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第一話 辞令は突然に

連載版始めました!!

1章は短編版がほぼそのままですので、折を見て削除致しますので、先が気になる方は是非お読みください。

違いは主人公の名前位です。

1章までは毎日投稿、2章以降は2~3日に1話を投稿して行く予定です。

よろしくお願い致しますm(_ _)m

「どうしてこうなった・・・・」

俺は都内にあるそれなりに大きな家の前で死んだ魚の目をしてつぶやいた・・・


遡ること2日前・・・


俺は自分のデスクで朝のルーティンであるメールチェックに勤しんでた。


「おっ?」


2月下旬ということもあり人事異動のメールが社員全員に来ていた。

まぁ俺は営業成績も上位だし営業からは変わらんだろうと思いながら、

メールを開いて俺は思わず叫んだ


「はぁ!!!???」


幸い朝も早かったので数名しか出社していなかったが、

俺は即座に謝り再度パソコン画面にかじりついた。

そこに書かれていたのは


鷹峰聡(たかみねさとし) 営業部営業課➝人事部人事課】


嘘だろ・・・

なぜ俺が「あの」人事課なんだ・・・

周りを見ると俺に憐みの目を向けてくる同僚たちがそこにいた

俺と目が合うとさっと目をそらす

そんな時ふと俺に影が差した


「どうした聡?人事課へ異動になって人生に絶望したような顔をして(笑)」


この人は「時任翔(ときとうかける)」俺の先輩であり今回の人事で課長に昇進した一門(ひとかど)の人物だ


「先輩知ってたんですか!?」


俺は先輩の肩を揺さぶり問い詰める

先輩は俺を制止して真顔で


「嘘だろ?マジで言ってんのか?」


あっ、これマジで知らない時の先輩だ


「マジです・・・そして昇進おめでとうございます」


「おう。サンキュ。ってそっちはいいとしてお前何したんだ?」


「わかんないっす・・・今年だけでいうと営業成績は先輩に次ぐ2位ですし・・・」


そう、俺は自慢ではないが実績を出している

元々コミュニケーション力が高いほうである俺は入社して1年間死に物狂いで専門知識を叩き込み、先輩の懇切丁寧(こんせつていねい)な教えもあり、

入社3年目にして先輩に次ぐ成績を収めるまでになっていた

だからこそ俺も先輩もこの異動には疑問しかないのだ

なんせ「あの」人事課だ

俺と先輩だけでなく営業の人間は全員疑問に思っていることだろう

そうこうしているうちに営業部の部長が出勤してきた


「部長おはようございます。早速で申し訳ないのですが鷹峰の人事でご質問があります」


先輩が速攻で切り込んでいった

俺からは直接聞きにくいことを最前線で立ち向かってくれる

そこに痺れる憧れるぜ!!


「それについてだが俺から答えれることは少ないぞ。なんせ俺も聞いたのは昨日の人事会議でだからな」


まじかよ・・・

て、ことは部長はこの人事に関与していない

そうするとそれ以上、つまり役員クラスがこの人事を決めたということか


「部長は断らなかったんですか?」


先輩かなり切り込んでいくな

少し泣きそうだ


「もちろん、断った。が、社長直々に決めたことを俺では覆せん」


頭が真っ白になった

そんあことがあるのか!?

俺は一般社員だぞ!

そもそもなぜ俺のことを知ってるんだ!?

あまり大きな会社ではないとはいえ俺が社長を見たのなんて数回だ

話したことなんて片手で数えれるくらいだ

いろいろなことが頭をよぎるが接点があまりにもない

軽くパニックを起こしていると部長が


「鷹峰、とりあえずお前は午前中に人事課へ行ってくれ。午後からは引き継ぎ業務だ。いろいろと

特例だがお前は遅くとも今週中に人事課へ行ってもらう」


終わった


俺は今後のことを思いながらかろうじで「はい」とだけ答え、重い足取りで人事課へ向かっていった


お読みいただいて誠にありがとうございます。

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