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181.鬱度マックス状態でした

視点はちぃ兄ちゃん→愛良→コス王です

◇◇◇◇


龍雅が控室から出てこないように見張りをしていると、試合会場の方からカインが歩いてくるのが見えた。


「おー、カインお疲れー……?」

「……」


ん?

なんでお前、無傷なのに鬱帝になってキノコ発生させながら歩いているんだ?

やっべぇ。

キノコがどんどん狭い廊下を埋め尽くしていってるぞ。

何があったんだ?

もしかするとお前がアベータ・カーズの餌食になるかと思って、試合見るのは遠慮しておいたんだよなぁ。

いや、だって野郎同士の本番始まっても見たくねぇし。

カインがこんだけテンション激引くで落ち込んでいるってことは、もしかして……。


「負けたのか?」


あっさり言い放っちまった大にぃ。

そこはもうちょっとオブラートに包んでやろうぜ。

だが、上には上を行く人物がここにはいた。


「掘られちゃった?」


何の悪びもなく朗らかに笑みを浮かべたまま首を傾げる中にぃ。

中にぃ!!

中にぃこそ笑顔で一番痛いとこ貫くのやめてやろうぜ!!

だからクロノスが、人の痛いところを平然と突いちまう子になったんだろうが!!


「負けてないし掘られてもいない!!冗談でもやめてくれ!!」


あ、でも鬱帝から一瞬で復活したからいいか。

顔色真っ青だけどな。


「じゃあ、何で鬱帝降臨していたんだよ?」

「……奴から逃げるのに必死になり過ぎるあまり、愛良を使い魔として召喚してしまった。それで、愛良にさっきすごく怒られた……」

「「「あー……」」」


そういやお前と愛良の契約って、使い魔としてのだったな。

そりゃ、観客全員の前で人外宣言はキレるわなぁ……。

愛良が今いないのも、絶対にキレてるから先に転移で帰ったんだろうし。


「次に大勢の前でやらかしたら、リーンを連れて出ていくって言われた……」


うお……カインの言葉と同時にキノコの密集度が増えた。

お前が一番落ち込んでいる原因はそれか。

全く……離婚間際の夫婦かよ、お前らは。

でもまぁ、契約破棄するって言われなかっただけマシと思えよ?


「召喚したということは、愛良が人間でないことがバレたのか?」


目を細めて腕を組みながらカインを見下ろす大にぃ。

いやいや、そんなに威圧してやるなって。

ヘタレがビビってるから。

あ、間違えた。

カインがビビるからだった。

……もう『カイン』でも『ヘタレ』でもどっちでもいいか。


「う……」

「それは大丈夫みたいだよ。クロノスから『ちゃんとバレないようにしたから褒めてー』って念話が来たから」


うんうん、後でいくらでも褒めてやる。

褒めてもらいたいがために父親(中にぃ)に念話してくるとか、本当に可愛い奴だ。


「具体的には、どうだったんだ?」


クロノスが手を打ったなら大丈夫と思うが、実際見ていないから何ともな。


「……今より少し幼い感じだった。髪の毛も短くて、司会達は少年と勘違いしていたな」


なるほど、愛良の肉体の時間を巻き戻したのか。

しかも、龍雅の取り巻きからのイジメが一番ひどかった時の愛良に。


「ほー……?」


なんか、思い出したら腹が立ってきたなぁ……。

愛良から苛められてるって話すまで様子を見ているつもりだったが、自分でペンキが落ちなくなった髪の毛を切り落として帰ってきた姿を見た時には、俺の中で我慢していた何かがキレたもんなぁ。

そんでもって、キレたまま学校に乗り込んだんだよなぁ。

苛めていた奴だけじゃなくてその親兄弟や、苛められているのを知っていながらお気に入りの生徒(龍雅)が愛良ばかりに構うのを気に入らなくて放置していた担任(女)とか色々含めて怒鳴りまくったなぁ。

まぁ結局最後は愛良が自分でコツコツ集めていたイジメの証拠を母さんに渡して、それを見た母さんがいい笑顔で教育委員会や苛めっ子たちの家、親の勤め先、中学受験を目指していた奴の志望校に送り付けて社会的に叩き潰したんだけどな。

……俺も若かったなぁ。

怒鳴って乗り込むだけじゃなくて、母さんみたいに社会的に立ち直れないほどの痛手を負わせるべきだったもんな。


「……なあ、三男の機嫌悪くないか?」

「うむ、あの頃の愛良はちぃのブチギレの象徴なのだ」

「クロノスに、短い髪の愛良はちぃの琴線に触れるからダメだって教えるのを忘れていたよ」


そこ、こそこそうるせぇよ。

可愛い妹が苛められていた時のことを思い出して、楽しい気分になる奴がいるかって。

試合が始まるまで龍雅を潰しておいてやるからな!

……ちなみにカインが貴賓席に戻ったら、そこはもぬけの殻だったらしい。

『愛良ちゃんお怒り中のため、お昼は独りで食べてね』という置手紙のみ。

……貴賓席が鬱々キノコでいっぱいになったのは、言わなくてもいいよな。











◇◇◇◇


「うむ、アイラは料理が上手いな」

「本当ですね。リーンはいつもママのご飯が食べれて羨ましいよ」

「えへへー」


ただいまお義父様たちと一緒にお昼ご飯なぅ。

お弁当いっぱい作ってきておいてよかったー。

あのまま貴賓席で食べててもよかったんだけど、ちょっとカインには反省してもらいたくて放置したかったから、みんなで帝国の領事館のお庭でピクニックです。

私の出番が近くなったらお兄ちゃんズが呼んでくれるから安心安心。

ちなみに、私はもう実年齢に戻っていますからね?

ついでにクロちゃんにお願いして、猫化が解けるまで時間を進めてもらったから服はゴスロリのままだけど、猫耳も尻尾もありません。

カインに散々お説教した後にお願いしたからか、あのクロちゃんが真っ青になって時魔法を使ってくれました。

ちょーっと荒んだ心を表すように冷やかな表情をしていたかもしれないけど、あそこまでビビられると乙女心としては少しショック。

クロちゃんをビビらせたままだと後で中にぃちゃんに怒られそうなので、デザートのプリンタルトにフルーツをいっぱい付けてあげて許してもらったけどね。

思い出しながらも卵焼きを口に運んでいると、後ろから荒い息遣いをした人物が近づいてきた。


「こ、皇女様……私めにも、お弁当を……」

「伯父上は、あと領事館内を5周してからですよ」


汗だくになりながらもお弁当に近づいてきた豚犬さんは、お義兄様があっさり撃沈。

走る気力がないのか、四つん這いのまま残りの5周をランニングしに行きました。

アレをランニングと言っていいのかは不明だけど。


「あれだけ走って息も絶え絶えになった後なら、ご飯はあまり食べれないと思うけどなー」

「それが狙いなんですよ?アイラ、伯父上のお弁当は少しでいいですからね」

「はーい」


お義兄様、確実に3か月のダイエット集中期間の間にお兄ちゃんズに染められた感じです。

これならお義兄様が皇太子のままでも問題なさそうじゃないかな。


「それにしても、リーンは上手く食べれるようになったのだな」


お義父様が、自分でフォークを持ってご飯を食べているリーンを見ながら嬉しそうに笑みを浮かべた。

うん、やっぱりお義父様が笑うと獰猛な肉食動物にしか見えないです。

見られているリーンも、すごく気まずそうに横でお座りしていたしぃちゃんにくっついちゃってます。


「そりゃあ、リーンも日々成長していますから。カインも煩いしねぇ?」

「あい!パーパ、ふぉーくでたべゆと、いーこいーこしゅるもん!」


そうそう、それでリーンもちゃんとスプーンとフォーク使って食べることを覚えたんだもん。

リーンの食事場面では私よりカインの方が力入れていたし。


「……パーパ、いない」

「そうだねぇ……」


……そろそろ、カインを許してあげようかな?


「使い魔ズー」


ご飯をたらふく食べて小動物姿でお昼寝している使い魔ズ。

小動物姿だと起こすのには忍びないんだけど、中身はアレだから気にしない。

気にはしないんだけども……。


「「「ぐぅ……」」」


お昼寝でどんだけ熟睡してんだ、君たちは。

声掛けでも指で突いても反応しないって、神族としてどうなの。


「……しぃちゃん?リーン?」

「わう?」

「あい?」


私の呼びかけに反応して顔をこちらに向けるうちの子たち。


「にぃに達、起こしておいで?いつもの方法で」


二人の頭を撫でながら、にっこり笑ってお願い。

目をキラキラさせて勢いよく立ち上がった二人は、一目散に使い魔ズが寝そべっている所へ。

途中で大型犬サイズになったしぃちゃんはリーンを背中に乗せて大ジャンプ。

もちろん、着地点は使い魔ズの真上です。


「わーうう!!」

「「うげぇえええええ!!?」」

「クロたん、きゅーしゅちゅー!!」

「ふわぁああ……」


簡単に説明すると使い魔ズの上に大型犬しぃちゃんがクロちゃんを避けながら潰し、しぃちゃんの上に乗っていたリーンはクロちゃんを持ち上げて救出しました。

見事なまでな扱いの差だ。

いや、この子たちの原因は私とカインのコス王とルシファーとクロちゃんの扱い方せいなんだろうけどね。

子どもってよく見ているから、親のマネをしちゃうよね。

本当にごめんなさい。


「げほ、ごほ……お、お嬢?」

「一瞬、走馬灯が見えた……」

「おはよー。咽乾いたー。お茶ちょーだーい」


咳き込んでいるコウモリと、ぐったりと横たわったままの猫、欠伸をしながら伸びをするキツネリス。

うん、中身さえ知らなければ可愛いです。


「はい、お茶。ちょっと先に貴賓席に戻って、カインにお弁当届けてくれる?」

「お、お嬢……ちゃんとカインの分、残してやってたんだな」

「俺たち、こっそりカインの分をとってたのに、無駄になった……」


いやいや、そんなにお目めをウルウルさせたって騙されませんよ?

君たちが残していた分は、自分たちが嫌いなおかずばっかでしょうが。

嫌いなものを人に押し付けるんじゃありません。


「ちなみに俺はー、ちゃんと全部食べたよー?」

「リーンも!やしゃい、たべた!」

「わうう!」


はいはい、チビーズは苦手な野菜もちゃんと食べて偉い偉い。

そしてコス王とルシファーはさっさとお弁当を届けて、貴賓席のお掃除に行ってきて。

絶対に貴賓席がキノコで埋まっているはずだから。













◇◇◇◇


「「…………」」


お嬢に追い出された俺様とルシファーは、貴賓席があった場所を見るなり絶句した。

いや、絶句するしかなかった。

だって、一般人からの区別をつけるために高いところに設置されている貴賓席が、キノコで埋まっていたんだぞ。

王族を守るための結界がなければ、一般席にまでキノコの雪崩が起きているに違いないほど詰まっているんだぞ。

むしろ、これをどうしろって言うんだ……。


「いやー、絶対に嬢ちゃんたちが戻ってくるまでに掃除して使えるようにしておけってことなんだろ。だから弁当と一緒にゴミ袋と軍手渡されたんだろうし」


目を遠くにやりながら、力なくゴミ袋を広げたルシファー。

確かに、お嬢にはゴミ袋と軍手を渡された。

さも掃除をしてこいって感じで有無を言わさず持たされた。

だけど、お嬢。

お嬢でもこのキノコの山は予想外だったと思うぞ。

お嬢からごみ袋5つ渡されたけど、絶対に足りない。

現在進行形で増えていってるし。

……ん?

増えてるってことは、この中にカインが埋もれてんのかっ!?


「カイーン!!生きているかー!?」


うぎゃぁああ!

キノコを掘り返しても掘り返しても、全然減らねぇえ!!


「うお……このキノコの山に飛び込んで主を探すとかすげぇ。俺使い魔になってお前より日は浅いから、カインにはまだそこまでできねぇわ」


そこ、うっせー!

お前も変態のくせして、ドン引きすんなや!

日は浅くても探せ!!

じゃないと、リーンたちが帰ってくるまでに席を発掘すらできねぇだろ!

それに、なにより!


「リーンをキノコで溺れさせなんてしたら、主共々お犬様のオヤツ行き決定!」


俺様は知ってるんだ……。

プリン大好物なお犬様が、たまに小動物の俺様たちをじぃっと見ていることを。

『たまにはゲテモノも食べたいのー』って目だけでお嬢にお願いしていることを!

お犬様のつぶらな瞳に、時々お嬢もぐらっと来て頷きそうになっていることを!!


「絶対にリーン達が戻ってくる前に、ここを片づけてみせる!!」

「あのワンコに食われるくらいなら、キノコの中を泳いででも死ぬ気でカインを発掘してやるぜぇえええ!!」


食後の散歩を終えてこっちに戻ってくるまでに、カインを止めてキノコを片づけてやるからな!!

掘り返してしばらく経つんだが、一向にカインが見つかる様子はない。

やばい……そろそろリーン達が帰ってくる……!

つまり、お犬様が近づいてくる……!


「ぎゃあああ!!カイン――!?どこだぁあああ!?」

「とっとと返事しろやボケがぁあああ!!」


俺、もうキノコなんて大嫌いだ!

お嬢のご飯にキノコが出ても残してやる!

残してカインの皿の中に入れてやるんだからな!


「あ、時神いるじゃねぇか!時神連れてきて時間巻き戻しさせようぜ!」


キノコを貴賓席から掻き出しては捨てていたルシファーが、目を輝かして振り返った……が。


「この阿呆!時神は今リーン達と一緒に散歩中だろうが!」


その時神を呼びに行く=お犬様にバレちまう!

絶対にその案却下!


「だってよぉ、捨てても捨ててもキノコが次から次へと湧いてくんだぞ……」


そりゃあお嬢に怒られて、昼食に誘ってもらえずに一人で放置されたらなぁ……。


「……あ」


そういや、お嬢のお願いの大元ってそういや弁当届けてだった。

よし!


「カインー!お嬢からカインに弁当届けてって頼まれたんだけどー!もちろん、お嬢の手作り弁当!」


おお、キノコの増殖が止まった。

キノコの山がゴソゴソ動いたと思ったら……


「「うえっ!?」」


勢いよく手が出てきたんだが!?

そして、ゆっくり顔を俯かせたままキノコの山から顔を出すカイン。

こえぇよ!

ホラーかよ!?


「……愛良は?」


周りを見回して一番に言うことは、やっぱりソレか。

まぁいいんだけどさ。

お前がキノコだらけにしても、対して気にせずに放置する奴だってことは。

だからお前の部屋は四次元ワールドなんだよ。

掃除するのだって、お嬢に怒られた時だけだし。


「お嬢ならもうすぐ試合だから、散歩した後そのまま試合に行くってさ」

「リーンとワンコ達なら、時神がついてるぞ」


俺様とルシファーの説明を聞いても、カインの表情は暗いまま。

ちゃっかりお嬢の弁当は持っているが。


「……愛良、まだ怒ってたか?」

「「え、さあ?……おいおい、埋もれるな!」」


なんでお前はまたキノコに埋もれようとすんだよ!?

めんどくせぇな、お前は!

もう一回埋もれようとしたカインを引っ張り出して、お嬢の弁当を食べさせている間に俺様たち。

ぎっりぎりリーンたちが帰ってくるまでに椅子を発掘できた。

燃やしちまえば早かったんだが、さすがに王族専用のこのお高い椅子ごと燃やしたら問題があるしな。

つーか、創造属性をもってない俺たちにはどうしようもねぇ。

だから、死ぬ気で掘り起こしたよ。

きっと今頃キノコが大量に入ったゴミ袋を強制転移で送りまくったから、ゴミ収集場が大変なことになっているに違いない。


「パーパー!たらーいまー!」


弁当を食べ終わって片づけていたカインに、帰ってきたリーンがさっそく抱きつく。

ああ……リーンの輝かんばかりの笑顔が眩しい。


「ああ、おかえり」

「パーパ、いなかった……どーして?」

「うっ……」


リーンの無邪気な質問に、答えられずつまるカイン。

そこは素直にお(ママ)を怒らしたからだって言っとけ。


「ま、まぁ気にするな。晩飯は一緒に食べような」

「あい!」


こいつ、誤魔化しやがった。

後でもう一回お嬢に謝っとかないと、晩飯も一緒に出来ない可能性高いからな!

キノコ掃除、2度とやりたくないからちゃんと謝れよ!


「おつかれー。お掃除終わったんだねー。結構時間がかかってる感じだったから、皇帝さんに遠回りの散歩しよーって言ったんだよー?俺って親切ー」


にこにこと笑いながら片手に次男特製ロリポップを持ったまま笑う時神。


「「いやいや、ならお前が掃除に来いよな!?」」


時間かかってるって気が付いてたなら、お前が世界の時間を止めて貴賓席の空間だけ巻き戻したら済んだ話じゃん!

そしたら護衛の心配とかなかったじゃん!

お前全然親切じゃねぇよ!


「むー。俺、親切だしー」


こらこら、むくれるな。

親(次男)出てくるから!

お前のこと可愛がってる三つ子が勢ぞろいするから!


「試合に行くお嬢ちゃんに、『夕食は三つ子もカインもみんな揃って食べたいー』って言ったしー。そしたらお嬢ちゃん、『クロちゃんがそういうなら仕方ないか』って納得して、カインもちゃんと一緒にご飯食べていいって許可もらったのにー」

「「「よくやった!親切だ!!」」」


時神の言葉にカインも俺様たちと被っちまったのは仕方ない。

三つ子がいるけど、鬱帝の後始末しなくてすむから万々歳だ!

お嬢、さっさと試合終わらせちゃって!!

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