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#1 僕と君

初めて書くからよく分からないけど取り敢えず前置き書いてみることにした

まあ適当で良いと思う、伸びないだろうし

僕には好きなVTuberが居る

名前は「秋音 良奈」(あきね なら)

好きって言っても、多分僕はそのVTuber(秋音さん)に対して、これと言った感情は持ち合わせていないかもしれない、つまりただの言葉だけの愛と言う奴だ

最低だろ?

それはそれとして、皆さんは何故配信者や芸能人、アニメキャラ等を見るのだろうと思った事は無いだろうか?

暇を潰したいから?好きだから愛しているから?面白いから?色々あると僕は思ってる

でも僕は何で見ているのか分からない

最低な事を言うが、暇じゃないし好きでもないし面白いとも思って見ている訳でもない

強いて言うなら取り敢えず見ている状態に近いのかも知れない

何故見ているのかは僕にも分からない、何か惹かれる物があったのだろうか?それとも光輝いて居たからだろうか?

僕には何も分からないんだ、元から頭も悪かったから

こんな事を誰も居ない部屋で考えているのが僕だ、我ながら惨めな奴だと思う

僕はいつもパソコンを見ている、何故かそれが一番落ち着くからだ、多分人は何かに集中している時は自然と落ち着くんじゃないかと僕は思う

だから僕はパソコンを凝視する、画面の中に居る君はいつも美しいから

こういう恵まれた人を見ると何故か自分まで誇らしく思えてくる、もしかしたら自分があまりにも惨めで誇らしく無いからかも知れない

画面の中の君は歌が上手くて、可愛くて、カッコよくて、強くて、料理も出来る

ぶっちゃけハイスペックだと思う

なるべく僕はそのVTuberの内面を見たいと思ってる、何か身勝手だけどその人の事を見た目で判断したくないから

僕も内心では見た目で判断してしまっているんだと思う

人は目に映る物で判断しようとするから目に見えない不確定要素は考えないようにしてるんじゃないかって僕は考えてる、まあ独りよがりな事だけど

そんな理由で内面を見ようとしてる

そんな事を考えていたらいつの間にか配信は終わっていた

僕「そういえば、飲み物とかって買ってあったっけ…」

そう思い立って、取り敢えずは歩いてコンビニに向かう事にした

歩いてる途中にふと思った、もしコンビニとかにあのVTuberさんとか居たらいいなぁって、誰しもが一回は妄想した事あるだろう些細な事である、まあ直ぐに現実に引き戻されるのがオチだけど

そうしてコンビニに着くと明らかに一人だけ光を放つ子が居た

僕「ありきたりな恋愛漫画じゃあるまいし…」

そう思いながら商品をカゴに入れる

皆ならこう思うだろう、もし推しのVTuberが居たら直ぐに話しに行くとか、もうライン交換しに行くとか

でも無理だ、少なくとも僕には、陰キャにはキツすぎる、精神的に元からとてつもない壁と距離があったから

そんな考えで会計をしていると、やっぱり目に入って来るのはあの子だ、一人だけ光の強さが違うから、もうオーラ?纏ってる感じまでする

すると突然その子が他の人から名前を呼ばれているのが聞こえた

モブA「もしかして秋音さんですか?」

秋音「え、あ、そうです」

唐突に声を呼ばれたのと少し大声だった事に驚いたのだろう

はっきり言うと俺も驚いた、名前呼ぶとかああいうことはせめて外でして欲しいものだ、しかも声デカいし

まあもしかしたら熱心で純粋なファンなだけかもしれない

それにこういう事は思うが叩くような人間にはなりたくないので口は慎んでおくのが俺の掟?だ、カッコつけてるけどそれっぽい言葉無かっただけだからな

取り敢えずアイツはモブAって名付けておこう

モブA「やっぱり、ライン交換しませんか?」

もっと場数踏むとか色々あると思うけど、まあ一応結果見てみることにした

秋音「ごめんなさい、ファンの方とライン交換はしてないんです」

アイドルとか特有の断り方、まあ一人とするとまた一人ってなるかもしれないからそうなる原因を起こさせないようにするのは凄く賢明だと思う

モブA「いけるかと思ったのに」

秋音「ごめんね、ライン交換出来なくて」

こういう時アイドルの方が謝ったりするのは凄い優しい人って分かるよね

ぶっちゃけ謝らなくても良いと思うし、まあ稀にただ印象稼ぎでしてる人も居るけど、それも賢いやり方だと思う

店員「あの!袋お付けしますか?」

僕「あ、はい、お願いします」

考え事に集中してて周りの声聞こえてなかった、恥ず

モブA「じゃあ無理やり家に連れてくね」

秋音「えっ」

僕「は?」

唐突に声に出てしまった、唐突な非日常に少しフラッシュバックした

秋音は腕を掴まれていた

秋音「やめて!」

僕は何か出来るわけでも無いが取り敢えず止めに入る事にした、偽善だ

取り敢えず俺はモブAの玉金を蹴ってやった

俺は力がアホほど弱いからだ

そいつは以外と直ぐに手を離したが次は俺に掴み掛かってきた

俺は悲しい事にそいつよりも握力が弱いらしく抵抗出来ずに居た

が、直ぐに状況を察知してくれた店員さんが直ぐ様止めに来てくれた、有り難いことこの上ない

こういう時のコンビニ店員さんほど頼り甲斐のある物もないかもしれない

そんなわけでなんとか大丈夫だった

すると突然秋音さんから話し掛けられた

秋音「助けてくれてありがとうございます」

僕「偽善なので大丈夫です」

恋愛系ならここで秋音さんとライン交換したり特別な繋がりが出来るものだが、僕は特にこれと言った事も無く別れた、現実はこういうもんよ

1話完

何か現実味はあるけど適度に妄想も含める感じの書き方だけど何か絶妙な感じする

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