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臨界を告げる刃  作者: 城猫
戦闘
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戦闘を告げる刃

雲雀「雪……隠れていろ!こいつは俺がやる」


雪「わかりました。でもお兄さまが」


雲雀「俺は大丈夫だ!紅椿発動!003式糸刀……檻糸」


木刀が極小の糸となり、そいつの動きを止めた。爪で引っ掻くが千切れずにいると、そいつの腕が切り落とされた。この糸は1本1本が鋭い刃となっている。


雲雀「これは戦いなんでね容赦はしない。縮めラテン・ゼロ」


雲雀は雪と所にあるきだし、そいつは糸によって、細切れにされ絶命した。


雪「ご苦労様です。お兄さま」


雲雀「やはり殺しは心に来るな。気持ちを切り替えないと、壊れてしまうからね雪……お前も割りきれよ」


雪「わかっておりますよ。お兄さまに傷を着けたやつは私が許しませんから」


笑顔で言われても目は笑ってはいなかった。しかも手には鎖がじゃらじゃらと音をたて、地面に落ちていた。


日が替わり、太陽が登り始めた頃叫び声が聞こえ目を冷ました。雲雀はすぐさま情報体にアクセスして読み取る。走ってその場につき、茂みに隠れると馬車を囲むように、剣士たちと強盗団が戦っていた。


雲雀「俺は奴等を倒すから雪も加勢してくれ」


雪「わかりました」


茂みから雲雀が抜刀し、一気に斬り抜け、馬車までたどり着くとバタバタと血を吹きながら倒れた。


「誰だ貴様!」


雲雀「誰だっていい!この状況で……まぁいい俺がやる」


30人はいるであろう強盗団に立ち向かう。抜刀で12人を斬ると敵は怯んだが、頭と言えるやつが「魔法を放て!」と叫ぶと火やらなにやらが飛んできて爆発が起きた。ニヤリと笑みを浮かべたが、鎖が雲雀たちを守るように張っていた。


雲雀「雪?」


茂みからゆっくりと歩いて出てきた。いつも以上に殺気を放ちながら鎖を持っている。


A「女だぜ頭……」


頭「上等だぁ奴隷にすれば高く売れるぜ」


雪「雑魚が……お兄さまに攻撃しましたね?」


C「それが?なんだって言うんだ?」


雪「黙りなさい……ミノムシ」


「なんだと!」


雪「ごめんなさい♪此れではミノムシに失礼でしたね♪死になさい雑種」


「やっちまえ!」


雪「貴方たちには攻撃は出来ませんわ……だって」


頭を含むすべての盗賊らが鎖により胸を貫かれ絶命した。雪は雲雀とは違い鎖による攻撃法を持ち、自在に操れる。


雪「死んでいるんだもの」


そして、貫かれた盗賊は鎖の能力により砂となり消えていった。


雪「終わりましたわお兄さま♪」


雲雀「よくやった雪……この世界について教えてもらおうか」


雪「はい♪ここはどこなのですか?」


剣士1「ここはラグナ王国領危険地帯SSS指定、ウルマの森だ。お前たちはどうしてここに?」


ここで異世界から来たと言えば、大変なことになるとおもい咄嗟に嘘を着いた


雲雀「俺たちは東から来たのだが、道に迷ったんだ」


剣士「そうなのか大変だったな……ところで東からというと和国か」


雲雀「そうだ。ところであんたの名前は?俺はヒバリ・ムロヅキ、後ろにいるのは妹の……」


雪「ユキ・ムロヅキです。」


「私はサラ・ハクティア、王国1番隊隊長……そして馬車の中にいらっしゃるのは」


「サラ?私から自己紹介しますので大丈夫ですよ」


サラ「はっ!かしこまりました。」


サラは後ろに下がると、馬車の中から俺らと年が近い少女が降りてきてきた。


「私はラグナ王国第1皇女……シャナ・アルカディアです。よろしくお願いします。ヒバリさん、ユキさん」


「「こちらこそ」」


しばらくして馬車に乗せて貰い、ユキとシャナは意気投合し楽しく話していた。俺はサラさんたちと馬車を守りながら歩いていた。


サラ「ムロヅキさんは……」


ヒバリ「ヒバリでいいよ。ムロヅキだとなんだか嫌だからね」


サラ「では私のこともサラとお呼びください……ヒバリあの剣はなんですか?」


ヒバリ「え?あぁこれね?これは紅椿といって俺らの故郷で妖怪と呼ばれる魔物が打ったとされる業物だよ。」


サラに解放前の紅椿を渡すと、立ち止まりそれを振るうがなにも起きず考えていた。


サラ「盗賊を倒したときには刃が付いていたけど、これじゃあ気絶ぐらいにしかつかえないね」


ヒバリ「これは代々俺の当主にしか扱えない代物だよこうやって」


次はヒバリが立ち止まり、木の刃をなぞるように動かす。


ヒバリ「紅椿発動……術式解放001式秋雨」


先程まで木の刃だったものが鋼の刃となるのを見てサラは驚きを見せた。


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