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129.使い魔決定しました

◇◇◇◇


あららー……また鬱ってキノコ生やしてちゃってー……。

キノコ生やしてる鬱帝はコス王に任せて放置しておきましょー。

それより変態さんですね。

別にこの変態さん自体は面白いから、カインの使い魔になってもいいんですよねー。

リーンの教育には悪影響かもしれないけど。

まぁ、女の子じゃないって分かったなら少しは真面になるかもしれない……と信じたい。


「おーい、変態さーん。私の声聞こえるー?」

「男の子……あんなに可愛い幼女様が、実は男の子……」


……全然聞こえていないみたいですね、私の声。

よし、秘密兵器!


「リーンちゃん」

「う?」

「しぃちゃんと一緒にちょっと離れててねー。しぃちゃん、リーンのことよろしくね」

「あーい!」

「わーう!」


地面に下ろしたリーンがしぃちゃんと一緒にテトテト歩いて離れたことを確認。

十分安全圏と思われる所で昔の写真を創造。

ピンクのふりふりワンピースを着て短めの茶髪にピンクのリボンを付けた小さい子が、恥ずかしそうに顔を赤らめている写真です。

その写真を高く掲げて、深く息を吸い込んで。


「おおっと――!?ここにあるのはめちゃくちゃ可愛い幼女の写真!」

「見せて見せて見せて見せてぇえええええ!!!」


一瞬で復活した変態が私の目の前に現れて写真を奪われた。

うわぁ……親馬鹿なカイン並に復活が早い……。

自分でやっといてなんだけど、ドン引きですねー。

リーンを離しててよかったと心底思いますよ。


「うっひゃ!!めちゃくちゃ可愛い幼女様!誰この子誰この子!?どこにいるの!この可愛い幼女様は!?」

「あ、ごめん。それ、女装した男の子だった☆」


7歳くらいの時の龍雅の写真ですね。

何かの遊びの罰ゲームだったんだよね、確か。

ちなみに罰ゲームの内容を考えたのは、面白がったちぃ兄ちゃんです。


「……」ずーん…


……わーお。

すんごい速さで復活して、すんごい速さでどん底にリターンだね。

どっちにしろドン引きするしかない堕天使さんですねー。


「まぁまぁ、変態さん。そんなに落ち込まないでもいいじゃん。写真だけだと完全に女の子だし。……いる?」

「……いる」


あ、いるんだ。

やっぱりこの人完全な変態だー……。


「で、変態さん。君、カインの使い魔に成り行きでなっちゃったわけだけど、大丈夫?」


本気でお互い契約するつもりがさらさらなかった使い魔契約ですからねー。

嫌だったら破棄したげるよー?

うっかりスキルが治らないカインの前じゃ言いませんが。


「あー……おじさん、嬢ちゃんの使い魔の方がいいなぁ……」


胡坐状態で頭をボリボリと掻きながら変態さんが呟くけども……なんで変態さんも時くんも私の使い魔になりたがるかね?

私にはしぃちゃんがいるしー……。


「しぃちゃんに勝てたら考えるね!お兄ちゃんたちでも渡り合えるしぃちゃんに勝てたら、だけど」

「三つ子と渡り合うワンコに勝つとか無理です。ごめんなさい。カインでいいです」


おおう、見事な妥協。

カインに対して失礼なことこの上ないですけど。

まぁ妥協された本人は、鬱ってて聞いてないから問題ないかもしれないですけどね。


「でも本気でいいの?魔王のお仕事とかないの?」

「まぁ、うん。魔族の王ってわけでもないから仕事ないし、城に引きこもって遊びまくってるだけだしなぁ。しいて言うなら、たまに来る勇者をからかって送り返すのが仕事?あ、城を明け渡せって言ってくる魔族で遊ぶのもあるかなー?」


つまり基本的にお仕事はなくて、ごくたまにしかやってこないお客さんで遊ぶだけのお仕事ってこと?

……ニートにピッタリな楽しい仕事ですね。


「じゃあ、別にカインの使い魔でもオーケーなわけだね?」

「おー。そっちのが楽しそうだし。最近体が鈍りそうだから運動しなきゃならんなーと思ってたし」

「では、お約束。リーンの前で幼女がどーたらこーたら言わないこと。守れる?」

「目の前に可愛い幼女様さえいなければ!」

「……あれ、すんごい不安になった。リーンで暴走はしない?」

「男の子って分かったからしない……と思う。今のところは」


そのうちするってことですか。

まぁ、リーンは可愛いからしょうがないとは思うけど!


「ただーいまー」


ナイスなタイミングで帰ってきた時くん。

片手には白い羽を生やした白髪の男の人を掴んでます。

……天使?

羽が生えてたから、てっきりお父さんかと思った。

名前も知らない天使さん、変態なお父さんと勘違いしてごめんなさい!


「えーと?時くん、この人はどちら様?というか、生きてる?何か、やけにぐったりしてますけど」

「あー大丈夫大丈夫ー。ちょっとダンジョンで遭難していただけだからー」


笑いながら白髪の天使さんをポイッと投げる時くん。

……遭難ですと?天使って遭難するの?


「げっ。何でこいつ連れてきたんだよ」


うん?

そして変態さんのお知り合いなんですか、この天使さん?

嫌そうな顔して天使さんから離れてるけども。


「う……ここは……」


あ、気が付いた。

……わぁお、やっぱり天使ってのはイケメンしかなれないのかってくらい美形ー。


「こんにちはー。生きてますか?」

「あ、生きてます。こんにちはー」


イケメン天使も、なんか良く分からないけどーって感じで挨拶を返してくれた。

うん、この人良い人だ。


「えーと、ここはどこですかね?私は世界神様のお使いの途中だったんですが……あ、時神様に拉致られたんでした」


説明もなしに拉致ったわけですね。

それは申し訳ないんだけど……気になるワードが出て来ましたね。


「世界神様の?」


てことは、この人、お父さんのお使いだったの?

……うわ、ロクでもなさそう。


「どーせ邪神んとこに嫌がらせの代理に行かされてたんだろ」

「な、なぜルシファー君がここにいるんです?嫌がらせをしに行ったのには否定しませんけど」

「嫌がらせの前に、封印門までたどり着けずにメソメソ泣いていたけどねー」

「時神様、言わないで下さい……」


本気でロクでもなかった。

お父さんって、仕事せずに何やっての……。(←愛良ちゃんの見守りだよ☆byパパ)


「ねえねえ。お父さんは邪神さんに何の嫌がらせをしようとしたの?」


どうせアホみたいな嫌がらせ何だろうけど。

というか自分の部下に嫌がらせに行かせるとか、お父さんが邪神さんを煽ってどうするの。

復活した邪神さんと戦うのは龍雅なのに。

あんまり怒らせすぎて力つけられたら、お手伝いしなくちゃいけなくなるでしょうが。


「お父さん?」


何の事って感じで首をかしげる天使さん。

……そういえば自己紹介してなかった。


「おい、セラ。この嬢ちゃんはだな」

「この世界の世界神様の愛娘だよー」


変態さん、もといルシファーくんと時くんの言葉に硬直した天使さん。


「え、じゃあ三つ子様の……」

「妹でーす」

「ひっ!?」


ちょい待ち。

なぜ妹って分かった瞬間に短く悲鳴を上げて飛びのいた?


「いきなり失礼じゃない?」

「いやいや嬢ちゃん。天界では今のが普通の反応だ」

「そーそー。だって、あの三つ子の妹だもん。諦めたほうがいいよー」

「……さいですか」


うん……深く考えない方がいいね。

落ち込みそう。


「で?お父さんのお使いの内容ってどんなの?」

「あ、はい……えーとですね、中華料理を封印門の前にお供えして、匂いが中に届くように仰げと言われました。それで匂いはするのに食べられなくて悔しがる邪神様のを嘲笑えと……」

「「「………」」」


え、なにその地味な嫌がらせ。

お父さんにしては地味すぎてびっくりだよ。


「あ、あとは『僕の可愛い娘の可愛らしさを教えてあげよう!』とおっしゃって、このボイスレコーダーを帰る前に再生ボタンをおして封印門前に置いてくるよう言いつかっています」

「「ああ、それが一番の嫌がらせだな(ねー)」」


ルシファーくん、時くん……納得するのは止めましょう。

でも好奇心に勝てなくて、ボイスレコーダーをぽちっと押しちゃえ。


『やっほー、邪神!元気してるー?この間は僕の奥さんの素晴らしさを教えてあげたから、今日は僕の娘の可愛らしさを教えてあげるね☆』


お母さんネタですでにやっていたのか、パパ。

いやまぁ、お母さん大好きなお父さんがやってないわけがないんですけどね。


『もう奥さんに似てすっごく可愛くてさー!最近はちょっと反抗期で『パパうざい☆』とか言われているけど、そんなの全然気にならないくらい可愛いんだよ!?しかも小さい頃なんて、ヨタヨタ歩きで僕の所に来て『愛良ねー。大きくなったらパパのお嫁さんになるのー』って満面の笑顔で言ってくれたよ!?可愛いよね!?可愛いとしかいいようがないよね!?もうお嫁さんにでもなんにでもしてあげるよって感じだよ!?もちろんビデオを撮ってるから、今度娘に見せてあげて、有言実行しようと思うんだけど、どう思う!?だって、小さい頃の夢をかなえてあげるのってやっぱり父親の役目だよね!?愛良ちゃんの夢はパパのお嫁さんになることだから、もう叶えちゃっていいよね!?証拠だって、ばっちり押さえているもん!それで』バキッ!!!


「愛良を嫁にするとかほざいているが、これは何だ?」


あらー。

パパの変態度合にドン引きしてたら、いつの間にか復活していたカインがボイスレコーダーを握りつぶしちゃった。

しかもかなりキレていらっしゃるね。


「鬱帝からお帰り。そしてそれ壊してくれてありがとう。パパが大暴走していたんだよ」


ドン引きし過ぎて壊すことも忘れて頭が真っ白になっちゃいました。

本当にありがとう。

今度天界に言って、その証拠のビデオとやらを破壊しに行かなきゃ。


「変態神を殺りに行く。お前らも俺の使い魔なら来い」

「「イエッサー!」」


目を据わらせたカインの言葉に、ビビりながら返事をするコス王とルシファー。

あ、マジで転移して行っちゃった。

けど、是非ともよろしくお願いします。


「えー。ロリ魔王もカインの使い魔になったのー?ずるいー。俺はー?」


時くん、君は本当に空気を読まないね。

もういいけどさ。


「なりたいんだったら、後でカインに直接言ってね」

「分かったー」


ニコニコ笑って手を上げる時くん。

のほほーんと笑っているけれど……本当に分かったのか不安になるのはどうして?


「あ、あのー……それで、お嬢様?私はどうしてここに呼ばれたんでしょうか……?」


すんごく怯えている天使さん。

ちょっとパパの変態具合にキレ気味だけど、ここまで怯えられるとショックです。


「ああ、私が面倒を見ているあの子の仮の使い魔になってもらえないかなーと思って、時くんに探してもらったんだけど……ダメ?」


ちょっと離れた所で、しぃちゃんと追いかけっこして遊んでいるリーンの方を見ながらお願いしたんだけども。


「うえっ!?無理です!」


即答されました。


「お嬢様のお子様をお世話するのに不手際でもあれば、長男様のSMプレイと次男様の毒舌で心を折られて三男様によって天界の笑い者にされてしまいます!」

「どんな断り方ですか。いや、そうじゃなくて……大丈夫だと思いますよ?リーンのことについては、お兄ちゃんたちにも口出しさせる気ないですし」

「……やっぱり無理です!三つ子様に目を付けられたくないです!」


お兄ちゃんたち、そんなに恐怖の対象として君臨しているんですか?

飽きなくて面白いと思うんだけどなぁ。


「ふーん……。じゃあさー、俺に子守りの仕方教えてよー。お嬢ちゃんたちがいない時でも、俺一人で見れるようにさー」


あらら?

天使さんがものすっごく拒否するもんだから、傍観していた時くんがニコニコ笑顔でそう提案してきたよ。


「時くん。子守りすんの、怖いんじゃなかったの?」

「うん、怖いー。けど、そっちの方が楽しそうだから、俺頑張るよー。セラフィム、それなら問題なしー?」


相変わらずのほほんとした様子でロリポップのアメちゃんを舐めながらの時くんの提案に、ちょっと考えるように俯く天使さん。


「問題なし……ですけど、教えるのは天界でもいいですか?お近くでお教えするのは、いつ三つ子様が来られるかも分かりませんし、恐ろしいです」


どれだけお兄ちゃんたちを恐れているんだ、この天使さんは。


「んじゃあ、時くんはカインじゃなくてリーンの使い魔になってくれるってこと?」

「うんー。しばらくは子守りの仕方をこいつから教えてもらうから、天界にいるけどねー。すぐにマスターして遊びに行くねー」


さっきまで嫌がってたのに、あっさり意見を変えたね。

そんなにルシファーがカインの使い魔になったのが羨ましかったのか。


「ああ、じゃあお願いします。リーン、しぃちゃーん!おいでー!」


私が呼べば、こっちを気にしながら遊んでいた二人はすぐに走ってきた。


「マーマ!」

「わーう!」

「あのね、このお兄さんがリーンとお友達になってくれるんだって」

「時神のクロノスだよー。よろしくねー」


やっぱりちょっと怖いのか、リーンに触ろうとはしないけど目線を合わせる時くん。

というか、名前あったんだね。

ロリコン魔王にもルシファーって名前があったし。

コス王だけ?

名称しか持ってなかったのって。

まぁ、後で聞けばいいか。


「くろたん!リーン、おともらち!しーたんも!」

「わーうー」

「くろたん……うん、もうくろたんでいいよー」


何か微妙な顔をしたけども途中で開き直った時くん、もといクロちゃん。

うんうん、ある程度のことは笑って流してくれると助かります。


「時神様、そこで頭を優しく撫でるんです!優しくですよ、優しく!」


天使さんはさっそく後ろからクロちゃんに助言。

その助言に従って恐る恐るリーンの頭を撫でるクロちゃんと、嬉しそうに笑み崩れるリーン。

いやぁ、この光景がほのぼのするなぁ……。


「いいですねぇ……。本当に三つ子様と無関係なら、私が使い魔になりたかったです」

「今からでもオーケーだよ?」

「無理です」


爽やかな笑みを浮かべて拒否る天使さん。

天界でのお兄ちゃんたちを一度見てみたい気がしますね。


「それでは、時神様。私は一度天界に戻っているので、子守りについてはまた後ほど……」


ほのぼのとリーンたちを眺めていた天使さんが、そろそろ帰ろうとして固まった。

何事ですか?


「……私、世界神様のお使いの途中でした……。けど、ボイスレコーダーが……」

「「あー……」」


そういや、カインが握りつぶしてたね。

あんなもの、私が恥ずかしいから潰して正解だったけど。


「別にお使い行かなくてもいいんじゃない?お使いの内容とか全部ミカエルさんにメールしとくから。どっちにしろカイン達が殴り込みに行ってるから、それどころじゃないだろうし」

「そーそー。それにお前、今回のお使い、3ヶ月くらいやってたんでしょー?ダンジョンの中で迷って遭難してさー。そんだけ経ってたら神様も忘れてるってー」


3ヶ月潜ってクリア出来ないダンジョンって、どうなの?

いくら迷ったって、そんだけ時間があったら封印門ぐらいまでは行けるでしょ。

どんだけハイレベルなダンジョンなの、邪神さんの神殿って。


「あ、お嬢ちゃんが勘違いしてるっぽいけど、そんなに難しいダンジョンじゃないからねー?単純に、こいつがちょっと馬鹿で抜けてるから辿り着けないだけだからー。人間なら遅くても丸1日くらいで辿りつけるよー」

「時神様……遠まわしに、私は人間より馬鹿って言っていませんか?」

「いや、遠まわしでも何でもなくそう聞こえたけど」


だって、人間なら丸1日かかるダンジョンを3ヶ月遭難していたんでしょ?

いや、逆にすごいですよ。

学園の地下にあるみたいだし何時間で制覇出来るか、帰ったら一回試してみるのも楽しいかもね。


「……もういいです。もう泣きそうです。もう帰ります」


ありゃ……。

なんか泣きながらブツブツ言いだしちゃった。

この人も鬱属性もってそう。


「あ、はい。お疲れ様でした。たまになら遊びにきてくださいねー」

「てんししゃん、ばいばーい!」

「わうわーう!」

「とっとと帰れー。3ヶ月分の仕事が溜まっているぞー」


普通に手を振るリーンと、しっぽをパタパタ振るしぃちゃん、その後ろでクロちゃんが爽やかに手を振っている。


「時神様……ぐす。お仕事、戻ります……」


何とも言えない顔でクロちゃんを見た後、天使さんは泣きながら帰りました。

どっちにしろカイン達が暴れているだろうし、天界も大変だろうけどねー。

ドンマイ!

ちなみに、カイン達は散々暴れまわった後、普通に帰ってきました。

お父さんの反省文と没収したビデオやらアルバムやら大量に持って。

ミカエルさん曰く、血の涙を流しながら阻止しようとしていたみたいだね。

結局数に負けて止められなかったみたいだけど。

ふっ……ざまぁ!!

~その後の天界でのクロちゃん~


クロ「うーんとー……小っちゃい子は、褒めてあげると喜ぶー?」

セラ「はい、そうですよ。褒めることはとても大事です。ついでに頭をなでなでしてあげるのもいいです」

クロ「よしよーし……あ。」子どもの人形の頭を粉砕

セラ「時神様!人間は弱いんですから、本当に気を付けないといけませんよ!?」

クロ「うー……難しいー……」時間を巻き戻して人形を戻し中

セラ「難しくても頑張りましょう!はい、今度は絵本を読んであげましょう!」

クロ「えーと、昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが……」真剣過ぎて無表情の棒読み

セラ「……時神様、もうちょっと感情をこめて読んでくださいよ」

クロ「えー、セラフィム、注文多いー」

セラ「いえいえ、時神様!?あの子の使い魔兼子守り係になるの了承したのは時神様ですからね!?」

時神「むぅー……」

セラ「ふぅ……仕方がありません。とりあえず、時神様。小さい子のお洋服の着せ替えも練習しておきましょう」

時神「はーい。……あ。」人形のズボンを脱がそうとして胴体真っ二つ

セラ「………時神様、今からでも遅くないですから、やっぱり使い魔は止めますって言いにいきませんか?」

時神「うー……やだー。俺、頑張るしー……ぐす」ウルウル

セラ「ちょ、時神様!?泣くのは止めましょう!あなたが泣いたら、次男様に……!!」顔面真っ青

時神「そうだ、次男!次男に、リーンと接触する時はちゃんとした力加減ができるように設定してもらってくる!」思い立ったら即転移

セラ「……そこは、頑張って力加減を覚えましょうよ。……はぁ」


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