謁見と任命を告げる刃Ⅴ
pm7:30
応接間にて、王様、サラ、シャナ、妃、と顔合わせをした。
ラグナ「刀帝よ、この度は申し訳ない。」
ヒバリ「いや……いいっすよ」
ラグナ「だが……」
ヒバリ「あなたは悪くない。問題はあいつらだ。ラグナが悪いんじゃない。」
ラグナ「そう言ってくれると助かる。でだ本題に入る。娘……シャナをサラたちを守ってくださり感謝する。」
ヒバリ「感謝されるようなことはしてない。」
ラグナと妃に感謝を言われ続けられ、珍しく焦っているヒバリだった。
ラグナ「それとサラから聞いたのだが3滅龍グランディアス・レーネ・ドラゴンを使い魔にしたとそれは本当か?」
ヒバリ「本当だ。こいティア!」
契約の令呪が光を帯びて、ヒバリの隣に現れた。
ティア「なんのようかヒバリ?」
ラグナ「ほう……上位であれば人型になれるという噂は本当か。」
ティア「妾は今はティアと名乗っているからそう呼んでくれ。」
ラグナ「そうか……創帝、アキラくんはいるか」
アキラ「ここに」
ラグナがアキラを呼ぶと風のように表れた。
ティア「ヒバリ、妾は眠いんじゃが帰っていいか?」
ヒバリ「そうか呼んで済まない。」
同時にティアをかえらせた。
ラグナ「アキラくんは先程ヒバリくんたちが異世界から来たと言ったが勇者ではないのかい?」
アキラ「それは違う……俺たちとヒバリたちの召還された形が違う。俺はクズに巻き込まれ召還された。ヒバリたちは偶然来ちまったようだな。」
アキラは仮説を建てた。勇者召還をしたせいで異次元の空間が出来てしまい。ヒバリたちがそれに入ったことで代償が払われたんだと
ヒバリ「それなら……ふたりで来ないのじゃないか?」
アキラ「それは、お前らの妖刀と妖鎖が共鳴したからと俺は思う。」
確かに……妖怪に造られた武器ならば、反応しあいこの地に呼ばれた。だが……それならば、辻褄が少し会うかも知れない。まだ何かしらあるとヒバリは直感したが、立証できないため言わないでいた。
ラグナ「まぁこの話は終わりにしてヒバリくんたちは学園に通う気はあるかい?」
突然、ラグナが学園に通うか聞いたので、ドム、ギルドマスターに頼んでいたこと言った。
ラグナ「学園に転入するなら依頼を出してもいいかい?」
ヒバリ「まぁできる範囲であれば……」
ラグナ「1つはシャナの護衛をしてほしい。サラも通っているのだが学年が違うため護衛はできないのだよ?やってくれるかい?」
シャナ……王女の護衛か……ユキにアイコンタクトをすると笑いながら頷いてくれた。ユキとシャナは仲良くなったからちょうどいいだろ。
ヒバリ「わかりました」
シャナ「ありがとうございます!ヒバリ!」
シャナは嬉しそうな顔をし、抱きついてきた。頭の中の煩悩を消しつつ、ユキを見ると笑っていた。ただ
ユキ(アとで、オボエテいてくださいネ)
なんか企んでそうな顔で見ていた。
キサキ「あらあら~シャナがはしゃぐところ久しぶりに見たわねアナタ?」
ラグナ「そうだなヒバリくんたちに感謝だな」
アキラ(チッリア充め……)
ヒバリ「そ、それはそうと、2つ目は?」
ラグナ「それはだな勇者の始末だ。これはお前の独断で決めていい。殺すのもよし、まともにするのもよし自由だ。」
ヒバリ「これは俺の気分次第だな……やれることはやってみるよ」
たくさん話した後、応接間を退出し宿舎ねと戻り、学園編入するため準備を始めた。