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悪魔の島へ上陸

今年も一年、宜しくお願い致します。

皆様にとって、良い年になりますように。

「見えて来たぞ!あれが、悪魔の島だ」



 船長から声がかかり、皆で甲板に上がって指し示す方向を見る。うん、特に何の変哲もない島だな。まだ遠い為詳細には見えないが、至って普通だ。木々が思いのほか生い茂っており、見通しが悪そうだなって位の感想しか出て来ない。海賊の島って事で、ドクロの形をした岩があったり草も生えてない様な荒れた島を想像していた。


 徐々に島が近づいてくると、入江の所に大きく口を開けた洞窟の入り口が見える。洞窟の入口付近に魔物はいないみたいだ。



「ここの所冒険者を送り届ける事が無かったから、あんた達が久々の客だよ。Bランク冒険者が帰って来なかった島に依頼で来るって事は・・・・・・Bランクか、Aランクなんだろ?」


「はい、Aランクという過分な評価を頂いております」


「あんたみたいなちっさい坊主がねぇ・・・・・・いけねぇ、Aランクって事は子爵様か。敬語が苦手ですまねぇですが、打ち首は勘弁して欲しいですな」


「そんな事は致しませんよ。今は貴族としてではなく、ただの冒険者としてこちらへ来ているので敬語も不要ですよ」


「そいつは助かる。前の奴とはえらい違いだ」



 そう伝えると船長は日焼けした顔を安堵の表情に変えた。本当は伯爵だと知ったら、もっと驚くだろうな。そんな事を伝えるつもりはないけどね。

 

 しかし、打ち首とか言い出す冒険者が本当にいるのか。船長と雑談をしていたところ、前回来たBランク冒険者がそうだったと。船長に対して、狩場から戻ってきたら詰め所へ連れて行ってやる!と息巻いていたそうだ。そうやって高圧的な冒険者がいるから、高ランク冒険者は怖がられたりするんだろう。結局そのBランク冒険者は帰還出来なかったから、打ち首はなくなったみたいで良かったが。



「ハガネ、もちろん全員で内部に行くのだろう?」


「でもセラさん、誰かは残ってないと何かあった時とか・・・・・・無いとは思いますけど不安ですよ」



 セラの質問にレナが返答する。レナの言う様に、不測の事態が起きた時にギルドに報告が入れられる、もしくは物資を持って助けに入ってもらう。と言う準備も必要かも知れないな。現在の状況としてはとても油断して入って良い様な狩場ではない事は分かっているんだし。

 

 入江辺りで野営地をつくって、そこを見ていてもらう人員も欲しいな。




 船長には3日後に迎えに来て欲しいと伝えてある。一応事前に半金は払ってあるので来てくれるが、船が迎えに来て俺達が狩場から出て来なかったら、大損になるので生きて戻って来いよと声をかけてくれた。それと半金はここで稼いだ分で払わないとだから、手ぶらで帰ってくるのもダメだな。




 そんな話をしている間に、船は悪魔の島へ着いた。


 物資を下ろし、船長に挨拶をして野営地の準備を始める。準備しつつ内部へ入るメンバーを考える。今回は本格的な調査ではないので、3日あれば十分だろう。

 

 野営地にする予定の入江には魔物は出ない様だし、現状で島内には他の冒険者は居ないはずなので、残ってもらうのは1人か2人居れば荷物番としては十分だが・・・・・・万が一他の冒険者がやってきたり、それが盗賊まがいの財宝泥棒をする奴らだったら流石に危険だ。最低限の人数には入り口でもあり、出口でもあるここを守ってもらおう。



 洞窟内で宜しくない状況で外へ逃げ出してきたところで、盗賊まがいの奴らに待ち伏せをされたら目も当てられない。この世界の厳しさはもう十分身に染みているからな。




 3日後に誰も出て来れなかった場合、船で戻りギルドへ報告するメンバーと救出もしくは調査に入るメンバーで、最低2グループは欲しい。ギルドに報告行くメンバーなんて町に戻るだけだし1人でも良さそうなもんだが、ドール城下町での盗賊出没率を考えると1人じゃ流石に良くない。


 

 町へ報告に戻るとしたら最低限3人1組・・・・・・いや、4人1組だな。10人以上の団体で襲われると流石に3人では怖い。普段であれば時間を稼ぐことさえ出来れば他のメンバーが助けに行けるが、町に先に帰っているという事は誰も助けがいないって事だからな。


 4人PTでもヒーラーとバッファー1人ずつは絶対必要で、対人戦に慣れているファイター系を2名だな。基本的には不意打ちを受けると考えたら、メイジの周りはファイター職達が囲んでおきたい。自ら望んでずいずい前線に出る頭のおかしいメイジは俺だけで十分だ。

 

 何故町中を歩くのに、ここ迄危険な状況を想定しないとダメなのやら・・・・・・ドール城の王様に会えたら、一言文句を言わないと。



 次は探索PTが3日後に戻って来なかった場合、最奥までとか見つける迄の救出PTではないが、ある程度危険すぎる場所の一歩手前までは捜索へ行けるPTが必要だろう。その場合何名か。


 18人中、既に4人が報告PTとして抜けている為、残りは14人。普通に考えれば半々にするのが妥当だが、先に7人で入り何かしら不測の事態が起きた時―――要は力及ばず戻って来れなくなる様な状況で、同人数で助けに行くのは如何なものか。


 そう考えたら・・・5人で捜索、9人で救出が良いかな。5人じゃ最奥まで行く事など不可能だと思うが、別にダンジョンクリアを目標として今回の3日間潜る訳ではない。

 

 軽い調査目的なので、十分いけるはず。5人PTがやられたとしても、9人PTなら同じ場所迄助けに潜るのは問題ない。その後絶対助けられるかは・・・・・・分からないけど。5人PTが無理をし過ぎて深くまで潜っていないなら、大丈夫だと信じたい。人数の内訳はこれでいこう。



 後は各PTメンバーの選定だが、少し皆に時間をもらって良く考えよう。それと数名には意見を聞いて人数訳含めて再度確認しよう。俺の考えが絶対合ってるなんて事はあり得ないので、人の話を聞くのは大事な事だ。


 


 何はともあれ、ご飯を食べてからにしよう!

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