狩猟民族・中畑氏
「冬休み、長野行こうぜ。大自然食ツアーだ」
友人の中畑からの誘いを受けて僻地までついていったのは、年の瀬。大学の講義も一通り終わってのことだった。
中畑は大学に入ってから初めて出来た友達で、一言で言えば変人だ。
大学三年で同期だが、一浪しているらしく歳は一つ上。地方国立ってこともあって学力はそこそこなので浪人も珍しくないが、年上であることを知ったときは高校と大学の違いを改めて感じたものだ。
といっても中畑が浪人生であることを知ったのは入学から半年以上経ってのことだったので、今更敬語を使う気にもなれずにそのままだが。
長野にあるという実家へは、鈍行を乗り継いで行った。ちなみに泊まる場所は中畑のおばあちゃんが生前暮らしていた家らしい。行ったことのない県だから特産品とかを使った食事が楽しみではあるが、宿泊費無料で移動費もできるだけ削る。なんてことはない、ろくにバイトをしていない男二人の貧乏旅行なんてそんなもんなのだ。
前日に寮の忘年会があったために盛大に寝過ごした俺と中畑は、二日酔いの体を引きずって鈍行の安っぽいシートに身を沈める。
中畑は途中のコンビニでビールとスルメを買っていたが、俺からすればいかれてるとしか思えなかった。
あいつの肝臓はきっと鉄か何かで出来てるんだ……。
吐きそうになったり途中で気を失うように寝ながら数時間。
最寄り駅からは中畑のお父さんが車を出してくれて、そのまま移動となった。
「飯はどうすんだ?」
「ああ、コイツ電車酔いが酷くてロクに食えないだろうから、コンビニ飯で良いよ」
そんな会話を聞きながら、車に揺られて30分。
バカみたいなド田舎の木造平屋建てへと俺は案内された。
いや、デカイな。
「飯食って寝るぞ。明日、早いから」
途中で寄ったコンビニで買った梅味のおにぎりをもしゃもしゃ食って、寝た。
中畑も流石に夜は飲まなかったけれど、途中のコンビニ――9時で閉まるという不便仕様で、その上スーパーとくっついているのか野菜とか刺し身とかちょっと売ってた――でバカみたいに買い込んでいた飯を食っていた。
あいつ、胃袋もきっと鉄か何かで出来てるんだ……。
翌日俺が目を覚ますと、既に縁側ではプカプカ煙草を吸っている中畑がいた。
ぼうっと庭を眺めているようだったので声を掛けようとしたが、その前に気づいた中畑から静かにするようにサインを出された。
「?」
不審に思って中畑の見つめている庭を見れば、木の枝をつっかえにして斜めに立て枯れられたザルの屋根があり、その下には雀が集まっていた。
何を、という暇もなく、中畑が手元をくいっと引っ張ると、テグスでも使っていたのかつっかえ棒が動いてザルが落ちる。
中でスズメがバタバタと暴れるのがわかった。
「……何してるんだ?」
「今夜のアテの調達」
!?
「……スズメ、食うのか?」
「美味いぞ?」
なんでもないことのように返答した中畑は、アイスピックのようなものでザルの上からスズメにトドメを刺して回収し、少し離れたところに再びザルの屋根を作る。
「餌は、米か?」
「ああ。酒に漬けといた」
酔って動きが落ちるのか。それとも芳しい醸造香に鳥も集まりが良くなるのか。
そんなバカなことを考えてると、中畑は吸い終わった煙草を空き缶みたいな吸殻入れでもみ消し、俺にテグスの一端と血がついたアイスピックを手渡してきた。
「朝飯準備してくるから代われ」
「えっ……えっ!?」
「まだ少ないから、俺が呼びにくるまでガンガン仕留めてくれ」
「……マジか……」
「食育だ食育。俺らは命をいただいて生きてるんだよ」
「本音は?」
「動物性タンパク質と脂がないと、ビールが進まん」
大自然食ツアーとか言ってたけど、そういう意味か……。
しかしスズメって美味いのか?
内心に渦巻く疑問を他所に、中畑はさっさと台所に向かって行ってしまった。
中畑を待つ間、テグスを片手にスマホで調べて見たが、スズメは焼き鳥屋で出てくることもあるらしい。意外と食用として認知されてんのな。
まぁ鳥インフルエンザ辺りから輸入も少なくなって、今じゃあんまり食わないらしいけど。
獲ったスズメにトドメを刺すのはちょっと――いや、正直かなり気が引けたが、手を合わせてから苦しまないように一思いにやった。
南無。
***
朝飯は白米に味噌汁、そして昨日コンビニで買っておいたらしい漬物とフライパンで焼いたウインナーだった。
昨日、ロクに飯を食ってないこともあってぺろりだった。
食べ終えて、作ってもらったお礼代わりに食器洗いをして、身支度をがっつり整えた。何でも川に行くらしい。大自然食ツアーだし、コレ百パーセント釣りだよな。
まぁ別に釣りは嫌いじゃないし、見るからに小さく、その上、未知の味であるスズメだけで夕飯というのも怖いものがあるので異論はなかった。農期に使っているらしい軽トラにバスロッドを2本と予備のテグスやら針やらがごちゃごちゃと入ったハコを一つ。
それからバケツとクーラーボックス、折りたたみの椅子を2つ、最後に何故かスコップと、バガボンドを最新刊まで全部積み込んで出発。
ブロロ、と軽特有の軽いエンジン音に揺られながら、田舎道を走る。昨日は夜だったし酔い過ぎてよく見てなかったが、ホント、言い繕いのないレベルの田舎だ。遠くには山があり、ポツンポツンと葉の落ちた木や民家が立っていて、後は畑と水田。
夏休みにでも来れば稲がきれいなんだろうが、今見るとめちゃくちゃ寂しい場所にしか見えない。
そんなところを進んでいくと、中畑は急にブレーキを踏んだ。
ギッ、と嫌な音がして車が止まる。
「どうした?」
「ここだ。降りるぞ」
言うが早いか、車から降りた中畑は用水路を飛び越えて畑へと足を踏み入れる。
「スコップとハコ頼む」
「あいよー。ハコってこれかー?」
「それそれ。中にタッパー入ってっから、それだけ持ってくれば良いわ」
言われた通り、タッパーとスコップを持って用水路をぴょんと飛び越えると、中畑が畑と畑を区切っている、土を固めて作った畦を指差す。
「掘ってくれ」
「あいよ」
言われてザックリ掘り返すと、そこにはイトミミズがバカみたいに蠢いていた。おええ。
中畑はそれをひょいひょい摘むとタッパーへと入れていく。
「……食うとか言わないよな?」
「漢方だな。揚げるとイケるらしいぞ?」
「ふざけんな! 絶対食わねぇぞ!?」
「冗談。釣り餌だよ」
ある程度数が集まると、そのまま畑の中心へと足を踏み入れて丸々とした白菜をもぎ取っていた。
「……いくら地元って言っても、フリーダム過ぎねぇ?」
掘り返した畦の土を戻して、スコップでぺしぺし叩きながら訊ねると、中畑は豪快に笑ってサムズアップしていた。いや、爽やか系目指してもお前じゃ無理だ。
っていうか野菜泥棒の片棒をかつぐのは嫌だぞ?
「ここ、俺んちの畑だから」
「あ、なるほど」
親父さんかおふくろさんに話が通っているのだろう。
納得したので白菜、太くて美味そうな長ネギ、旬の春菊、そして明らかに育ちすぎな水菜と、野菜類を運ぶのを手伝い、軽トラに戻った。明らかに食いきれない量なんだけど、収穫の手伝いとか頼まれたのかな。
そんなことを考えながらふたたび田舎道を揺られる。揺られるっていうかガッタンガッタン揺すられる。途中からコンクリートの舗装すら消えていた。吐きそう。
どうやら用水路を辿って上流に向かっているらしく、それなりの水量がありそうな川へとたどり着いた。俺のケツが砕ける前で本当に助かった。
痔主にはなりたくないからな。
車酔いの方は駄目だった。途中2回ほど止めてもらい、朝食と再会する羽目になった。
「上流に行けば池もあるんだけど、こっから先は道が悪いからな」
「いや、今でも充分悪いよ」
「こんなの悪いうちに入らねぇよ」
え。何それ怖い。
ってバカなことを言いながら仕掛けを準備する。
といっても普通にチョイ投げするだけなんだけれど。
二人で折りたたみ椅子に腰掛けて、糸を垂らす。
「ちなみに今回の狙いは?」
「んー、五目釣りだけど、オイカワがよく釣れる。ウグイも釣れるけど冬だから食いが悪いかもな」
それから、昼過ぎまで釣りをして過ごす。
持ってきたバガボンドを回し読みして、糸が引けば上げてみる。あとは時々、中畑が煙草をプカプカしていたくらいか。
ウグイが7匹、オイカワが20匹以上釣れた。
釣果としては充分かな。
いや、むしろ二人じゃ食いきれない気もするんだけど、と思っていると、中畑が大きなアタリを引いていた。
ん? と気をつけて見ていると、明らかな外道が釣れた。
ブラックバスだ。
リリースかなこりゃ、と思っていると、中畑はバスから針を外し、口を持って俺に見せつけるようにニンマリ笑う。
「おいまさか」
「ブラックバス、食えるらしいぞ」
「まじか。……まじか」
「大自然食ツアーだからな」
まぁ釣果がブルーギルとかブラックバスのみにならなかっただけマシとするか……。ちなみに川べりにいたミシシッピアカミミガメを中畑が持ってきたときは、思いっきり肩パンしてやった。
すっぽんの捌き方を嬉々として話し始めたからな。そのうえでカメを取り上げて川にぶん投げたら、
「動物虐待すんなよー」
とか舐めたことを言っていた。
食おうとしてる奴が言うことじゃねぇよ。
腹が減ったのでスマホで時間を確認したら、一時半となっていた。良い時間だし終わるか、と中畑に告げると同意され、ぱぱっと片付けをして軽トラに乗り込む。結構冷えていたらしく、軽トラの暖房が身に染みた。しかし中畑が煙草をスパスパ吸ってるせいか送風口からの風が臭ぇ……。
再びブロロロ、と軽トラのシートにケツを乱打されながら進む。
胃の中にものが入ってなかったのは幸いだった。
と、今度は見知らぬ民家の前で停車。
「ちょっと待ってろ」
中畑はエンジンつけっぱのまま車を降りて、民家へと突撃していた。
エアコンからは臭いけれども温かい空気がゴーゴー出てるので文句はないが、民家に何の用事だろうか。バガボンドを読みながら待っていると、コンコン、と窓をノックされた。
中畑だ。
降りると、野菜を運ぶのを手伝ってくれ、とのことだったので手伝う。
大玉の白菜と長ネギ、それから今日のアテになるはずのオイカワを半分近く。
民家の主と思しき老夫婦へと渡すと、今度は老夫婦からクーラーボックスを渡される。中畑が当たり前のようにパスしてきたので俺が運んだけれど、肩ちぎれるんじゃないかってくらい重かった。
「中身何コレ」
軽トラに戻ってから中畑に聞くと、ニンマリ笑って、
「シカ」
とのことだった。
なんでもあの家の旦那さんは猟友会でも有名な人で、役場から害獣駆除を頼まれたりもするらしい。そこで野菜とオイカワを渡して、デカいシカ肉をもらったとか。元々は祖父の友人だったらしいが、幼い頃から可愛がってもらっており、半ば家族みたいな付き合いをしているらしい。
何はともあれ、かなりの量が手に入ったので、これで食材探訪の旅は終わりだろう。
「田舎だから、渡すときの量が尋常じゃないんだけどね」
「ああ……めちゃくちゃ重かったもんな」
「まぁ余ったら親父に渡すから問題はないんだけどさ」
そこで一端言葉を切って、
「何はともあれ、メインディッシュゲットだ!」
「……このシカ肉があれば、ブラックバスもスズメも要らなくないか?」
無視された。
***
それから、かなり時代を感じさせる造りの酒屋で酒を購入した。
日本酒を四合瓶で一本と、ビールを6本入りのケースで買ったが、例のシカ肉をドドンと取り出して日本酒の四合瓶1本をオマケしてもらっていた。わらしべ長者か、この地域だけ通貨が流通していないのか。
家に帰ると、二時半になっていた。
昼飯を食べるのも微妙だし、今から準備して早めの宴会をすることになった。
中畑がウグイとオイカワの下処理をしている間に俺はスズメの羽根をムシムシ。
中畑がブラックバスを三枚に卸している間に俺はスズメの羽根をムシムシ。
中畑がシカの枝肉を切り分けている間に俺はスズメの羽根をムシムシ。
中畑が野菜を切り分けてる間に俺はスズメの羽根をムシムシ。
納得行かねぇッ!!!
っていうかスズメの羽根取るのめんどくせぇんだよ!
ちっちゃすぎる! 羽根とっても変な空洞の奴がちょっとだけ残ったりするし。
なんとか羽根をむしり終えると、中畑が出してきたガスコンロに土鍋をセットして、白菜を入れて煮ておく。白菜はとろとろになるまで煮てあるのが好きなのだ。下味をつけるか水炊きにするかで悩んだが、他の料理が割りとガッツリ系になるからポン酢でさっぱりいった方が良いとのことだったのでそのまま煮た。水炊きだ。
その間にスズメは内蔵だけうまく取られて、骨ごと叩かれてミンチになっていた。
葱の青いところをみじんにしたものとよくこねて、つくねにするらしい。
下処理が全て終わったところで、
「オイカワとウグイは唐揚げ。ブラックバスは素揚げ。よろしく頼んだ」
「おい、どこ行くんだ」
「ニコチン補給。後スズメは七輪で焼くから外で用意してくる」
とのことだったので仕方なく揚げ物鍋の番をすることにした。揚げ物っていっても鳥の唐揚げくらいしか作ったことないけど、まぁ火が通ってれば食えるだろう、と適当に揚げていく。
ウグイは切り分けられているし、オイカワも頭と内臓を取ってあるので市販の唐揚げ粉を付けて揚げるだけだ。
しかし食えると分かっているオイカワとウグイは臭みを消して下味を付けて、その上市販のから揚げ粉で調理するのに対して、泥臭そうなイメージの強いブラックバスは下味無しで素揚げとか……。
まぁ酒は掛けてあるみたいだけど、そこはかとなく悪意を感じる。
まぁ大自然食ツアーとか言ってたし、普段は食わないものを食べるんだから素材の味を確認するってのも目的のつもりなんだろうけどさ。
結局、中畑が戻ってきたのはブラックバス以外のものを揚げ終わってからだった。
***
「……で、なんだコレは」
後はやるから、と告げた中畑に台所を譲り、座卓で鍋の世話をしていた俺。
乾杯の段になって、ありえないものがあることに気づいた。
「何って、わかってるだろ?」
「……最悪だ……」
ブラックバスだけわざわざ素揚げにするような男が、スズメは美味しく食べやすく調理するなんて甘かったんだ。
俺の前にあるのはスズメらしき小鳥が開かれただけの状態でサクッと串に刺さったもの。
こんがり焼けているが、嘴とか頭の造形とかそのまま見えるんですけど……。
「まぁ、せっかく食べるんだし、素材の味も少しは確かめないと」
いや、普通に鍋のつくねだけで充分だよッ!
「ほら、ビール」
断ろうとした瞬間にビールも手渡され、席に着く。
中畑は、さぁ始めよう、とでも言いたげに待っている。腹立つなコイツ。
居間に、くつくつと鍋の煮立つ音だけが響く。
「ほら、食えよ」
「……後で覚えてろよ」
恨みがましい目で中畑を睨んで丸焼きを一口。
「……鳥だ」
「そりゃ鳥だからな」
「でも、なんだろう……脂が少ない」
もしゃもしゃ食べていると、中畑も自分の分に齧りついた。
「まぁ塩味で焼きすぎたムネ肉食べてると思えば。もしくは鳥味のシシャモ」
「骨も固くはないしな。コリっというかゴリっというか、まぁ食える」
そのままビールでぐっと流し込む。続いて食べるのはウグイの唐揚げだ。
さくっと揚がっていて、中はわりと淡白な味である。うん。美味い。
「貴重なブラックバスは半身ずつな」
なにその分けてやるからありがたく思え的な。マジ腹立つ。
とはいえスズメの丸焼きを食べた俺は、もはや切り身状態で揚がっているブラックバスなど怖くはない。
嘘。
ちょっと怖い。でも泣いて嫌がるほどでもないので、塩を振った後に箸で持ち上げて端からかぶりつく。行儀は悪いが、まぁ良いだろう。
「……」
なんだろう。
別に食えないほどまずくはない。
まずくはないのだけれど、美味くはない。しいて言うならば、『泥風味~川魚の生臭さを添えて~』って感じだ。きちんと泥抜きして下処理もすれば別なんだろうけど、そこまでして食いたいとは思えない。もっと手軽に美味い魚いっぱいあるし。
だからこそ食用として流通しないんだろうなぁ。
そんなことを思って中畑を見ると、中濃ソース掛けて食ってやがった。
「おい、お前それ、俺がブラックバス食べるまで隠してただろ」
「当たり前だろ。くさ……風味消えちゃうし」
「臭みって言おうとした! 臭みって!」
ソースを掛けたブラックバスは、やっぱりそこまで美味しくはなかったけれど、泥臭さは誤魔化せていたので普通に食えた。
それから二人で鍋を突付きながら四合瓶を一本空ける。
そろそろ満足かな、と思っていると、中畑が一端席を立つ。
忘れていたが、シカ肉を用意してくれるらしい。
多少不安があるのは事実だが、魚やスズメに比べると期待感が大きい。何しろジビエとかで高級レストランとかで供されることもあるようなものだしね!
素材の味を、とかやられても普通に食えそうな気がする。
わくわくしながら待っていると、2分ほどで戻ってきた。
「シカ刺しな」
小皿には塩と胡麻油を混ぜたものが入っている。
「馬刺し的な?」
「うん。じーちゃんが見てくれた奴だから寄生虫も大丈夫だしな。多分」
ちょっと不安になるような事を言わないではいられないのだろうか。
「レバーは流石にステーキな。本当だったら金玉も食わせたかったからお願いしてたんだけど、メスだったみたいでさ」
「金玉って、金玉か? それとも何かの隠語?」
「ああ、ガチ金玉。美味いぜ」
俺、こいつになにかしたっけ?
恨みか? 恨みなのか?
「いや、マジで美味いんだって」
「そうか……」
レバーは癖もなく美味かった。シカ刺し? 可もなく不可もなくだよ。そもそも生肉好きじゃないし。
「中畑、ありがとな。色々用意してくれて」
「おう。……どうした、急に」
「次は俺の地元に案内してやるよ」
「えーと、北海道? 魚介か!? イクラが良いなぁ」
「あんなん釣りの餌だ餌」
いや、食うけど取った分全部を食ったら痛風になるわ。プリン体の塊だぞあれ。
「じゃあ何食うんだよ」
「着いてからのお楽しみ、だな」
熊肉、ホヤ、ゴッコ、メインはユムシに決定だ。
能天気に、ウニ・イクラ・カニ、と呟いている中畑に地獄をみせてやるぜ!
ちなみに、ホヤもユムシも気に入って、「新鮮なのが食べたい! 獲りに行こうぜ! バレなきゃ行けるっしょ!」と俺と漁業組合にけんかを売った発言をし始めるのは少し先の話。
きっとコウモリの丸焼きとかヤギ肉の刺し身とかも余裕で食べるんだろうな……欠食児童か、蛮族か。
そうでなければ生粋の狩猟民族だ。
ゴッコはともかくユムシはリアルにキモいので検索は自己責任でお願いします。
次はキャンプか遭難した山中か……




