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回想Ⅳ-ⅰ 彼の価値 周りの目

女友A『最近どうよー 彼と♪』


『…? B?』


女友B『いやいやいや… あんたでしょどう考えても』


『うええええ か、彼氏なんかじゃないよー!』


女友A『えええ ほとんど彼氏じゃん…』


女友B『相手も絶っ対気があるって! あ・れ・は!』


『そ… そうなのかなぁ…』


女友A『攻めていい気がする!』


女友B『襲ってしまえっ!』


『なんという攻め気の友人達だ…』


女友A『だいたいさー 学内じゃ 超絶バカップル って噂じゃん?』


『…え まままぢで っていうか超絶ってなんの尺度だ…』


女友B『すげーうわさだよ まーあんた可愛いしちっちゃいし…この乳だし… 目立つんだよ…ね』


『ちょっ 少なくとも胸は関係ないって!』


女友A『大体そんなに否定する事ないじゃないの! 満更でもないんでしょ?』


『…元彼に似てて、ちょっと…嫌かな』


女友B『…まあ全ての人間、誰かしらには似るもんだしな』


女友A『元彼に似てるってので惹かれたかもしれない自分が嫌ってこと?』


『…』コクリ


女友A『考えすぎって言うかこだわりすぎって言うか…』


女友B『まー わからんでも無いけどねぇ』


『元彼の影を追ってるって…なんか酷いし 彼に悪い…』


女友A『とかいいつつほぼ毎日家に転がり込んでんじゃん』


『返すことばもございません… やっぱり甘えてるよねぇ 私』


女友B『別に良くない?』


女友A『彼は元彼じゃないんだから、違う人間なんだってあんたが認識できるまで 飯友でいいじゃん』


『そ、そうかな…』


女友B『うんうん 彼も喜んでるよきっと』


女友A『私たちも楽しく見守ってるさ♪』


女友B『ただしちゃんと準備はしとけ』


女友A『ぷっ あはははは』


『えええええい! 人事だと思って… もう…!』








『う~ん 大事な人なのは確かなんだよね』


『好き… かなぁ』


『あの人はどう思ってるんだろう』


『嫌いじゃないはずだよね でも好かれてるのかな』


『彼も私に元彼女を合せてるのかな…』


『なんかそうだったら… さびしいかな…』


『…これってヤキモチかな…』


『う~ん 頭の中がぐちゃぐちゃだ』


『…ご飯食べたい 週3回が寂しい日になっちゃったな…』


『明日が楽しみだなぁ…』

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