第一話・堕ちた天使
十数年前、僕は天界を追放された。
理由は、人間の女性に恋をしたから。
そして、彼女を守るために故郷である天界を崩壊寸前まで追い込んだから。
でも、堕天使になったて僕は変わらない。彼女がいれば僕はそれだけでいい。
この家で、彼女と暮らしていれば僕はよかった。
「セラフ~、ご飯できたよ~。
今日はなんと!セラフの大好きなシチューなんだよ~」
「ほんとうかい?それは楽しみだ。
でも、カイルとじいさんがいないけど・・・食べないの?」
まあ、それならそれで僕が全部食べるからいいんだけど。
ジャンヌのご飯を食べないなんて馬鹿だよね、二人共。
「なんかね、パパは政治のことで呼ばれたらしくて
カイルはその手伝いだって~だから今日は二人っきりだよ。」
ふ、ふ、二人っきりだって!!!
そういえば、最近ご無沙汰だったからな。
でも、まったく僕は衰えてはいない。なんたって不老だしね。
まあ、ジャンヌも僕の血を吸って半天使だから不老なんだけどね。
だから、全然二人とも現役なんですよ!!
では、早速シチューの前に前菜としてジャンヌを・・・
「だから~今日はお仕事なし!
これ食べて、ひなたぼっこしよ~」
「え?あ、そうだね。」
なんか、やる気が一気に抜けちゃったよ。
仕方ない、今日ぐらいジャンヌの好きなことをしよう。
日頃の感謝を込めてね。
「そして~いっぱい愛して。セラフ。」
ジャンヌが顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに言った。
正直、マジでカワイイ。ヤバイ、かなりヤバイ
そのあと、たっぷり愛したのは言うまでもない。
そしてたっぷり怒られた。
ま、ジャンヌのカワイイ顔を見たから文句ないけどね。