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勇者からの魔王!?

……クソッ 何でもかんでも俺のせいにしゃがって。

俺の名前は大竹康之29歳独身で、職業は会社員だ。

なんで、こんなにむしゃくしゃしているかと言うと、俺より歳下で文句ばっかり言い何かと俺のせいにするクソ上司のせいだ。

今日も、自分の準備不足を俺が仕事してないからだと言い張りこっ酷くお叱りを受けてきた。

はいはい私がわるぅございます。

おかげで、ろくに仕事が進まず、やっと家に帰って来た所だ。アパート暮らしの1LDKが、俺の城である。

ここ数年、ストレスのせいか酒を飲む量が増えてきた。体重も、70キロ台だったのがあと2〜3きろで100キロに到達する。

『なんだよ、酒もねえのかよ』

しょうがない、買ってくるか。 近くにはコンビニがあったので、買いに行く事にした。 このイライラを解消せねば!

……ありがとうございました!

ふぅーっ 買いすぎた。酒の他にスナック菓子まで大量に買ってしまった。これは、健康診断やばいな。

そう思いつつ、帰路に急ぐのであった。

しかし、事件が起こった。女の人の悲鳴が聞こえた。

すぐ近くだ、厄介ごとはごめんだが万が一があったら後悔してしまう。女の人の声がする方へ走っていく。

女性を見つけた、どうやら相手は酔っ払いのようだ、しつこく言い寄っているみたいだ。助けるか。

『おい、あんまりしつこ過ぎるぞ』

「あーん、何言ってんだこの野郎」

俺に殴りかかってきた、嘘だろ注意しただけだぞ!

相手は酔っており殴りかかってきてはいるが、避けられないほどでもないなんとか避けながら

『早く逃げて』女性にそう言ってこぶしを躱す。

あまり運動神経はよくはないが殴られるのは嫌なので頑張って避けている。相手はフラフラになりながらこちらに突進してきた。 避けようとした時さっき買った酒の缶に躓いてしまった。バランスを崩した所に相手が突っ込んできて押し出されてしまった。

あっ、ヤバイ落ちっ その時相手の顔を見たのだがあっ……い

……


も…も

もし

もしもーし

っんだよ、うるせえなこっちは疲れて寝てんのによ!

『あー うるせー』そう起き上がり周りを見渡す。

なんだよ ここ…

あたりは真っ暗な空間が広がっている。

「やっと、起きたか!」

バサっと言う音と共に1人の少女が舞い降りた。

「お前、勇者になるんだず!」

「はぁー?」


……

なんなんだよ、この生き物は…

上下真紅色に染まった、見るからに高そうなドレスに、胸元にはルビー?の様な宝石が埋め込まれているネックレス。そして、この世のものとは思えぬ程の幼児体形。しかし、背中からつばさ?の様なものが生えているので天使の様だ。

幼児体形のチンチクリンがこっちをみて

「勇者になりたくないのおじさん?」

「おじさんだと… たしかに年齢の割に老けてるし残業続きで髪はボサボサ、肌は荒れてるがおじさんと言われるような年齢ではないぞ! まだアラサーだ!」

と語気を強めていったが、アラサーなんて通じるのかよ…

さらに、チンチクリンがこちらを見る。

しばらくして

「ふん、まあいいわ、とりあえず勇者になって。」

彼女が、右手を天にかざすと、薄暗い空間が裂け光が見えた。

一瞬、光が溢れて落ちていった…流星というのだろうか。瞬く光の流れていき、空色の空間にたどり着いた。

「さあ、準備は出来たわ!勇者になりましょう。」

そういって、今度は左手を下に向け空間に穴が空く…なんなんだよこれ 自分の身長の3倍はあろうかと見える剣のような斧のようなものが出てきた。

「えっーと、ちっちゃいお嬢さん。」

刹那、前からチンチクリンが消え瞬く間に視界に現れて腹を殴られた。

「小さい、お嬢さんだぁ? あぁ?なめてんのか?こっちとら闘いの女神アリュシュナイド・レフィゼーレ・レイゼと言う神の名を持っているんだぜ」

「もう一回、変なことを言ったら体を綺麗な三等分にしてやんよ…」

そういって、今までにない目つきでこちらをみてくる。死を感じてしまう。

「まぁ、私の高貴な名をあなたの様な愚民に言っても仕方ないから美しい女神様と呼ばせてあげるわ。」

と ドヤ顔で言ってくる。流石にムカつくが命は惜しい(今生きてるのすら怪しいが…

「うっ 美しい女神様」

そう言うと女神は後ろを向き小刻みに震えている…めっちゃガッツポーズ小さくやってるぜ…

さっと、振り返りこちらを見る。

「なんだね、勇者候補よ。」

めっちゃ、威張り始めたーーー

まじか、女神の器小っさ

「あのー、なんで俺が勇者何ですか?それにここはどこですか?」

「ふむ。ではなぜ君が勇者なのかは君は死んでこの国スビアルタいるのだ!!!」

「…どこですか、 そこ…ってか死んだのね」

「聖王国スビアルタ、イリアスティア地方にあるとても栄えた国よ。昔は、貧困や魔物の存在で国として危なかったのだけど、勇者コヨーテが現れて魔物軍と魔王ビルマを倒し繁栄していったのよ。スビアルタは勇者を大切にし繁栄と平和をもたらす存在と崇められているの。だから、私はあなたの勇者としての素質を見込んでお願いしているの!」

…嘘くせー なんだよその話信じろってか、勇者になったらとてつもなく面倒くさそうだぞ。俺は厄介事に巻き込まれる体質なのかな。

「えーと、どうしても勇者にならないといけないですか?」

一応聞いてみた

「はぁ? ぶち●ろすぞ? 勇者だぞ!男の憧れだぞなりたいだろ? なりたくないなんて選択な…」

「あっ」

うつくしいめがみさま(棒読み)は何かを考えている。

「あのや…… わたしに…ゆる……… そういう事か。 残念だ。」

何か小言の様に言っておりうまく聞こえない。

女神はふーっとため息をつき指を鳴らす。

と同時に世界が変わる、先程の天の川の真っ只中のような綺麗な世界ではなく、どことなく薄い瘴気なような紫色の霧がかかっている。

「あのー… ここは」

言いかけた刹那、ザクッ…


えっ?…

鮮血が落ちていく…


ポタッ ポタッと血が流れていく何が何だかわからない。 目の前には先程の女神が

「な 何をするんだいきなり…」

声を振り絞る腹に漆黒の大剣が脇腹に刺さっている。

「なあ、勇者よ…あぁ君は勇者でもなかったな、まあそれはどうでもいい私は、酷く悲しんでおる我が力、我への信仰、我の神話全て否定された気分だ…」

何言ってやがる…

「私は、決めたのだよ。なぁ魔王、私は馬鹿にされるのが大っ嫌いだ、褒められ、讃えられ、感謝されるのが女神… だが、侮辱は許されない。

君がもたもたしていたため勇者が召喚されてしまったのだよ。そんなに勇者はこの世界にいらんだろう、なぁ?」

よく見ると先程とは、違う姿をしている。

真紅のドレスは、蒼炎のような青白くなり背もチンチクリンな姿からすらっと伸びた大人な姿になっていた。

だが、目は真紅のように赤くなりこちらを睨んでいる。

「もう、有無は問わん貴様は魔王だこの国をこの世界を壊すためにおかしくなり、平和な日々を蹂躙し焼き尽くすのだ!」

「さぁ、行っておいで。」

そう言い、俺の体を押す。何も無い空間なのに落ちていく…どんどん落ちていく…





スビアルタ国周辺の森

スビアルタの騎士だろうか、青銅の鎧に五角の盾をもち自分の身長ほどはある槍を持っている。

相手は、小さいゴブリンの様な存在だった。

「なんだよ、せっかくの経験値がこんな弱ちぃゴブリンかよ。」

槍でゴブリンを指しながら言う。

「食料取りに来ただけなのに、なんで騎士なんかと」

ゴブリンは小さなナイフを構えながら自分の悪運に悪態をついた。

「まぁ、少なからず経験値になるんだよなぁ?

んじゃ、遠慮なく死んでもらうとするか!」

騎士は、槍を振りゴブリンとの距離をとる。槍としての戦法として至極当たり前だった。対してゴブリンは小さなナイフしかない、距離を詰められなければ攻撃する手立ては無い。

ゴブリンは、自分の身体能力で槍をかわしている。だが、相手は、騎士そう長くは持たないだろう… 覚悟して槍の一閃をかわし距離をつめナイフを投げた。

だが、頬を擦りはしたが致命傷にもならなかった。盾で殴られうずくまる。

「危なかったぜー、もう少しで目をやられる所だった。経験値稼ぎにでて死ぬなんてアホくせーからな!」

騎士は、笑いながらこちらにゆっくりと迫って来る。

逃げる力は残っていない。ゴブリンは、目を閉じて死を悟った。


「んじゃ、死ねよ!」

槍が円月の様に動きゴブリンに向かってくる





ぐしゃ……


という、音の後に衝撃波が襲いくる。

そこまでの騎士だったのか、なら殺されても仕方ないな…



ポタポタ…



血が滴り落ちる音がする。

だが、ゴブリンに痛みはない。

何が、おきたか分からなくなり目を恐る恐る開ける。

砂煙から、青い光が見える綺麗な宝石の様に光って見える。

「お おれ おれの腕がぁぁああ」

騎士の声だ、どういうことだ?

砂煙の中から、こちらを見てくる。

「ま ま魔王さま?」




つづく…






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