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プロローグ

「メリッサ様、行ってらっしゃいませ。」


「はい、それではしばらくの間城を開けますのでよろしくお願いします。」


城内の魔法修練場で少女と兵士らしき人物が挨拶を交わす。



『天を司りしウラヌスよ、我を彼の地へと運びたまえ』


少女の周囲に描かれた魔方陣が白い輝きを帯び、次第に球状となり少女を包みこんだ。

そうして少女は光に吸い込まれていった。



 単独で転移魔法を使えるものなどそうはいない。

それは、魔方陣や呪文の問題ではなく、膨大な魔力を必要とするため、通常は数人の魔導士の魔力を合わせて転移を行う。

また、転移魔法の核となる魔導士の属性も問題となる。

転移魔法は通常の属性とは異なり、天属性という属性を有する魔導士しか発動できない。天属性を扱えるのは大変珍しいのだ。


メリッサは歳も若く、魔導士としてはまだ未熟であったが、潜在する魔力の量は並外れていた。

メリッサが産まれた時にそれがわかり、メリッサの父であるシリウス・エルランドは大いに喜び、幼い頃より高名な魔導士の元修行をさせてきたのだった。

そのため未熟とは言っても同年代の魔導士の中では最高レベルにあった。



 エルランド王国は、大陸中央部に位置するため周囲を囲む国々から度々攻撃を受けてきた。

大きな戦は暫くないが、国境付近ではあちこちで摩擦が存在する。

今も西部の大国ロベスト王国との小競り合いが起こり、メリッサの兄であり、エルランド王国第1王子アスカル・エルランドが兵を率いて鎮圧しようとしていた。

その日はアスカルの誕生日でもあり、メリッサは転移魔法で兄の元に行き、驚かせようと考えていたのであった。ついでに兄の戦の手助けもしようと思っていた。



 メリッサを包んでいた光が退いていき、周りが見えるようになってきた。


「あ、あれ?ここ・・・どこ?」

初めまして!作者です。

読むのは好きですが、書くのは初めてで、拙い文章でお見苦しい点も多々あると思いますが、よろしくお願いします。

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