第13話 お父様が何度も戻ってきてくれとお願いしに来ますわ
皆様の応援のおかげで、危機を脱しました!
ありがとうございます!
(今ランキングTOP5争いは滅多にないくらい超激化しているので全く油断できない状態ではあります)
※前回更新分にステータス画面入れ忘れたので今回の最後に入れています!!
夜。
呼び鈴がなったので出ますと、なんとお父様がいらっしゃいましたわ。
そして開口一番。
「シャーロット! 侯爵家に戻ってこい!」
と叫びますわ。
「まぁ、お父様ワタクシのギフトをあんなに嫌っていらっしゃったのに。何かあったんですの?」
「実は、アウゼス殿下がお前にぞっこ――いや、なんでもない! とにかく、戻ってくるんだ」
なんだかお父様、凄い気迫ですわ。
もしかして、ワタクシがいなくなって淋しくなったのかしら。
お父様もかわいらしい一面がありますわ~。
でも。
「ワタクシ、今の生活が気に入っていますの。戻る気はありませんわ」
お父様のことですもの。またモンスターさんを食べたいなんて許してくれるはずがありませんもの。
ワタクシ、もうモンスターさんのお肉無しでは生きられませんわ~!
それにレストラン“冒険者ギルド”のサンドイッチが食べられなくなるのも耐えられませんわ。
「しかし、お前は侯爵家を出たら金が――」
「ご心配は不要ですわ。ワタクシ、お金にもしばらくは困りませんわ」
マンドラゴラさんを街の薬屋さんで買い取っていただいて、しばらく暮らしていけるだけのお金は持っていますわ。
生きていくには何一つ不自由しませんわ~!
「それではお父様、ごきげんようですわ」
「ま、待ってくれシャーロット!」
ワタクシは屋敷のドアを閉めますわ。
侯爵家に戻ったところで、あれをするなこれをするなと厳しく言われながら暮らして、政略結婚させられるだけですもの。
マリーと二人で自由にモンスターさんを食べながら暮らす、今の生活のほうがずっと楽しいですわ~!
でもお父様も寂しがっていらっしゃるみたいですし、たまには侯爵家に遊びに行きましょうかしら。ふふふ。
――翌日。
“チリンチリン~♪”
またお父様がいらっしゃいましたわ。
「シャーロット、イケメンで国中の女性のあこがれの的、あのアウゼス殿下との縁談話を持ってきたぞ! どうだ、いま侯爵家に戻ってきたらあのアウゼス殿下と結婚できるんだぞ!? 戻ってくるしかないよな、シャーロット!」
「ワタクシ、殿方との恋愛には興味ありませんわ~♪」
“バタン”
ワタクシはドアを閉じますわ。
アウゼス殿下は小さいころから仲の良い幼馴染ですけど、別に結婚したいとは思いませんわ~。
殿方とのロマンスよりもモンスターさんのお肉の方がずっと大事ですわ!
――翌翌日。
“チリンチリン~♪”
またまたお父様がいらっしゃいましたわ。
「シャーロット、今日は焼き立てのパンケーキを持ってきたぞ! お前の好物だろう!? さぁ、侯爵家に戻ってくるんだ」
「パンケーキなら間に合っていますわ~♪」
マリーの作るパンケーキは世界一ですわ。
マリーさえいてくれれば、パンケーキには困りませんわ。
さっきも3枚もパンケーキを焼いてもらいましたわ。
ふわっふわで甘々でもう最高でしたわ!
パクパクでしたわ~!
“バタン”
ワタクシはドアを閉じましたわ。
――さらに翌日。
“チリンチリン~♪”
「シャーロット、パパが絵本を読んであげよう。さぁ、侯爵家に戻っておいで」
「要りませんわ~!」
“バタン”
ワタクシはドアを閉じますわ。
――そのさらに翌日。
「お父様、ワタクシは侯爵家に戻る気は――あら?」
今日は玄関にいたのは、お父様ではなくて幼馴染のアウゼス殿下でしたわ。
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シャーロット・ネイビー
LV:39
HP:39/39
MP:61/61
筋力:32
魔力:50
防御力:41(+ボーナス105)
敏捷:27
スキル
〇索敵LV8
〇オートカウンター(レア)
〇無限アイテムボックス(レア)
〇状態異常完全遮断 (レア)[New!!]
〇オートヒール(レア)[New!!]
使用可能魔法
〇プチファイア
〇プチアイス
〇パラライズ[New!!]
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