謁見と任命を告げる刃Ⅳ
クズ「これならどうだ!」
ラグナ「馬鹿者!禁忌魔法の神滅級をここで放つつもりだ!皆で障壁を張れ、あのクズでも魔力は多い放ったら消滅する!」
帝全員で神級の障壁を急いで発動させる。
クズ「この世界を滅ぼす災厄
神を滅ぼすとされる古の魔法
目標に安らかな眠りはなく……
自身の魔力を吸いて
力を示さらん
破壊……破壊……破壊!
それは、この魔力において絶対なる力を
アブソリュート・ブレイク・アポカリプス!
」
クズの背後に骸骨が表れ、代償として魔力を吸われていた。骸骨がクズの魔力で動いた。地中から破滅属性が吹き出し始める。骸骨の頭上にその属性が集まり始め、球体となってヒバリに放つ。
ヒバリ「あれを喰え紅椿……捕食モード」
ドムにやったのと同じく吸収する。
紅椿は神滅魔法を吸収する。全てを吸収すると変化が現れる。禍々しい形へとなった。
ヒバリ「007式……妖刀 現変」
新たな力は、妖刀の全ての能力及び形になる。
ヒバリ「変化……紅房」
紅椿が変化し、真っ赤な刃が顔をだした。まさしく妖刀といえるものだ。
ヒバリ「俺の血を吸い、力を高めよ……吸血」
刃で腕を斬りつける。血が吹き出すが刃が吹き出す血を全て吸った。
ヒバリ「これでおわりだ」
ヒバリ「澪落神夜」
刀を振るうと、クズが真っ二つとなり、消滅した。だが消滅といっても一時的なものだ。不死の結界となっており、死んでも生き返る。
ラグナ「勝負あり!勝者刀帝!」
全帝「そうだろうな」
水帝「あいつはただ魔力が多いだけで怠けているのだもの」
ラグナ「刀帝はなんかあるか?」
ヒバリ「そうだな……ランクをFからやり、帝を剥奪ということで」
ラグナ「なおこれは私であっても覆せない掟である。異論はあるか……よし「待ってください!!」なんだフリス?」
幕が閉じようとしたとき言葉を遮られた。遮ったのはラグナの娘で第2王女であった。
フリス「私は納得できませんわ!」
ラグナ「何故だ?」
フリス「タケル様は勇者なのです。それなりの待遇は当たり前です。」
ラグナ「これは決闘なのだ!これは私であっても覆せない」
フリス「しかし……」
いつまで経っても終わりそうにないので、ヒバリが仲介に入った。
ヒバリ「ラグナ……」
ラグナ「どうしたんだい?刀帝」
ヒバリ「俺がやろう。フリス嬢」
フリス「あなた悪いのですわ!取り消しなさい!そしてタケル様に謝りなさい!」
フリス嬢に言いたい放題言われるなか、ユキはキレる寸前まで来ていた。
ヒバリ「は~それだけか?」
フリス「はっ?」
ヒバリ「言いたいことはそれだだけか?小娘?黙ってはいたが頭が高いぞ?ヒレフセ」
フリス「あっあ」
フリスは突然のことにひれ伏し気絶した。殺気をむけていたからだ。
ラグナ「すまない……助かった。聞きたいことがあるから応接間にいこう」
ユキを連れて応接間に向かった。