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臨界を告げる刃  作者: 城猫
ギルド
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ギルドを告げる刃Ⅲ

ドム「すまない……話がそれたなっで新人はムロヅキでいいんだな?クレア」


クレア「はい~魔力は勇者を上回っています。」


ドム「そりゃ逸材だな……そこで寝ているのも新人か?」


クレア「そうです~でもここに来たときから気絶してしまったので後日になります~。」


ドム「ムロヅキ……それでは俺が直に見てやるから闘技場へとこい」


クレア「こちらになります~」


ユキ「はい」


3人はヒバリをおいてギルドの地下闘技場へと足を運んだ。




地下闘技場


ドム「これから試験を始めるんだが、簡単だ。俺に触れることが出来たら勝利となる。俺はただ攻撃するだけだ。」


ユキ「わかりました。 」


クレア「これよりギルドマスタードム・フレイヤー対ユキ・ムロヅキの入団試験を始めます。……始め」


クレアの合図とともにドムは炎の槍を10ほど出し様子を見ることにした。


ドム「これは追尾する……」


ユキは走りながら槍を避けるが、追尾するので当たるまで消えないのだ。しかしユキは立ち止まり、四方からくる槍をただ見ているだけだった。ユキに着弾したかと思うと爆発が起きた。



ドム(あれだけ当たれば怪我だけじゃすまされない……俺の目が狂ったか?)


煙が晴れると、銀色のドームが出来ておりユキを守っていた。それはユキの雪鎖であった。


ドム「はぁ!なんだありゃ?鎖か?」


ユキ「もう終わりですか?では此方から行きます」


ユキが手を広げると、鎖が増殖しドムを捕縛しようと追尾する。


ドム「そりゃどうなってんだ!我に綴る


『原初の炎よ……我に答えよ


燃えろ・燃えろ・燃えろ


すべてを焼き払うそれは


やがて焦土とかせる


最凶の炎となる







アモーディル・フレイガゼル




この魔法は高度な技術を用いる。綴り提唱は隙が大きく発動するまでに時間がかかるため、あまり好まれてなく古代魔法に分類されている。


ユキは守りに入る。その魔法も傷を付けられず防がれてしまう。


ドム「これでもかよ……ならこれなら!?」


ドムは言葉を失った。何もなかった空間から鎖が出てきており、両手首を縛りあげた。


ユキ「やっと完成しましたわ……空の鎖」



ドム「手首を縛られたって……魔力が練れないだと!」


ユキ「この鎖には魔力を吸いとる能力を持っています。何人たりとも破ることは出来ません。お兄さま以外には……」


ドム「こりゃ参ったね」


ユキはドムに触れると勝負はユキの勝利となった。





ドム「兄貴の方は目が覚めてからということで……入団おめでとう。」


ユキ「ありがとうございます。」


ドム「っでランクなんだが……勝負で手を抜いたとはいえ5割でやったわけだが……ランクを決めた。それはZだ。」


ユキ「それは最高ランクでしたわね。勝手に決めてよろしいのですか?」


ドム「それは俺が帝で炎帝だからだ。さすがに推薦だけじゃ決められないからな後日に城に来てもらう。」


ユキ「はぁ……」


クレア「それでね2つ名なんだけど決めてあるのよ『鎖姫ソウキ』ってどう?」


ユキ「私は解らないのでそれでいいです。」


ドム「しっかし……俺の魔法で壊せないものがあっとは……」


ドムは自分の魔法を傷を付けられず防がれてしまうことに残念がっていた。


ユキ「この鎖は、妖怪という東の魔物が最後の力を振り絞って力を込めたということになっておりますわ……代々ムロヅキ家に眠っていたところ私が触れたことにより、使用者となったのです。」


ドム「ということは、ユキにしか触れることしかできない……触れてしまったらどうなるのだ?」


ユキ「骨になります♪」


ドム「はぁ?まぁいいや……これからよろしくな」


ユキ「はい♪お兄さまが起きましたらまた来ますので」


ドム「またな」



闘技場を後にし、ユキの入団試験が終わった。ヒバリが起きたのはこの2日後である。


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