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臨界を告げる刃  作者: 城猫
ギルド
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ギルドを告げる刃Ⅳ

ヒバリ「俺が寝ている間にそんなことがあったんだ。」


ユキ「私はZランク『鎖姫』でまた、もうひとつのランクはAランクにしてもらいました。」


ヒバリ「流石俺の妹だ。」


しばらく喋っているとクレアが入ってきた。


クレア「あら~起きましたか?ヒバリさん~」


ヒバリ「部屋を借りて申し訳ない。」


クレア「いえいえ~それよりも登録を済ませますか~」


ヒバリ「やりたいのですが毎日の日課をしてからでいいですか?」


ユキ「クレアさん地下闘技場貸していただけませんか?」


クレア「それはいいですけど~午後に受付に来てもらえますか~」


ヒバリ「ありがとうございます。クレアさん」


クレア「それではまた~」


その部屋から退出し、ヒバリたちは地下闘技場へと向かった。


ヒバリは闘技場につくと同時に、中央に正座し瞑想に入る。そのヒバリから覇気が流れ始める。さらに術式を展開し、竜巻がヒバリを囲むように発生する。素早く紅椿を発動させ、竜巻を斬る。


ヒバリ「2日も寝ていたから、鈍ってるな……ユキ! 」


ユキ「何でしょうか?お兄さま?」


ヒバリ「俺と本気の模擬戦をやらないか?魔法を使っていいから……」


ユキ「お兄さまの頼みなら聞きますけど……今の私は強いですよ」


ヒバリ「それでいい……頼む」


ユキ「わかりました本気でいきます。」


ユキの雰囲気がかわり、殺気を放つ、肌がピリピリとするようだった。今までにもユキとは何回も模擬戦をやっているがそれ以上だった。


ヒバリ「コインを投げるから落ちたら始まりだ。」


ヒバリがコインを高く弾かせる。ヒバリは紅椿を発動し、ユキは鎖を出してくる。コインが弾くとお互いに見えない速さで戦っていた。


ユキ「全てを凍らせろ氷の鎖」


氷でできた鎖を出してくる。ヒバリは避けるとその場所が凍る。


ヒバリ「成る程……属性をつけることでさらに強くなったんだなユキ」


ユキ「喋ってる暇は有りませんよお兄さま……」


ヒバリ「わかってる。ユキの成長に喜んでいるだけだ。003式……糸刀、分身糸」


紅椿が糸になりと、ヒバリそっくりの分身を造る。そして、001式……秋雨を発動し、分身と連携で戦う。


ユキ「その分身は邪魔ですね♪空の鎖」


空間から鎖を射出し、分身を縛り上げる。


ユキ「凍りつけ」


氷の属性により分身が凍り砕け散る。


ヒバリ「流石だな……なら秋雨第2解放……4幻式4刀流……村雨」


秋雨に術式を展開し発動させる。両手両足に刀を持っている。器用に刀で走りだし、右足でユキに切りつけるが鎖で防がれる。左手に持った刀を使い切りつける。この繰り返しであった。


ヒバリ「4刀流……埜雨」


これも鎖で防ぐがユキにかすり傷を負い、膝をついた。


ユキ「負けてしまいました。やっぱりお兄さまには敵わないですね。」


ヒバリ「はぁはぁ……何を言っている?手を抜いていたくせに……」


ユキ「さぁ何でしょうか?タイムキュア」


ユキは回復魔法を使い、治した。またこの2日間で時属性を習得した天性の才能を持っているユキであった。模擬戦を終えると、シャワー室を借りて午後の登録まで瞑想をしていた。


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