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保健室に行きましょう

あれからのことは覚えてない。気付いたら朝で、お母さんが微笑みながら家を送り出してくれて、いつも通りの電車に乗って、学校に着いて、真由や美音と笑って、新山にはしつこく話しかけられて。そんな日が続いた。あれは夢かなって思ってた。でも、やっぱり違った。


ある日の放課後。プリントを忘れて取りに帰った時。

武)「いや、まだ高咲に手を出すな。あいつ、そろそろだとか思って、身構えてる頃だ。今は油断させないと。お前らだって、今は新山で遊べているから、十分楽しいだろ?守りがいくら固い城だったとしても、いづれかは崩れ落ちる。その時を待とうぜ。」


え、嘘でしょ。新山はもう被害があるの。何されているの?助けに行かないとーーー


武)「ほらな、油断してる。お前は頭の回転がにぶいんだよ。」


あ。しまった。名前は知らないけど、この前新山をいじめてた、武内君の子分の2人にガシッと両腕を捕まえられている。逃げられない。


武)「足音が聞こえたから、まさかと思ってスマホで録音してたやつ流してみたけど、引っかかるやつがいるんだなあ。さすがだよ高咲。前も言ったよね、盗み聞きはいけないって。だからその分、ペナルティね。もし君が、俺に降参と言ってきたら、服従かつ俺の…やっぱ今言うと面白くないから言わない。まあ、君にとっては、早く服従する方がいいと思うよ?そろそろ新山君が死んじゃうよ。」

新)「高咲、こいつの言う事なんか気にするな!俺は全然大丈夫だから。でも、とりあえず、武内には負けないでくれ。本当に頼む。」


どういうこと?新山も武内君も、何を私に隠そうとしているの?新山はどうして私に負けるななんて言うの?あの勝負、知らないはずでしょ?やっぱり、あの手紙の通り、新山は裏で何か関係しているの?まさか、実は武内君と仲がいいの…?それならそれでいいんだけど…新山が悪者じゃないならいいんだけど…あの時みたいな立場じゃないならいいんだけど…


考えれば考えるだけ頭はぐるぐるして、過去を思い出して、気持ち悪くなる。どうしよう、逃げないって決めたのにもう逃げたいよ。というか、どうして私は断片的にしか記憶がないの?誰も私がどんな人だったか教えてくれない。でも、本能的に、この人と関わっちゃいけないとか、この人なら許せるとか、そういうのだけはわかる。誰も聞いても教えてくれない。きっと、その全てを思い出したら、『今』は変えられるのだろう。でも、どこにその鍵を落としてきたのか、全く覚えていない。まあ、思い出したところで、網山さんに立ち向かえるわけでも、武内君を負けさせることができないのはわかってる。それなら、今のままでもいいんじゃない?ーーーーーなんて悪魔が囁く。でも、今私は悪魔の囁きより1つ引っかかっていることがある。それはーーー


武)「何をぼやっと考えているのかな?さあ早くいいなよ、服従するってさ。」

高)「ずっと前から思っていたけど、私がもし服従して、あなたに何のメリットがあるの?しつこくしつこく服従しろって言ってくるけど。あなたには子分がいるじゃない。私なんか足手まといになるだけよ。」


言ってしまった。

春休みももうすぐ♫

私はディズニーに行けるかもです!

皆さんは春休みの予定はありますか???

ちなみに…

長期休み期間は、まあまあのペースで更新するつもりです(笑)

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