第100話 お宿で枕投げをしますわ!
暑くなったり寒くなったり忘年会に誘われたりして何かと体調を崩しやすい時期ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
私は盛大に体調を崩しました
それはそれとして、ついに100話到達です!
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今後も頑張って更新続けていきます、よろしくお願いいたします~!
食事を終えたワタクシ達は、冒険者ギルドに手配いただいた宿に向かいますわ。
『プラチナカードをお持ちのシャーロットさん達には最高クラスのお宿を用意します』とのことで、最上階の広いお部屋をご提供いただきましたわ。
ワタクシとユクシーさんとアリシアさんが同じ部屋。殿下が隣の部屋ですわ。
「見てシャーロットお姉さん、このベッド凄いフカフカだよ!」
ユクシーさん、高級ベッドに飛び込んでらっしゃいますわ。
「私、こんなフカフカのベッドで寝るの初めてだ……! 身体が沈んでいく……」
ベッドが気に入ったらしくユクシーさんはうつぶせのまま起き上がってきませんわ。
「部屋の備え付けのこのクッキー、美味しいですわ~!」
「あらホントだわ。美味しいわねこれ。ユクシー、アンタも来なさいよ。早くしないとこの食いしん坊に全部食べられちゃうわよ」
「わー! 私のクッキー食べないでシャーロットお姉さん!」
「食べませんわよ、もう。それに、ワタクシは食いしん坊じゃありませんわよ」
「え、シャーロットお姉さんは食いしん坊だよ?」
「間違いなく食いしん坊だわ」
ユクシーさんとアリシアさん、意気投合してらっしゃいますわ。
心外ですわ……!
「ところでシャーロットお姉さん、私こういう宿に泊まった時に一つやってみたいことがあったんだけどいいかな?」
ユクシーさんがおずおずと申し出ますわ。
「”枕投げ”っていうのを私一度やってみたかったんだ。私あんまり同世代の友達がいなかったしこんな宿に泊まる機会もなかったから、一度でいいからやってみたくて……」
「そうでしたの。……仕方ありませんわね。物を壊したり騒いだりして他のお客様や宿に迷惑をかけない範囲で、お淑やかにするのでしたらいいでしょう」
「やったー!」
ユクシーさん、飛び跳ねて喜びなさいますわ。
「枕投げがしたいって……アンタ達子供ねぇ。さぁ、さっさと準備するわよ。シャーロット、部屋の中の壊れやすいもの一旦アンタのアイテムボックスに入れといてよ」
アリシアさん、テキパキと準備を始めますわ。
『シャーロットお姉さん、アリシアさんが枕投げ一番楽しそうにしてない?』とユクシーさんが目で問いかけてくるので、ワタクシは頷きますわ。
「さぁ、準備OK。始めますわよ!」
「時間を止めるのは禁止だよ、シャーロットお姉さん!」
こうして枕投げが始まったのですけれども。
「全然ユクシーさんに当たりませんわ~!」
最初は三つ巴だった枕投げですが、あまりにもユクシーさんが強すぎるのでアリシアさんとワタクシの二人がかりでユクシーさんと戦っていますの。それでも、ユクシーさんに全然枕が当たりませんわ。
至近距離からアリシアさんが枕を投げますけれどもユクシーさん自慢の運動神経でキャッチされて。
「お返しだよ、えい!」
「ごふっ!」
すごい力で枕を投げ返されて、アリシアさんが床を転がりますわ。
「駄目だわ、アタシ達じゃどうやっても勝てないわ……」
「枕投げチャンピオンの称号はユクシーさんに差し上げますわ~」
「やったー! 私がチャンピオンだ~!」
「うう、時間を止める魔法さえ使えれば勝てるのに……悔しいですわ」
そのとき。
”コンコン”
誰かが部屋のドアをノックしますわ。
「シャーロットさん、明日のモンスタースタンピードについて打ち合わせをしたいんだが」
「殿下! かまいませんわ、入ってくださいまし」
ワタクシは殿下を部屋に招き入れて。
「さぁ、これを持ってくださいまし」
ワタクシは殿下に枕を投げ渡しますわ。
「あの、シャーロットさん? これはいったい……!?」
「枕投げですわ! 3人でユクシーさんを倒すのですわ」
「いいだろう! 王子たちは意外とやんちゃ揃いでね。兄弟たちとしょっちゅう枕投げをしている僕の力、お見せしよう!」
こうして3対1で枕投げが再開しましたわ。
ユクシーさんは凄い運動神経でとんでくる枕をキャッチしますけれども、殿下の素早さも相当なもの。人数の差を活かして、なんとかユクシーさんと渡り合いますわ。
そして。
”ボフッ!”
ついにユクシーさんに殿下が投げた枕が当たりますわ。
「あー! 負けちゃった! ……でも殿下が投げた枕に当たれたのは、幸せだなぁ」
ユクシーさん、枕を抱えて満足そうにしてらっしゃいますわ。
「いい運動になりましたわね。さぁ皆さま、お開きにしてお風呂に行きましょう」
こうして、モンスタースタンピード前夜の夜は更けていきましたわ。
それはそれとして、ついに100話到達です!
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