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第一話 夢のなかで

ある日の夜…俺は夢を見ていた。

昔から一度として夢を見なかったことは無い。

昼休憩の仮眠だって何かしらの夢を見る。それも、必ずストーリー仕立ての夢だ。


ただ、その夢はいつもと少し違った。


俺の目の前には視界を覆うように輝く光。

そこに奈良の大仏かって思うほどの巨大な銅像が顔だけこちらを向いて立っている。


そして俺の頭のなかに声が響いてきた。


「山本大輝さん…貴方にお願いがあります。」


この声には聞き覚えがある…


「なんだ。アリエル様…あんただったのかよ。そんな姿だからびっくりしたぜ。」


アリエル様…それは俺が夢のなかで出会った異世界の女神様。

中二病丸出しだって言われるかも知んないけど、俺は夢のなかで何度も世界を救ってきた。


…夢の中位すきにさせてくれ!


そしてこの女神様はそのうちの1つの世界の創造神様だ。


「異世界に干渉することは神々にとって禁忌となるのです。」


「まぁ…そこら辺は何でもいいですけど。それで?俺に何をしてほしいんですか?」


「現実世界を救ってほしいんです!」


…ん?どういう事?


「アリエル様。馬鹿言っちゃいけませんよ?現実世界?俺が特殊な能力を使えるのは夢のなかでだけなんですよ?そもそも現実世界で何が起こるって言うんです?」


「あなたが暮らす地球で世界的なパンデミックが発生します。それも歴史に類を見ない強大なものです。」


「コロナ…黒死病とか以上ってことですか?」


「詳しいことは私もわかりませんが、世界の人口は1/100までに減少するとの事です。」


「80億人近く亡くなるって!?」


「人類存亡の危機でしょう?ただ、これはあなたが暮らす地球が自分自身を守るための自衛行動なのです。」


「つまり…人の手によるパンデミックではなく、自然現象ってことですか?」


「はい。まさに明日…あなたが目を覚ました時から始まります。その日だけで世界で1万人近い人類が感染します。このウイルスは進行が早く、遅くとも1週間で死に至ります」


「日本のアイドルとか、芸能人とかは避けてもらえないかな…。助けるときに助けたい人が死んでたら困る。」


「善処しますが、あなたもなるべく早く動きなさい。あなただけです。この状況で世界を救えるのは。」


「確かに俺なら、どんなウイルスだろうと無効化できるけど、別に全世界を救う必要はないんだろう?」


「ええ。この際…あなたの国を作ってみたらいかがですか?」


「国か…」


「国を運営できる能力を持つ人間を条件付きで救うことができれば、貴方は最高権力の王として君臨できるでしょう。あなたの仕事はその国の最高戦力として君臨することだけ。」


「わかった…やってみるよ。」


「頼みますよ。でも何でここまで教えてくれるんだ?」


「貴方は夢の中だと侮っているかもしれませんが、あなたがこれまで救ってきた世界は異世界に本当に実在するのです。そしてそれは私が創造していた世界なのです。」


「まじで?」


「本当ですよ。貴方にはせめてあなたの世界で、思う存分に暮らしてほしい。今回のアドバイスはあくまでもあなたのこれまでの功績と思ってくれていい。」


「そっか…」


「では、頼みましたよ。人類王エドワード」


そう言って女神様は消えていった。そして俺はその空間に一人のこされた。

人類王…俺が最後に救った世界で世界中の人々から呼ばれた二つ名だ。

…俺の俺による俺のための王国づくりか…楽しい国でも作るとするか…


でも…それだけで済むか…?あの女神様…怖い人だからな。元が自然を愛する神様だから。きっと、ただのパンデミックで終わるはずがない。それなら、わざわざ俺にアドバイスなんて与えてくるはずがない。そのうえ、俺に特殊能力を与えるとしたら、それ相応の非常事態になる筈…

もしかして…ゾンビみたいなウイルスに突然変異するわけじゃないよな?


…めんどくさすぎる。

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