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死神は人の死を望まない  作者: ByBuyBy
死神は肯定
24/40

*24


 部活動。



 それは愛狂しいえる君とはタイプの違ったあざとさのある奇妙な生き物? と

 ゲーム等のご利用同意書すらロクに読まない若者達が嬉々として契約をしたり。


 他にも黒や白やらが思い思いにはっちゃけ、ぶっちゃけ有り得ないなんて言いたくなるような――。



 というのは冗談ですから、呆れた眼差しは止めてください。



 スミマセン、言いたかっただけです。



 ではでは、改めて。


 この学校の部活動について少し説明をしようと思う。


 基本情報はまず、普通は部活動において部員と顧問は必須。


 勿論、学校の部活動は強制的に参加させられることもなく、興味があって入りたい人が入り集まる。



 そしてここ、真久津中学校は文武両道を重んじている。


 運動部も文化部も一年に一回校長とその部活顧問が認めるような実績があれば、いくらでも……と言うわけでもないが其なりに部費が使えるようになる。



 つまりは花形のものしか基本、活躍しない。



 が、花形にしか魅力が無いというのもつまらないという学校長の鶴の一声で、花形部活以外にも最近は多くの部活動も存在するようになった。


 そこには岡村君みたいなモブキャラの集まるモ部や、嫌われ役を集めるライバル部などフザケタ部活も存在する。


 ちなみに部費が降りないケースはこういった部活動を非公認で、顧問無しに始める場合。

 部室も何処かのS○S団みたく占領出来ないという制限付き。


 とはいっても色々と甘い学校なので大概が公認だけはされ、何とか小さな部室は確保されてある。



 それが承知の上で私はえる君と仲良く適当に楽しくやれるようなお遊び部活を探したい。ゆったりたっぷりのんびりがモットーの所があれば一番。

 つまり練習とか色々と面倒ごとにしか感じられない花形なんて御呼びじゃない。



 そんな甘いこと考える私こと見宙ミソラは今、筋肉仲間もとい担任の所へえる君と一緒に職員室へと向かい、中を覗いてみたのだが……。



 ガラッ……。



 「駄目だ」


 「何故じゃ!?」


 「何度も言ってるだろう。後二人足りない……こればっかりは規則なんでな、というわけで諦めてくれ」


 「そ、そんな……もう少し、もう少しだけ待ってはみてくれぬか」


 「期日は通告通り、今日までだ」


 「そんなぁ~~」



 カラッ、トン。



 何やら担任は女子の先輩とお取り込み中の用です。


 私はえる君と完全に開けそうになってたドアを閉めて回れ右をします。キュッ、キュッと廊下を滑るような音が響く。


 なるべく早く、足早に、早歩きをし、私自身に言い聞かせる私達は何も見なかったと。


 あれはフラグ……しかも厄介事の匂いしかしないという、そんな際どいフラグ。誰がそんなフラグ、嬉々として取りに行くのですか。


 私は堅実な方が良いと思いたいのに。


 える君は先程の光景が気になってか足取りも遅く、何度か後ろを気にしてはチラチラと職員室へと目を向けている。


 える君は私に「行かないの?」と言いたそうに、でも言えない。そんな葛藤でもあるのか俯いては此方を伺う。



 うぅ、行かなきゃ駄目かな……。



 強制でない以上、厄介事のは極力避けたかったけど、える君に不満や不安は与えたくない。私がそれを恐れている。


 仕方ないと思い直し、私は職員室へと目を向けてもう一度回れ右をする。歩く先には既にえる君がスタンバってますね。……早いことで。


 はてさて、どんな面倒事だろうか。


 ええい、ままよ。


 意を決して私は職員室の扉を開ける。



 ガララッ。



 「先生、お話し中失礼します。部活について話が」


 「あっ、丁度良いところに! これで丁度二人!」


 「おい……」


 「「先生!」」


 「分かったからお前ら、落ち着け」



 どうやら先生は聖徳太子様的技術が使えないようで。



 「ごめんなさい……」「私は元々……」



 える君と先輩は共に反省。されど、私は不満を口に。



 「で、だ、まず見宙に恵留。優良生二人がこんなところへワザワザどうした?」



 したところで、先生は意を返さず、それどころか私も含めて優良生・・・だなんて、言語能力でも落ちたか心配です。


 言っては悪いが、私は不良な部類だと思うぞ?


 私は反論したかったのだが、える君はそれを目で制止し、私は渋々と言いたげに引き下がる。うぅ、える君がこの頃強いと感じるよ。



 「少しばかり部活動の件について話がしたいのですが……、僕としては先程の先輩と先生の話が気になった次第です」


 「ほう、なら良い話がある。ちなみに断るな」


 「ちょっ!? える君は直球過ぎ、それに先生は本人達の意志ガン無視ですか!? 少しばかり聞いてみたりとかしないのですか!?」


 「こっちとしても色々と面倒なんだ、理解してくれ」


 「はぁ……」



 私は溜め息をつく。


 える君は何を考えてるのか知らないけど、物事を急押しするのは戴けないな。後でじっくりお仕置きだ。


 そんな考えを抱く私に気付かないえる君は、良い話と聞いて自身の持つ好奇心メーターが振りきれています。

 次の発言を今か今かと期待して待ってる。例えるなら尻尾でもあればブンブンと思いっきり振ってるんじゃないかな。


 でも、そんな期待するだけ無駄な気がしてならない。


 隣の先輩の顔なんか見てみろ、めっちゃ笑顔だ。不気味なくらい笑顔だ。える君が見たらどうするんだ、今日の夜一人でトイレに行けなくなるぞ。


 担任までもその笑顔に感染されたのか、とたんに (気持ち悪いと言いたくなるような)笑顔になり本題を伝える。



 これから暇とさえ思えなくなる“娯楽”を提供する。


 私が、える君が、望むべき部活の名を。



 「お前ら二人共、【秀逸しゅういつ部】に入部な」



 今はまだ面倒ごとにしか感じられない私はきっと酷い顔をしていると私自身も思えるくらいに顔がひきつってると思う。





 秀逸……?

 文芸部にするはずのプロットからの

 ビフォー。アフター。どうする作者。

 アドリブで数話どか頑張ります。

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