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第58話 ドンドンペンダントを集めていきますわ

書籍化作業が! 忙しいです!

大体1週間に一度のペースで更新していきます。よろしくお願いします。

 ――試験4日目。


 ワタクシ達は、モンスターさんを食べながら楽しく試験をこなしていましたわ。


 ワタクシがモンスターさんを見つけて麻痺させて。


 ユクシーさんがとどめを刺して料理する。


 このコンビネーションで、試験の間食事に困ることはありませんでしたわ。


 そしてモンスターさんの余った素材はユクシーさんが火薬に変えて、ワタクシが穴に保管していますわ。


 ……何かの拍子に爆発しないかと、実はちょっと不安なのですわ。


 ペンダント集めの方も順調に進んでいますわ。


 小さな洞窟に隠れている2人組を見つけて、ワタクシが姿を消してコッソリと頂いてきましたの。


 ペンダントは合計5つ。ワタクシ達2人とも合格するには、あと1つ必要ですわ。


 明日は試験最終日。明日は少し積極的に他の方を探してペンダントを頂かなくてはいけませんわ。


 他の方から上手くペンダントを頂けるか、不安ですわ。


 でも今は――


「「いただきまーす!」」


 ユクシーさんが作ってくださったお料理を楽しむとしますわ!


 今日のメニューはユクシーさんが作ってくださった、サソリモンスターさんの蒸し焼きですわ!


 尻尾の部分のぷりぷりのお肉に、ユクシーさんが錬金術で用意してくださったレモンをかけて食べるととても美味しいのですわ!


 【錬金術】。素晴らしいギフトですわ……


 だけどもユクシーさん、こんなにおいしいものを食べているのにどこか浮かない顔をしているのですわ。


「ユクシーさん、何か悩み事でもありますの?」


「へ!? う、ううん! 何も無いよ! 私、大丈夫だから」


 ユクシーさん、隠し事が下手ですわ~


 何か悩んでらっしゃいますのが丸わかりですわ。


 でも、相談いただけないということはワタクシには解決出来ない問題ということ。下手に尋ねるのは良くない気がしますわ。心配ですけれども、ここは見守ることにしますわ。


 ……等と考えていたら、あっという間に食べ終わってしまいましたわ。


「ねぇシャーロットお姉さん、今日はもっと大きい規模のトラップを仕掛けておこうと思うんだけど、どうかな?」


 食器を片付け終えたとき、ユクシーさんがそう提案してきましたわ。


「いまのトラップだと、巨大モンスターが襲ってきたときに対処しきれないから、今より大きなトラップを仕掛けておきたいんだ」


「大型モンスター、ですか……」


 いまのトラップでも、大型モンスターさんが近づいてきたら音が鳴って分かりますし、正直そんなに困ることはないのですわ。


 でも、


「分かりましたわ。火薬を預けますので、トラップ設置お願いしますわ」


 今このタイミングで話したということは、きっとさっきまでユクシーさんが悩んでいたことと何か関係があるのですわ。


 ユクシーさんの悩みが少しでも良くなるのであれば、火薬は全く惜しくはないのですわ。


 まぁ、元々ワタクシ火薬は必要ないのですけれども。


 ワタクシは、ユクシーさんに連れられて島の端のエリアにやって来ましたわ。


 岩山エリア。


 ワタクシ達がさっきまでいた森エリアとは打って変わって、雑草1本生えていないエリアですわ。


 そこには2つ、天につきだすような高い山がそびえていて、ユクシーさんはまさにその根元の岩肌を錬金術のギフトで柔らかくして掘り進んでいきますわ。


 そんなところに火薬を埋めて、岩山が崩れたりしませんわよね……?


 ワタクシ少し怖くなりながら、ユクシーさんがトラップを仕掛けるのを見守っていましたわ。


 一時間ほどして。


「出来たー!」


 泥まみれになったユクシーさんが、笑顔で駆け寄ってきますわ。満足そうで何よりですわ。


「さぁ、水浴びして今日はもう寝ますわよ~」


「はーい!」


 ワタクシは、あんまりこの岩場の近くにいたくないのでユクシーさんを連れて早足で立ち去りますわ。 今日も島の中を歩き回ったので、ワタクシ疲れていましたわ。早く休みたいですわ~。


 テントに戻って、いつものようにワタクシはユクシーさんと一緒にベッドに入りますわ。


「シャーロットお姉さん、ごめんね……」


 隣にいるユクシーさんが何故か謝っていたのですけれども、何故とかそんなことを考えることもできずワタクシは眠気に襲われて、意識が途絶えましたわ。


 ――――――


 ――――


 ――


「……? なんだか、寒いですわ……」


 ワタクシ、深夜にテントの中でふと寒さで目を覚ましてしまいましたわ。


「……ユクシーさん?」


 一緒に寝ていたはずのユクシーさんが、何故かいらっしゃいませんわ。代わりに、ユクシーさんが持っていた分の冒険者ギルドのペンダントが枕の上に置いてありますわ。


 ――何故?


 ワタクシ、しばらく待っていたのですけれどもユクシーさんは戻って来ませんでしたわ。


「お手洗い、ではないようですわね……?」


 なんだか嫌な予感がしますわ。


 今日もなんだか様子がおかしかったですし、ただ事ではない気がしますわ。


 ワタクシ、急いで着替えてユクシーさんを探しに出ましたわ。


大体1週間に一度のペースで更新してゆきます。

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