のうち半分は修復後も魔物化し、残り半分は未だにただの書籍のままだった。この辺りの違いは書籍本体の意思によるものと考えていいだろう。あのカメモドキ、何か心残りでもあるのかな?こちらをキラキラした瞳で見ているのだが…実験でイケナイ扉でも開いてしまったのだろうか…。
うん、気が付かなかったことにしよう。
そのまま進んで職人さんに壁へ刻んでもらった魔紋様の前に立つ。
「何をなさるおつもりですか?お嬢様。」
「覚えておいてね、グレース。
私が元の世界に戻った後でも主様の結界を補完できるように。」
魔法紡ぎLv.MAXの本当の凄さを知ったのはこの魔紋様を紡いだ時。
「この魔紋様の、この部分に少し魔力を流してね。
それから鍵となる言葉を唱えて。」
魔紋様の柄の一部に手を添える。
軽く魔力を流すとその一角だけ仄かに浮かび上がる。
そして鍵となる言葉は。
「結界。」
その瞬間、一気に魔力が抜かれる。それでも永続的な効果をもたらすものではないからそこまでの量ではない。これならある程度の魔力量を持つ人なら問題なく発動できるだろう。魔力は意思をもったかのように魔紋様の溝を伝い、壁の補強用とは別の紋様を金色に浮かび上がらせる。
「これは…。」
絶句するグレース。
本当だよね。私もこんなことが出来ると思わなかったもの。
"隠し"紡ぎ。
魔紋様の柄に別の効果をもたらす紋様を"隠すよう"に紡ぐ。
同じ効果や別々の効果を持つ魔紋様を重ねて設置することで相乗効果をもたらす重ね紡ぎとは違い、隠し紡ぎは一つの効果しか持たない魔紋様と見せ掛けて、実は別の効果を持つ魔紋様を模様の一部として紡いでおくことができる。この隠し紡ぎの凄いところは、隠しておいた魔紋様を発動させない事もできれば、同時に発動させることも出来るということ。そして今回のように隠した部分だけを発動させることも出来るというところだ。
ポイントは魔力を流し始める場所と鍵となる言葉。
両方が揃って、はじめて発動するように設定されているからどちらかが欠ければ発動しない。つまり紡いだ者本人かグレースのように使い方の説明を受けた者のみが使える機密性の高い使い方ができる魔紋様なのだ。一応、魔紋様の効果を読み取る事が得意な人…例えば師匠クラスの知識があれば出来ないこともないが、あのレベルはそうそういないだろう。
今回、魔紋様に隠した結界の効果は"施錠"だ。
外部と繋がっている通路にある窓や扉に内側から全て鍵が掛かる。それは公にされているダンジョンの入り口だけでなく、管理者用の通路も王城からの通路についても扱いは同じにした。安全性の確保や盗難防止のために、限られた人間にしか使えないはずの通路で書籍が破損されたのだ。
ならば文句は言わせない。
言えるわけがないだろう。
「まあ、施錠先を指定すると使う魔力量が格段に多くなってしまうからという理由もあるんだけどね。大体こんな時間に通路からダンジョン内に入ろうなんていう人間は碌なこと考えてないと思うよ。だから排除する。徹底的にね。」
「それでも、もしこちらが招いた人物であった場合はどうすればよいのですか?」
「諦めてもらって!!」
「は…い?!おおお、お嬢様。それはいくらなんでも乱暴では?管理者がいらしたらどうされるおつもりですか!!」
「土下座してでも帰ってもらう。」
「で、ですが。」
「グレース。もしオリビアさんに成り済ました人間が入ろうとしたとき、貴女はどうやって偽者だと判断するの?」
「それは…。」
「管理者であるオリビアさんのもの、若しくは王族の体の一部…例えば血とか指紋とか、とにかく何でもいい。そういうものを判別して結界内に入れるとしましょうか。その事を知った誰かがこの結界を解こうとしたら、先ず何をするだろうね?」
「まさか、そんな事…。」
「しないと言いきれる?生き物の血で魔紋様を描くような相手だよ。」
願いを叶えるためなら。
命を奪うことすら容易いと。
「グレース、貴女に教えたのは信用しているから。
だから貴女が信用に値すると判断したその相手に、この秘密を教えていいよ。」
…その代わり、私はこの事を誰にも教えない。
さあどうする?グレース。
彼女は無言のまま静かに私と視線を合わせる。
僅かばかりの時を二人無言で見つめ合う。
やがて彼女は納得したかのように微笑みを浮かべると優雅に礼の姿勢をとった。
「今まで大変失礼をいたしました。お嬢様…いいえ、エマ様。」
「やっと認めてもらえたみたいだね。本当にこの国の人は試すのが好きなんだから。」
「初代女王に申し付けられておりましたので。貴女が主人として相応しいか自分の裁量で判断するように、と。」
「そうなんだ。それで?」
「魔法紡ぎとしての技量だけでなく、そのお人柄もお仕えするに相応しいと判断いたしました。ですので、こちらを。初代女王が作らせた魔道具です。『使い方は自ずと解る』とのことでした。」
「ありがとう。」
手のひらにそっと置かれる小さなものは…鍵?
大切なものだろうから収納に仕舞っておこう。
「それにしても、私が試していると良くわかりましたね。」
「うん。私の名前を知っているのに常にお嬢様呼びだったからね。オリビアさんにはオリビア様、主様は…まあ、主様の方が呼びやすいか、そしてシロのことはシロ様と。名前を呼ばないことの理由をわざわざ教えてくれた人がいたから、それに照らし合わせるとね、たぶんそうかなと。それに親しそうにしながらも一歩距離を置くような態度を隠そうともしなかったじゃない。」
それを聞いてグレースは申し訳なさそうな表情を浮かべる。
本当に彼女は根は正直なのよね。
隠し事が出来ないタイプ。
…ん?この台詞どこかで聞いたことがあるような。
まあいい、細かい話は明日にしよう。
とにかく今は一刻も早く部屋に戻って寝たい。
「もう無理、眠い。」
「お疲れさまでした。エマ様。」
「うん、グレースも。色々お疲れさまでした。…これからもよろしくね!!」
「はい、よろしくお願いいたします。」
二人顔を見合わせ微笑む。
真夜中。
時は十二の鐘が鳴った後。
この日を境に、ダンジョンの建物全体がぼんやりと金色に輝く現象が度々目撃されるようになったという。やがて巷にはこんな噂が流れるようになった。
大書庫に女王が還ってきた、と。
遅くなりました。
思ったより長くなってしまいまして、随分とお待たせしてしまうことに…。
最近暗い雰囲気が多かったのでユルい雰囲気のお話にしました。
お楽しみいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします♪




