表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/108

第8話 (モブ冒険者視点)街に降り立った無欲な英雄、その名はシャーロット

返せていませんが、コメントはすべて読ませていただいております! ありがとうございます!

コメントからいつも元気をもらっています!!

(感想欄は感想掲示板のように気軽に書き込んでほしいと思っているので、感想返しはしない方針でやっています。そのほうが気軽に書き込んでいただけると思っているので・・・)


誤字報告もありがとうございます! 指摘いただいた内容はありがたく活用させていただいています!


※7/11 日刊ランキング5位達成しました!!

応援してくださった皆様,本当にありがとうございます!!


 シャーロットが己の強さに気付かずグランドボアを一撃で仕留めたその日の夜。


 冒険者ギルドは、シャーロットの話題で大いに盛り上がっていた。


「そしてこれがその時にシャーロットさんが持ち込んだモンスターの素材です。ドーン!」


 レストラン受付のウェイトレス……と勘違いされている冒険者ギルドの受付嬢が、シャーロットが初めて冒険者ギルドに持ち込んだスライムとドレッドウルフとミミックの素材が詰まった箱をテーブルの上に載せる。


 途端にテーブルを囲んでいた冒険者たちが盛り上がる。


「すげぇ、シャーロットさん、こんなに沢山モンスターを狩ってたのかよ!」

「近頃モンスターの襲撃が減ったと思ってたけどシャーロットさんのおかげだったんだな!」

「凄い人と同じ街に居合わせてしまった……。神よ、この幸運に感謝します!」


 受付嬢は更に熱量を上げながら語り続ける。


「冒険者登録をしたいと申し出るシャーロットさん。そのとき、シャーロットさんに魔の手が迫ります。襲ったのは、当冒険者ギルド最強のレベル8のエリックさん。シャーロットさんは因縁を付けられて、殴りかかられます。が、シャーロットさんは一瞥もせず一瞬でエリックさんを吹き飛ばします! 私は一番近くで見ていましたが、シャーロットさんがどんなスキルで反撃したのかさえ全く分かりませんでした!」


「おいおい受付嬢ちゃん、それはちょっと話を盛り過ぎだぜ! わっはっは!」


「いや、受付嬢ちゃんは全く話を盛ってなんかいねぇぜ」


 そう言って現れたのは、シャーロットに因縁を付けた男だった。以前は髪を無造作に伸ばしていたが、今は短く刈り込んでいる。


「シャーロットさんに殴りかかった次の瞬間、吹っ飛ばされていたんだ。本当に何が起きたかわからねぇよ。……俺はこれまで、”レベル8”って自分の強さに溺れていたんだ。だが、あの人に教えられたよ。俺の強さなんてのは、取るに足らないちっぽけなものなんだってな。”圧倒的な実力差”って奴を思い知らされたよ。これからは、心を入れ替えて真面目に生きていくさ」


 そう語る男は、とても澄んだ目をしていた。


 受付嬢が再び熱っぽく語り出す。


「まだまだシャーロットさんの武勇伝はこんなものではありません! 冒険者登録を終えたシャーロットさんと話しているとき。誰かがグランドボアの出現情報を話し始めました。その時、それまで優雅に微笑んでいたシャーロットさんの表情が変わりました」


 冒険者達全員は固唾を呑んで受付嬢の話を聞く。


「あの時のシャーロットさんは、とても真剣そうな顔をしていました。そして、クエストも受注せずにグランドボアのいる北の畑に走り出したのです」


「何!? クエストを受注せずに?」

「どういうことだ……? クエストを受注しないと、モンスターを倒しても銅貨1枚も貰えないのに?」

「シャーロットさんは、一体何を考えているんだ……?」


 チッチッチ、と受付嬢は指を左右に振る。


「私には分かります。シャーロットさんは、クエストの報酬を捨ててでも、クエストが発行されるまでの数時間にグランドボアが暴れて被害が拡大するのを止めたかったのです」


「「「なんだってー!?」」」


「フフフ。あの時のシャーロットさんの目はこう語っていました。『人の命程尊いものは無いのですわ。クエストが発行されるのを待っていたら、グランドボアに街のどなたかが害されてしまうかもしれませんわ。ワタクシ、そんなこと耐えられませんわ! 報酬など要りません、1秒でも早くグランドボアを倒してまいりますわ!』、と」


「くううううぅ! シャーロットさん、カッコ良すぎる! 何も語らず走り出す辺り、すっげぇCOOLだぜ!」

「感動した! 感動した! 俺は! なんて高潔な精神を持っているんだシャーロットさんは!」

「俺は恥ずかしい……報酬のためにしかモンスターと戦ってこなかった自分が恥ずかしい!」


 何人もの大の男が、人目もはばからず熱い涙を流す。


「今日はとにかく、英雄の誕生を祝いましょう! 我らの街の英雄、シャーロット・ネイビーさんに乾杯!」


「「「乾杯!!」」」


 こうして、ただモンスターのお肉を食べることしか頭にないシャーロットの美化されまくった武勇伝が生まれ、街中へと広まっていった。


 だが、こんなものはまだまだ序の口。


 今後さらに勘違いは加速し、シャーロットの武勇伝はどんどん増え、国中へと広まっていくのであった……!


お読みいただきありがとうございます!


【読者の皆様へのお願い】


少しでも面白いと思って頂けたら、ブックマークや評価をぜひお願いします!


評価はページ下部の【☆☆☆☆☆】をタップすると付けることができます。


ポイントを頂けるとやる気がモリモリ湧いてくるのです・・・!


これからも面白い物語を提供していきたいと思います、よろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆を押して応援をよろしくお願いします!!
↓こちらもオススメ! 同じ作者の別作品です!

  【書籍化!】【最強ギフトで領地経営スローライフ】ハズレギフトと実家追放されましたが、『見るだけでどんな魔法でもコピー』できるので辺境開拓していたら…伝説の村が出来ていた~うちの村人、剣聖より強くね?~

▼書籍1巻 2023年8月2日(水)発売です!
▼のバナーから試し読みも出来ます!
書籍版書き下ろしSS・書店別特典SSと書下ろしイラストもありますので、是非お求めください! https://img1.mitemin.net/zj/s3/a4wgrv28zl51fmcapfc7x16hfq8_1cqy_hs_pa_351r.jpg

▼2023年5月1日より『パクパクですわ~』コミカライズ連載開始!
▼のバナーからパクパク令嬢コミカライズが読めます!
https://img1.mitemin.net/4g/c9/hdnlb8s46ibiijjwgald7xa6dcq7_13dy_l4_9d_3n7h.jpg

▼同じ作者の作品「最強ギフトで領地経営スローライフ」書籍1巻、KindleUnlimited の対象になりました! 今なら挿絵も無料で見れます!
https://img1.mitemin.net/4r/r0/5svn3ds4f9vm657wfxmh2cvpfkjp_1afv_c4_hs_1nnx.jpg
▼6月15日、「最強ギフトで領地経営スローライフ」書籍2巻とコミカライズ同時発売です!
https://img1.mitemin.net/16/nw/bhnmgjou3cbsiycwaf5wevgbidle_3zj_c1_h3_3u6i.jpg
― 新着の感想 ―
 もう、「いいね」と「笑」マークしか押す気がしないし、実際その通りになっている。
[一言] 「クエストを受注しないと、モンスターを倒しても銅貨1枚も貰えないのに?」 討伐報酬は、クエスト手続きをしていないから貰えないにしても素材の代金は、どうなっているのかな?
[一言] 真実は食いしん坊天然系令嬢が食い意地発揮してるだけですw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ