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死神は人の死を望まない  作者: ByBuyBy
死神は肯定
26/40

*26

 お気に入り20件を祝して、乾杯!



 「驚くのも良いが、お主ら二人の自己紹介をしてくれぬか?」



 先輩のその言葉に自己紹介がまだだった事を思い出す。


 そういえば、部員欲しさで半強制的に来させられて突然異常発言に現状驚いて……。いや、この人の頭はアレらしい気がする。多分、バレてすらない可能性もある。


 なら、今はさして気にする事項出はないと私は考えを改める。


 しかし自己紹介か……どっちからする? と横目で確認をとると、

 ミソラんからどうぞ。と返答あり。


 では、私から。


 「はい。では私から、一年の空色そらいろ 見宙みそら。趣味は料理と裁縫と筋トレ。そして私は、愛でるべきものは全て全力で愛でます!」


 「料理と裁縫……そして筋トレ?」


 「はい! 筋トレです」


 「まぁ、いっか……」



 はい、私の自己紹介終了。


 とても略式な感じがするけど大丈夫。だって、他に言えることは筋トレ内容とスリーサイズくらい。


 では、テンポ良く次にえる君、君の出番だ。分かってるよね? 普通の自己紹介で良いんだよ? 私の不安を他所にえる君は自己紹介を始める。



 「同じく一年の空色そらいろ 恵留える。趣味は読書、最近は経済学の本を読んでますね、マーケティング技術はこれから必須でしょうから。そして僕は、ミソラんが幸せであることを一番に思い、一緒に居るだけでも僕自身幸せに感じます」


 「……それってシスコ「げふんげふん! (見宙)」……まぁいっか。にしても、珍しいもう将来を見据えてるのか?」


 「はい」



 最初までは完璧……なのに、何故にプラスアルファしてしまうのかな。


 アイ・ラブ・ユーとすら伝えるが如く、える君は嬉し恥ずかしの台詞を平然と粋なり言ってくる。


 はっきり言おう……恥ずかしさの余りに死ねる。


 多分、赤面とかしてるんじゃないかな。える君は羞恥心が足りないのが何よりいけない。一体何処で教育を間違ったのだろうか。お母さんは悲しいわ……って、誰がお母さんやねん!


 冷静になろうと私は思考を変わる変わる移す。


 2次元でいるヒロインとかはここで赤面とかキョドったりとかするんだろうけど、私は、やりたくない。


 というわけで絶賛変な顔をする私を見ては苦笑するえる君。……言っとくけど、君が原因だぞ?





 「では、秀逸部初の部活動を始めようかの」


 「「「!」」」



 先輩のその言葉を待ち望んでスタンバっていたかのように黒子たちが現れ、いそいそとテーブルやらを何処かへしまい始める。



 「…………」


 「…………?」


 「手伝おうか?」


 「「(ブンブン!)」」


 「しょぼん……」



 私も手伝おうとして近付こうとすれば凄い拒否られた。軽くショック……。てか、しゃべりすらしないなんて、モブの岡村君より立場が低いのかな?


 邪魔にならないよう離れてるようにと、真久津先輩からのお達しで全員部室から少し離れた場所で黒子さん達の奮闘を見守る。


 にしても、すべき事がないというのは、意外に辛いな。ソワソワする。仕事ください。と言ったところで却下された。


 先輩は黒子さんに指示を。女々ちゃんは廊下の窓から校庭をぼんやり見て、蒼はスマホを取りだし、える君は壁に腰掛け本を読んでますが、私は、することが無い。


 うぅ、この時ばかりは暇人になる。



 そして、5分後……。



 ビフォーは簡単な一人部屋みたいな物だったのが、アフター、つまり今は本棚が大量な図書室と化している。


 八畳スペースに人一人が通れる位の隙間の無い本棚達は意外と圧巻です。


 有一のスペース、机が4つ並んでいる場所に私達は集まる。何だか予想がついてきたのか、次第に女々ちゃんと蒼の顔色は優れない物となっている。


 流石にそこまでスペースは広く無いので必然的に黒子さん達は強制退場。


 私は黒子さんにお疲れさまと言おうとする前に消えているし、何よりも何だろう? この本棚の数々……よく見ればほとんど学術書だけど。


 先輩はこれから何をするつもりですか? と聞く前に、先輩は話始める。



 「まず最初は学問からかの……大丈夫じゃ。本の二時間、保護者から了解を得られたから更に一時間。ちょこっと本気で詰め込むだけだから。

 大人しく、その机に す わ れ」



 先輩の死刑宣告もとい宣言により、先程の黒子達が舞い降りる。


 風貌として顔を隠す黒の布は健全、服はパリっとした黒のスーツ。片手に学術書。片手に赤ペンといった先生? 姿で登場。


 私の知る限り二人辺りどうせ逃げるだろうと思って振り返って見れば、予想以上、既に逃げていた。

 

 

 そんな残念な二人の行動に対してえる君は肩をがっくりと落とす。きっと彼等に便乗しようとしたのだろう。


 える君は数学とか理論的物は得意なんだけど他は全滅だしね。……だからね、逃がさないよ え る 君♪


 私は、える君の腕を離すつもりもないので、える君はあっさり捕獲。宣言と同時にいつの間にか逃げてた女々ちゃん、蒼も無事5分と掛からず簀巻き状で捕獲。


 黒子さん達は、達成感たっぷりそうな雰囲気でまた何処か消えてしまった。


 またお疲れさまと言おうとしたのに……残念。


 える君と同様に私も肩をがっくりと落とす。




 える君は数学、理科、英語が得意。

 でも、見宙による鬼畜問題では、

 その得意教科ですら、理解が追い付かない部分もある状態なので全滅は仕方なしですよ。

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