好きになるには、十分すぎる午後でした――オフィスで始まった恋
午後3時。
社内が少しだけざわついて、コーヒーの香りが濃くなる時間。
デスクの向こうで誰かが笑う。
その声に、手元の書類から目が離せなくなった。
「……また、神谷くんと話してたの?」
同僚にそう聞かれて、曖昧に笑ってごまかす。
私自身、まだ自分の気持ちに気づいていなかったから。
ただひとつわかっていたのは、
午後3時になると、自然と彼のほうを見てしまうということ――
社内が少しだけざわついて、コーヒーの香りが濃くなる時間。
デスクの向こうで誰かが笑う。
その声に、手元の書類から目が離せなくなった。
「……また、神谷くんと話してたの?」
同僚にそう聞かれて、曖昧に笑ってごまかす。
私自身、まだ自分の気持ちに気づいていなかったから。
ただひとつわかっていたのは、
午後3時になると、自然と彼のほうを見てしまうということ――
午後4時、距離が少しだけ近づいた
2025/04/11 20:30
午後5時、帰りたくない理由ができた
2025/04/11 20:32
午後6時、恋になる手前の静けさ
2025/04/11 20:35
午後7時、言葉にしなきゃ届かない
2025/04/11 20:36
(改)
午後8時、触れた指先がすべてを変えた
2025/04/11 20:41
午後9時、沈黙の中で名前を呼んだ
2025/04/11 20:45
午後10時、名前の代わりにくちづけを
2025/04/11 20:47
午後11時、恋がほどけて、重なるとき
2025/04/11 20:52