まだ届かない
まだ届かない
まだまだ届かない
私の言葉は
まだ届かない
一番届いてほしい
アイツの元へと
まだ届いていない
一番救いたい
アイツの元へ
私の言葉は
まだ届いていない
いつまでも
くよくよと
下向いてるアイツに
届いてほしいと
書き出したたくさんの言葉
未だ届いた試しがない
私の言葉は
まだアイツの心を
溶かせていない
意味わかんないだの
所詮は綺麗事だの
なんの力も持ってないだの
私の前で
ぐちぐちと
否定の言葉を
吐くアイツ
いつまでも
虚な瞳で
人を見下して
何をやってんだよ
いつまでそこに籠ってんだよ
阿呆らしいな
アイツの底なしの馬鹿さに
呆れながらも
アイツを
まだ切り離せずに
まだ救えずに
私は今ここにいる
まだ届かない
まだまだ届かない
私の言葉は
まだアイツの元へと
届かない
私は奏でてる
まだ
今もずっと
奏でてる
アイツの元まで
届けと
届け届けと
願いながら奏でてる
どうか届け
どうか届け届け
この詩よ
どうか届け
孤独の奥底にいる
悲しい悲しいアイツの元へ
さあ届け
アイツ=自分自身なんだろうなぁ、と思います。